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記野式:サクッと!ゲーム業界講座 4月前半号

こんにちは。東京の桜はもうほとんど散ってしまいましたが、皆様ご覧になったでしょうか?美しく咲き誇るソメイヨシノには毎年心を奪われます。今年は桜と共に北上を企てている私です。

隅田川の土手で撮りました!

この原稿を書いている4月10日は朝から気温が上がって26度まで達しました。この気温の乱高下にはまいりました…体調管理には気をつけたいところです。為替の行き過ぎにも困っているところですが…(汗)。

さて、今回のまえがきはE3 2022がすべてキャンセルになってしまった話から。そして、イギリスソフトランキング!お約束のNFT(その2)も読んでくださいね。

本記事での為替レートは1ドル=124円、1ポンド=162円で計算しています。先月の米ドルレートが116円ですから1か月で8円も円安になってしまいました…。

<記野式まえがき:E3 2022がオールキャンセル>

先月前半号でドイツのGamesCom も東京ゲームショウ(TGS)も復活!というニュースをお伝えしましたが、アメリカでは世界最大のゲーム産業の展示会といわれた Electronic Entertainment Expo(E3)がデジタルも含めてキャンセルされました。

海外サイトでは「E3は死んでしまった」などと衝撃的なタイトルでの記事が出ていますが、実は運営側のESA(Entertainment Software Association:日本のCESAに該当)は練り直して来年再度トライする旨のコメントを発表しています。

古い業界人にとってはノスタルジーを感じるE3ですけど、ユーザーにとってはどうてもいい話だよね、と海外メディアは伝えます。そう、E3はもともと業界関係者だけが出入りできた展示会で、新しい情報はニュースサイトでしか得ることができなかったのですから、なくなったとしても一般ユーザーにとっては「へぇ、そうなんだ」って感じですよね。

今年はE3が行われていた時期(6月)に「Geoff Keighley's Summer Game Fest」が行われる予定ですので、これを代替イベントと捉えていいと思います。ユーザーも参加できますしオンラインでも並行で視聴可能なものです。

ちなみにGeoff Keighley氏は、2014年に始まった「The Game Awards」(毎年12月に行われる世界のゲーム賞発表会)のエグゼクティブ・プロデューサー兼MCを務めています。

「Geoff Keighley's Summer Game Fest 2022」にはすでに多くのパブリッシャーがパートナーとして名乗りをあげていて今年の夏の話題になることは間違いないでしょうね。

<イギリスソフトランキングTop10(2022年第13週:3月27日~4月2日)

さて、今月もイギリスのソフトウェアランキングから見ていきましょう。毎回お知らせしますがこちらのランキングはパッケージ版のみの集計になります。いつもはTop 40データが入手できるのですが、今週はなぜかTop10しかデータがゲットできませんでした。すみません。

しかしながら世界最速の売上データですのでTop 10だけでもご覧ください!

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