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記野式:サクッと!ゲーム業界講座  3月前半号

こんにちは。3月になりました。三寒四温の2月からようやく安定した暖かさが続くようになってきましたね。世の中はWBCの話題でいっぱいですね。平和だってことを噛み締めていますが、ウクライナ情勢も動きがあったようですから、こちらも要チェックですね。

まず、まえがきは「アメリカの主要エンターテインメントプラットフォーム」のお話から。から参ります。そのあとイギリスランキング、プラットフォームアップデートに続き、MicrosoftのActivision Blizzard買収のまとめ、最新ニュースで締めくくります。

なお、本記事での為替レートは1ドル=136円で計算しています。

<記野式まえがき:ゲームはアメリカの主要エンターテインメントプラットフォームなんだ!>

現在ではゲーム業界にどっぷり浸かる私ですが、ゲームは一部の人たちの娯楽と認識されていたものです。教育に良くないとか、凶悪事件はゲームをプレイするからだとか偏見もありましたよね。特にアメリカでは日本のように家庭用ゲーム機が一家に一台ある、ってものではありませんでした。

皮肉なことに日本が家庭用ゲーム離れを嘆くころ、欧米では空前の家庭用ゲームのブームが巻き起こり、特にコロナ禍においてはゲームはホームエンターテインメントの中心にまで登りつめました。それがゲーム業界における「コロナ特需」でしたね。特需と言えども一度身についた習慣はすっかり定着しており、「ゲームを遊ぶ」ことは一般的な娯楽として市民権を得たと言っていいでしょう。

これには、プラットフォームメーカーの技術革新はもとより、多くのゲームクリエイターや開発会社の多様かつ高品質なタイトル群に支えられたのは間違いありません。ユーザーが楽しめるたくさんのコンテンツがあったからこそハマったのですから。そんなお話が数字で出ていますので紹介しますね。

1.アメリカ人の80%がゲームをプレイしている

Newzooが2022年6月に10歳~50歳のアメリカ人を対象に調査し2,699の回答があった結果によると、なんと80%以上の人々がゲームをプレイしているとの結果が出ました。ゲーマーは一部のオタクではなく一般のゲームをする人になった感じですね。

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