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やる気!が出ない理由はズバリこれ。

こんにちは!長崎県で子ども向けに「演劇」の講師をしています渡邉享介です。

やる気がない理由。

やる気がない子のやる気を「やる気だせ!」という言葉だけで上げれると思ったら大間違いです。「やる気があって、少しモチベーションが下がってる...」くらいのレベルだったら、その言葉でも上げれるかもしれませんが、やる気がない子には「やる気だせ!」は絶対に通用しません。なぜなら、やる気がない理由は、やる気がないからです。

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「やる気だせ!」と言ってしまう理由。

こんなにも単純なことなのに人はなぜ「やる気だせ!」という無意味な言葉を放ってしまうのか。私自身も、意識しているつもりですが、ついつい「やる気出せ!」と、子どもたちに言ってしまいます。なぜでしょう。それは「面倒くさい」からです。「やる気だせ!」は、やる気のない子にはまったく効果がありません。そんな一言でやる気がでるわけがありません。やる気がない子にやる気を出させる方法は「どうやったら、その子がやる気を出すかを考えて、そして、思いついたことを実践する」。すなわち、やる気を出させるための工夫です。そうした周りの努力が必要なのです。…でも、これってとても「面倒くさい」ですよね。

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「やる気がない」なら辞めた方がいい。

人間である以上、全員のやる気レベルが揃うなんてこと絶対にありえません。そして、そのレベルの差がやっかいな感情を生み出します。意識の高い方が、低い方に対して向けるイライラ感です。「俺は一生懸命やってるのに、なぜお前は足を引っ張るんだ!」という気持ちになってしまいます。ですが、やる気がない側にとっては知ったことではありません。だって、やる気がないんですから。なので、本当ならば、やる気がないなら辞めた方がいいのです。その方が、どちらにとってもストレスがなくなります。そして、素晴らしいことに、辞めた子は、本当にやりたいことを見つけ、それに一生懸命取り組むことが出来るんです。その方が生産性が高いに決まっています。逆にそうしないと、お互いにとって、とても大切な「時間」が無駄に使われることになるのです。

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面倒くさいことは「指導者や親」がやる。

が、しかし、やる気がなくてもやらないといけないことが出てきます。やる気がない人にやる気を出させないといけない時が来たりもします。そういう時はどうしても「面倒くさい」を誰かが行わないといけません。そして、それをやるべきなのは指導者です。例えば「子ども達同士の、やる気の差が原因で、関係がギクシャクしている...」というのは、ある意味当然なことです。なぜなら、同じ立ち位置にいるからです。そりゃイライラもするし「やる気だせ!」と言ってしまうことでしょう。ですが、指導者や親がイライラして「やる気だせ!」と言ってしまうのはちょっと違います。それは、ただ「面倒くさい」だけなのです。なぜなら、立ち位置が違うからです。育てる義務と責任がある立場だからです。それを「やる気だせ!」の言葉だけで解決しようだなんて傲慢でしかありません。もし、やる気がない子ども達がいたら、ただちに自分の努力不足を反省し、その子がやる気を出す方法を模索する。それが、指導者や親の役目だと思います。

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「先生」を選べない世の中。

劇団の子ども達の中にも「意識の高い子、低い子」が勿論います。そして、その意識の高い子どもたちにはある共通点があります。それは、過去に教わってきた学校の先生達の影響です。意識の高い子たちはみんな大好きだった先生の話をします。きっと「面倒くさい」を率先して行っている先生方だと思います。小学校、中学校は基本的に先生を選べません。どの先生のもとで学ぶかは、運で決められるのです。そう思うとゾッとします。ですから、選ぶことができる習い事。そして、劇団員にとって私は、選んできてくれた「習い事」の指導者という立場なわけですから、期待に応えねばと強く思うのです。

子ども劇団ホーリーゴースト

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