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【ウズベキスタン】ウェルカム精神溢れすぎるコーカンドへ(旅22日目)

こんばんは!
今日はウズベキスタンはフェルガナ地方のコーカンドへと行きます!

コーカンドはロシア帝国が中央アジアに進出する前
ウズベキスタン南部とキルギスの一部を支配したコーカンド・ハン国の首都があった場所!

尚、コーカンドの宿はドミトリータイプがなく値段もそこそこするのと
フェルガナの宿が居心地が良すぎるので延泊して日帰りでいくことにしました!

ウズベキスタンは南部、フェルガナ地方のコーカンド
例の通り情報が全然ないのですが一体どんな街なんでしょう!楽しみです!


2022年11月1日 フェルガナ⇄コーカンド

朝起きて宿を出発しようとしたらオーナーさんが何か犬の物真似をして私に伝えようとしてくれたのでついて行ったら
生まれたばかりらしいワンちゃんを見せてくれました!!

めちゃくちゃ可愛かった!生まれてまだ3日らしい

そして英語は伝わらなくても、こうやって一生懸命伝えようとしてくれたり
オーナーさんの素朴な優しさがとても嬉しいです

さて!宿を出発し
まずはここフェルガナからコーカンド行きのバスを探します

フェルガナ地方の情報が旅ブログ上だとほとんどないのでとりあえず聴き込みをします

フェルガナの朝市場
スイカだらけ

フェルガナのバスターミナル

まずは昨日アンディジャンから来た長距離バスターミナルで聴き込み

ところがここからコーカンド行きはないそう

ちなみにロシア語でアウトヴァクザール(Avtovokzal)というのが英語でいうバスターミナルらしいです!

聴き込みを続けることなんと1時間!

いろんな人に聞いたのですが、みなさんコーカンドに行くバス(マルシュ)は長距離バスターミナルから出ているのだと勘違いしていて
同じ場所に案内され、その度にコーカンド行きを聞いてみるもやはり無いらしい。。

途方に暮れているとそこに一人の英語が話せるウズベク青年が!
案内してくれたのは市場の南側にある路線バスエリア!

どうやらここがコーカンド行きのバスが発車するバスターミナルらしい!

想像していたのはマルシュートカタイプだったのですが
実際は日本でいう市バスのようなあまり中央アジアで見ないタイプ

ちなみにフェルガナからコーカンドは鉄道も走っているのですが
本数は1日に2本程度しかなく、日帰りが時間的に不可能だったので諦めました!

何はともあれ無事に出発!

バス車内

料金は12,000スム(160円)

かなり途中停車が多いので所要時間は2時間ほど!

にしても物価が安い中央アジア。。笑

ウズベクの車窓から

コーカンド街歩き

無事にコーカンドへ到着!
コーカンドのバスターミナルはここでした!
尚、シェアタクシーもここから出ている模様

コーカンド・バスターミナル

ここから市内中心地までは5kmほど
市バスもあるのですが、見知らぬ街を自分の足で回ってみたかったので聴き込みが面倒なので歩いて行きます

ちなみに後から分かったのですがバスターミナルから市内中心地へは14,15番のバスで行けます!

コーカンドはかなり気温が高くて過ごしやすく
今日から11月ですが長袖シャツ一枚で十分ぐらい

ウズベキスタンの街を歩いていると絨毯が道路脇に展示されている光景をよく目にします

怪しい中華製トランプリン

ハーン・パレス(コーカンド宮殿)

さて歩くこと1時間
コーカンド一番の名所「ハーン・パレス」

ハーンパレスの目の前は綺麗な公園になっていて地元の親子連れやカップルで賑わっています

ハーン・パレス(昔の王宮)
王宮入場口

中は博物館になっていて25,000スム(335円)
コーカンド・ハン国やフェルガナ地方全体の歴史が学べたので簡単に紹介!

フェルガナ地方には6000年〜5000年前には人類が住んでいたとされ

紀元前1世紀中頃にはいくつかの街が形成されていったのだそう

中央アジアのなかでも中国に近く、南に降ればインドにも通じるフェルガナ地方は古代からシルクロード上の交通の要衝として栄えます

東から来た遊牧国家の突厥に支配されたり
続いてイラン系のサーマーン朝
9世紀にはトゥルク系のカラハン朝に支配され、このときにイスラーム教を受容したとされます

その後はモンゴル帝国の支配下にあったり
サマルカンド編のnoteでも後述しますが強国ティムール帝国の支配へ

そしてこのティムール帝国が滅びたあと1710年
ウズベク人シャー・ルフによって成立したのがコーカンド・ハン国

フェルガナ地方だけでなくキルギス南部も支配するなど地域の強国として
このハーン・パレスは当時のコーカンド・ハン国の王の宮殿として機能しました

ところが時代の転換が訪れていた19世紀
クリミア戦争に敗れたロシア帝国が中央アジアへの支配を目指し南下

1876年 
ついにロシア帝国軍によってコーカンドハン国は滅亡

多くの中央アジアの他の地域同様、ここからソ連崩壊までの百年間ロシアによる支配が始まります

趣ある工芸職人さん

ハーン・パレス内の博物館
英語の展示もしっかりあったので行ってよかったです!

ちなみに地元の小学校の遠足で賑わっていて、子供達からたくさん声をかけられました。笑
ウズベクの人たちのコミュ力は年齢関係ないんですね

ウェルカムすぎコーカンドの人々

ハーン・パレスを後にしてお腹が空いたので昼ご飯
近くにあったファストフード屋さんへ

ここでもウズベクの人たちのコミュ力に驚かされます

食べていると現地の学生さんが「隣に座ってもいい?」と英語で声をかけてきて

「どこから来たの?」
「私たちの街はどう?」
「ウズベキスタンは何日いるの?」

食事を取る暇もないぐらいの質問攻め。笑

実はコーカンドに限らずウズベキスタンは語学に関する私塾が沢山あり
特に若い人の間で英語が話せる人の割合がとても多いんです!

そして、ここコーカンドでは外国人が珍しいらしく
英語が話せるチャーンス!とばかりに沢山話かけてくれます

この店でも芸能人になったのかぐらいにたくさんの学生さんから質問攻めになりました。笑

でもみんな最後に
「ウズベキスタン滞在楽しんでね!」って言ってくれて
この国のホスピタリティは凄すぎます

写真は話しかけてくれた塾終わりの子どもたち📷
良い顔しています!

次に訪れたのはNorbutabiy Mosque

ここはマドラサ(イスラム教の学校)だったらしく
ウズベキスタンでよく見られる綺麗な青色の装飾をしています

仲良くなったウズベク人のムザーフ君と写真
この構図
なんだか大統領の気分です。

バス停までの帰り道でも
コーカンドの人たちが沢山話しかけてくれて楽しく思い出に残る滞在でした

にしてもウズベキスタンも好きな国だ。。
中央アジアにハズレなし。

コーカンドかフェルガナへ

夕方5時バスターミナルに戻り、フェルガナに行くバスを探すも「シェアタクシーしか今の時間はない」と最初は騙されます

ウズベキスタンはタクシードライバーだけに関しては評判が良く無いです

よくよく探してみるとフェルガナ行きを無事発見

帰りはマルシュートカタイプ

天井めっちゃ壊れてますが雨の時はどうするのでしょう?笑

帰りは1時間半でフェルガナへ到着
料金はバスと同じで12,000スム(160円)

フェルガナは夜に空いているレストランや屋台が少ないので
市場のテイクアウトコーナーにて美味しそうなチキンを購入
15,000スム(約200円)

帰り道に
名古屋に息子が働いているというおじちゃんに話しかけられ
以前に日本にも遊びにいったらしくその時の写真を見せてくれました!

名古屋を親子で楽しんでいる写真がなんとも幸せそうで暖かい気持ちになりました

今日もいいウズベキスタン日和!

明日はシルクの工場見学マルギランへと行き、ウズベキスタンの首都タシュケントへと移動します!

ではでは〜!


《情報コーナー》

・フェルガナ⇄コーカンド バス乗り場
12,000スム(160円)
1時間半〜2時間

・コーカンド 主要マップ

・コーカンド市内⇄バスターミナル 市バス
14番 15番 値段不明

・ハーン・パレス入場料 25,000スム(335円)


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