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“アフターコロナ”の日を待つ20代後半庶民派独身男性の自分がリピートしてしまうようなお店を自分でプロデュースしてみた

こんにちは。ヨシザワです。さらっとタイトルで自己紹介をしています。そうなんです。ヨシザワ、上記の通り20代後半の独身男性です。えっ?なんとなく察しはついていた?皆様さすがです。私ももっと修練された文章や感覚を手に入れるべく努力してまいります。

はじめに

今回はコロナ禍以前は平日土日関係なく職場の同僚や、地元の友人としょっちゅう飲みに行っていた私が、今か今かと緊急事態宣言の解除を待ちながら(5月20日現在)こんなお店にいきたいな。こんなお店があったらいいなを文字にしたnoteです。あくまでも私と友人らの飲み会をイメージしたものになりますので、少々方向性に偏りがあるかもしれませんがご容赦ください。

まず、ここ2か月の生活の中で大きく変わったことがあります。

「コストパフォーマンスを気にするようになった」

こちらに尽きます。以前から節約もしつつ日々の生活を送ってきたつもりではありましたが、ここ最近は特にその意識が強くなってまいりました。

例えばオンライン飲み会。これめちゃくちゃコスパ良いですよね。缶ビールと缶チューハイをいつも数本買って、余ったら冷蔵庫で次回のストックに。おつまみも、その日の気分にもよりますが、スーパーで豆腐3個パック78円を買って、キムチを乗せてごま油を少々。はい、韓国風冷奴の出来上がりです(100円以下)。

缶ビールも最近はもっぱら発泡酒。6%のものもあり、味も悪くない。断然それでもいいですよね。さらには芋焼酎の紙パック(2㍑)。これもド〇・キホーテで1,200円でした。会も終盤に差し掛かり、缶1本は飲めないな・・・というときは好みの量を水割りで。

そんなこんなでなんとか今の生活に合わせてスタイルとともにお金のかけ方を変えているわけですが、画面の中のみんなも口をそろえて言うのは「やっぱりみんなで店で飲みたいよね」でした。

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「人に会いたい欲が止まらない」

店で飲みたいのはなぜなのか。上記だとまるでお店よりも断然自宅でオンラインがいいかのような口ぶりです。ですがあの、お店のワイワイした感じやプロの料理(チェーン店の冷凍食品も含む)、そしてサーバーから泡までしっかり出る生ビール・・・自宅ではできないことがたくさんあるんですよね。

きっとみんな、根本には寂しさがあるのだと思います。

昔の記憶ではありますが、同じ方向の人と飲み会帰りに乗る電車、酔っ払いながらも2人でしか話せないような話をし、ふと時計を見る。

「もう一軒だけいくか」

明日の朝一の会議?きっとなんとかなる!意味の分からない根拠のない自信を胸に、二人の帰路の分岐点となる駅で降りてみる。

「俺、ここで飲んだことないよ?」「まあどっかしらやってるでしょ」

そして初めてのお店で脂っこくない”胃に優しい料理”を注文をし、話を再開。すると一人でカウンターにいたおじさんに話かけられる。「こんな時間まで・・・男2人で、寂しいね~(笑)。明日寝坊するよ?」「いやいや、お互い様ですよ~」

こんな出会いや経験、オンラインではまずできません。もともと連絡先を知っている人だけで作られたトークルームで、まれに誰かが友人を招いたりするだけです。

オンライン飲み会はコスパもいいし、ベッドまで2秒ですし、いいことづくめですが、満たせないものもありますよね。

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だからこそ、落ち着いたらこういうことをしたい

この2か月で身に着いた「コスパ」と「人」の精神は、私が今後の飲み会にも求めるものなのだと思いました。ではそんなお店を空想だけでも作ってしまおう。そして欲を満たそうと思ったのです。

1、圧倒的コスパ 

2、ワイワイガヤガヤ

3、年代、性別を超えた出会い

そこでの譲れないテーマはこの3つです。この3つを満たしていれば私は友人とも会社の人とも平日土日問わず足を運んでしまうと思いました。もう少し詳細を書いていきます。

1、圧倒的コスパ 

まず、これに尽きます。原価が高いとはいえ生ビールは外せません。ですが400円台での販売をします。サワー系に加え、焼酎各種、ウイスキーなど、種類は多めです。ですがいずれも低価格帯のもの。おつまみは平均300円。4種セット1,000円で販売できる内容にしたいです。基本的には居酒屋でスピードメニューと呼ばれる漬物や枝豆。ですが油っこいものを好む方のためにも唐揚げやフライドポテトも外せません。サービス料は取りません。なのでお通しも出しません。サラダも出したいので、サラダは1種類で注文は1人前から。コストを抑えます。客単価の想定は、2,000円ほどを想定しています。

上記のような販売価格は人件費の削減をもとに行います。券売機を導入し、カウンターですべて商品を渡します。アプリでの決済も可能にしたいですね。立ち飲み用テーブル・カウンターを全体の8割にします。テーブルは早いもの勝ち。テーブルのお客様が帰られるタイミングで近くにいた人はラッキー。「次いいですか?」などという感じで、連休中のサービスエリアのようなやり取りでテーブルを譲ってもらいます。「次はテーブルで飲みたいね」という一種憧れの対象にします。

立ち飲みでずっと飲んでくださったお客様には帰り際に自己申告で「次回おつまみ1品無料チケット」をプレゼントします。また、来てほしいです。

2、ワイワイガヤガヤ

2つ目のワイワイガヤガヤは、低価格帯でドリンクをたくさん飲んでもらうこと、立ち飲みがメインを占める客席での高回転率と、テーブルというお客さん同士の目に見えぬ仕切りを取っ払うことでお客さん同士のコミュニケーションを実現させます。

年齢層は20代から60代以上まで幅広く想定しています。オープンも16時頃とし、0次会利用層を狙います。この後に楽しい飲み会を控える人達の楽しげな雰囲気は、0次会ならではです。もちろん、この後に本来の飲み会を控える人達は多くの注文はしないでしょう。ですが、裏を返せば、通常では売上になりにくい時間帯にも売上を立てます。

平日はお小遣いで一杯やっていきたいサラリーマンと暇つぶしの若者をメインに。土日は、飲み会を控える・もしくは本来の会が想定よりも早く終わってしまって飲み足りない人たちに、「ちょっと寄ってく?」という場所にしたいです。

この、二次会利用もワイワイガヤガヤのポイントです。人はお酒が入ると自然と気持ちと声が大きくなってしまうものです。これは一見、悪いことのようにも見えますが、居酒屋特有のあの雰囲気を作り上げているのは、お酒に酔っている人たちによるものだと考えています。そのため、0次会及び2,3次会需要をメインとします。

3、年代、性別を超えた出会い

気軽に別のお客さんに声を掛けられる環境とは何か。と考えたときに、上記にも書きましたが、テーブルを取っ払うことでした。そしてお客さん同士で来店のきっかけ・シチュエーションが似ていることも重要と判断しました。

「これから飲み会?」「ここは2軒目?」など、選択肢が限られ、「私もです」がもらいやすい環境。共通の話題がなさそうな人にはなかなか声がかけにくいものです。

さらには券売機での販売を行っていることで、仲良くなった別のお客さんが今まで飲んでいたお代を気にする必要がありません。これは意外と重要なことだと思っていて、「おじさんが出してやるよ」と言いたくても、私のような小心者は「とは言ったものの、この人たち、めっちゃ飲み食いしてたような気がする・・・」と少しばかり腰が引けてしまうのです。(私だけかも)

「年代・性別を超えた出会い」とは言っても、ここまでの流れだと年代はともかく、男性同士のお客さんをターゲットにしている感は否めません。ご安心ください。当店はそんなことは全くありません。下記で、男女グループ・女性だけグループの来店を促進します。

・店内はそこそこキレイ目に

赤提灯のある大衆系居酒屋は昨今注目を集めていますが、女性同士だとどこか最初の勇気が出ないことがあると思います。そこで、木を基調とした、でもどこか落ち着くような感じで、オシャレさは抜かりなく出していきます。ですが、あまりにその方向にシフトしてしまうと、今度はお父さん世代が入店するのに勇気を出す必要が出てきてしまいます。そのちょうど真ん中をいけるようなデザインにします。

・トイレは完璧なほどきれい且つ男女別

私はここが非常に重要だと思っています。トイレがきれいかどうか、さらには男女兼用か否かでは女性のお客様のリピートに大きく影響が出ると思っています。「あの店いこうよ」「えー、あそこはちょっとな」と言われてしまう理由がトイレという”店の努力でどうにかなる部分”だったなんて、運営する側としては悲しすぎます。

・カクテルの充実

「飲みたい(飲める)ものがないから行かない」これも大きな損失です。楽しむための居酒屋で、飲みたくもないものを飲まざるを得ないなんて絶対に嫌ですよね。

この3つのポイントで、女性の方も「入りやすい」「楽しめる」お店を目指します。

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3つ以外のポイント

ここまで、私が思う3つのポイントをもとに「こんなお店にしたい・こんなお店なら行きたい」を書いてきましたが、ほかにも何個か決めているものがあるのでこちらに箇条書きで書いていきます。

・営業時間は16時~0時

0次会、2次会、3次会利用を目的としているため、16時オープンです。ですが始発まで時間をつぶすのは立ち飲みではきついですし、きちんと電車がある時間に帰っていただくためクローズは0時です。都心は、このお店でなくても朝まで楽しめるたくさんの選択肢があります。

・エリアは東京都心の繁華街エリア(幅広い年代が集まる場所)

ここは最難関のテーマかもしません。神田・有楽町・新橋などは平日(特に金曜)は圧倒的に有利でしょう。ですが、土日の営業も大事したいので、候補としては薄め。では、吉祥寺・高円寺・下北沢・赤羽はどうでしょうか。こちらは多くの人が集まる場所ではあるとは思いますが、仕事終わりの人たちを、仕事終わりにそのまま取り込むには少し課題が残るような気がします。

となると、多くの人が働いていて且つ土日の人出も大きく減少しない、恵比寿、渋谷、新宿、池袋のいずれか、かなと思います。当然、立地や家賃との兼ね合いになりますが、希望はこんな感じです。

・喫煙ブースあり

4月から東京都では飲食店内の分煙がルールとなりました。喫煙者の割合は年々減少傾向にあるとはいえ、喫煙する方がいることは紛れもない事実です。ですがその反面、自身の服や荷物、髪の毛に匂いが付くのが嫌だという方も多くいらっしゃいます(喫煙者の中にもそういった考えの方はいます)。ではそうすれば喫煙者も非喫煙者も同じお店で飲食してくれるのか、答えは喫煙ブースの設置一択となりました。

終わりに

いかがでしたでしょうか。私の思うがままのお店作りを自身の体験をもとに、素人ながらの現実味を帯びて書いてみました。必ずしも全員が全員私と同じような気持ちを持って現在を生きているわけではないと思います。ですが、それは仕方のないことで、家で一人で飲みたい派の人、最初の1軒で終電までゆっくりと飲みたい人などいるかと思います。

ですが、どこかでこんなお店を出し、グループのうちの一人がたまたま目をつけていて、不意に訪れた店がこのお店で、そこから、グループのうちの一人が別の機会にまた別の人を呼んでくれる、そんなあくまでも隙間的なポジションでも、多くの人が訪れるお店になればいいな、と思いました。また、近しいお店もきっとあると思っています。私がnoteに書くほどやりたいことが実現できるお店が既にあれば、必ずお邪魔したいと思います。情報お待ちしております。

また日本中の飲食店が何の制約もなく営業し、人々が笑いあえる日が1日でも早く来ますように。

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