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協生会の取り組み「困難を抱える子どもたちに支援を届ける」


協生会は、親孝行、家族思い等の言葉で美化することなく、家事や介護などで加重労働になっている子どもたちを適切な支援につなげ、子どもらしい体験や学習する機会を守ることが必要だと考えています。

ヤングケアラーを例示した厚生労働省のHP


ヤングケアラーの状態にある子どもたちを一番発見しやすいのは学校だと言われています。
令和3年4月にヤングケアラーの全国調査結果が発表され、中学2年生の5.7%、高校2年生の4.1%がヤングケアラーの状態にあることが明らかになりました。


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ヤングケアラーの早期発見と情報共有、連携支援

学校現場がヤングケアラーについて理解を深め、そうした子どもたちをいち早く発見できるよう教職員研修を実施すると共に、スクールソーシャルワーカーを増員して子どもたちを取り巻く社会環境自体を調整することを求めました。
親孝行、家族思い等の言葉で子どもたちの加重労働を美化することなく、子どもらしく生きる・学ぶ権利を守るために対策を求めました。

執行部の答え
・ヤングケアラーについて教職員研修を実施する。
・スクールソーシャルワーカーを1名増員3名を学校に配置する。
・小学生段階のヤングケアラーにも支援を進める。

フッ素洗口で子どもの歯の健康格差を改善

養育力が弱い家庭の子どもたちに多数のむし歯が集中する口腔崩壊を防ぎ、フッ化物洗口の開始とブラッシング指導等で子どもの歯の健康格差を縮小するよう求めました。

執行部の答え
・令和4年度モデル校でフッ化物洗口を実施する。
・歯科受診のお知らせをしても未治療のままの家庭に歯科受診を働きかける。
・感染状況を見ながらブラッシング指導の再開について検討する。


オンライン授業は朗報、ネット環境格差に支援を

不登校の子どもたちにオンライン授業を推進すると共に、家庭にネット環境がない子どもたちへの支援施策を求めました。

執行部の答え
・不登校生に個別最適な学習機会をオンラインで保障する。
・ネット環境がない家庭の子どもは休校時は学校の端末を利用させる。
・家庭のネット環境をアンケート調査予定。
・家庭へのインターネット導入を補助する。


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