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【詩っぽい詩】朝方


私はそう、あの交差点のむこう

誰にも知られない あの砂浜のよう。

流れ着き、また流れてゆく。

形づくり、またあの水平線へと帰ってゆく。

思い出は増え続け、

また 同時に消えてゆく。

あのとき 貴方はなんと言っていたか。

それが とても悲しく、

また 私を中心へと近づけてしまうのだ。

貴方の左手に

私の 儚くも、強がりで、

実質的な鼓動を走らせる。

そして、想像する。

「また 私は生まれてきたのだ」と。

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