見出し画像

音楽を始めました。

こんばんは、きょーりゅーです。
ひょんなことから音楽を始めました。
最近Bandcampで販売や配布、Spotify等の音楽配信サービスをはじめました。今は簡単に音楽を始められるんですね、自分でもびっくり。
そんなわけで、ちょっとつらつら書いていこうと思います。お付き合いおねがいします!!!

iPad Proが文鎮だった日

遡ると、たぶん一年くらい前だと思う。
まとまったお金が入った当時の私は、出たばかりのiPad Proが無性に欲しかった。特段使用用途はなかったが、pencilも合わせて買いお絵描きツールとして使い始めた。
元々絵は趣味で描いていたが、上手いわけじゃないしお絵描きソフトの使い方もよく分からないまま使い始めたので、すぐ文鎮になってしまった。三日坊主!勿体ない!
そんなiPad Proに与えられた使命は、YouTube等の動画サイト閲覧という、オーバースペックな再生ツール。pencilも充電してあるものの、こちらに関してはマジで使用用途が無かった。
ちょこちょこ使ってはいたものの、結局机の上で文鎮になっていたのだった。

KORG gadget RTA

RTA in Japan。私はRTAを見るのが好きなので毎回見ているのだが、今回の話となんの関係があるのか。初見の方には検討もつかないと思う。
2020年12月27日~2020年12月31日の期間に行われたRTA in Japanは、本来ゲームがラインナップされるのだが、今回はゲームの他に作曲ソフトがラインナップされていた。何を言ってるかわからないと思うが、競技種目が発表された時誰もが理解できなかった。それが、「KORG gadget」だった。
このソフトはiOS版やMac製品等の作曲ソフトであるが、この前Nintendo Switch版が発売されたことで(界隈では)話題になった。これでRTAするのね!そもそも作曲ソフトであることも知らなかったよ!?それでRTAって、何するねん!!と、問いが頭をぐるぐるしていた。
公表されたレギュレーションは「15分、オールランダム、シーン+ガジェットロック」。これはわからない方に簡単に言うと、制限時間15分音色が指定されている状態で曲を作るということ。所謂縛りプレイのような状態で作曲することを意味していた。
本放送アーカイブはこちらからみることができる。見事曲を完成させた、走者の「栄國屋皐月」氏の健闘を称えたい。
時間は30分前後と少々長いため、余裕をもって見ていただきたい。RTA部分だけつまむと大体15分前後だと記憶している。
放送中に作られた曲は「納期のテーマ」と名付けられ、放送を沸かせることとなった。納期のテーマはニコニコ動画などで聞くことができる。是非ハラハラする作曲風景と合わせて、日常生活でもハラハラしてほしい。進捗どうですか?

郷に入っては郷に従え

見終わって暫く、15分でも曲が作れるんだと感動した私。しかし、作曲などしたこともなく音楽の基礎知識もない私には、曲を作り始めることなど夢のまた夢。歌は好きだったが、それだけでは曲を作れるわけもないのでしょんぼりしていた。そんなある日、友人にこんなことを言われる。

「KORGGadget、体験版がiOSで遊べるぜ」

た、体験版だってー!??!?!?!
体験…それは音楽のイロハがわからない私でも気軽に楽しめる可能性…。
でも当時スマホはAndroid端末で、PCはWindows。遊べるはずもなく、また肩を落としていたとき、近くでホコリを被っていた存在を見つける。文鎮化したiPad Proだった。

iPad…、そう。こいつはApple製品、まごうことなきiOSだ。
これだーーーーー!!!!!
早速iPadのホコリをはらい、充電器を刺す。しばらくして起動した本体にKORGGadget Leを導入する、この時点で既に気分は作曲家だった(気が早い)。

画像1

漠然と登場する画面。な、何もわからない…。だが初見とはいえ、RTAを見ていたのだから多少の知識はある。動画を見返しながら、前に進んでいく。
まず、左下の+ボタンを押して機械を選択し、音をなんとなく置いていく。もうこの時点でなにもわからない。私は雰囲気で音楽を作るサキュバスになっていた。
奮闘の様子はYouTubeにて配信したアーカイブを見てもらうとわかるかもしれない。アーカイブはこちら
暫く格闘した後、「天才かもしれない」と自分を鼓舞し続けTwitterに1件の動画を投稿した。

な、なんとかなったぞ…。とりあえず適当にどんどん音を置いて作っていく。

目についたもの、気になったもの、音色をなんとなく探して、音を置いていく。これを何度も繰り返していった。
デキが悪いのは当たり前!だってやったことないもん!
初心者でも、やればできる!
なにかを体験して行動に移すのはとても労力のかかるもの、だが、成功体験はそれをもひっくり返す力がある!
体験の熱量は時間制限!思い立ったが吉日。なので、体験版から製品版へ移行することにした。ありがとう体験版、こんにちは製品版、KORGGadget 2
製品版は、DLCを含めると内蔵機材の種類が豊富でいろんな音楽を作ることができる。中には8bit系のピコピコ音楽っぽいのも作ることができる機材も入っている、幅が広い。


作るだけで満足しちゃもったいない

曲をバシバシ作ってみたところ、私はとっても楽しいということがわかった。体験版を遊んで作った曲?はだいたい10曲、おおよそ4日間の出来事だった。

色んな曲を作って、やったね。終わり。


…、これだけでも楽しいけれど、Twitterに投稿するだけではまだ足りない気がした。まだ…まだやれる…。販売もしたいし、配信したい!!!
こういうときは音楽の先輩に聞く、聞けるところで聞いていこう。体験版をオススメしてくれた友達に、聞いてみた。

「ならBandcampフリクルっていうサービスがあるで」

わからない…。聞いたことないサービスだった。
フリクルは日本語でなんとなくわかるきがするが、Bandcampはそもそも英語でわからない。純粋な日本人英語わからない問題がここで私を押しつぶした、辛い。PC版は。
スマホ端末からBandcampを検索すると一応日本語で表示はされるが、そもそも本家が英語のサイトなので登録情報が英語のため英語に慣れたほうが良いと思う。かんばろう

Bandcampは、簡単に言うとクリエイターのオリジナル音楽の有料だったり無料だったりのダウンロードサイト。拡張子はダウンロードタイミングで選べるので、お好みの拡張子でダウンロードしよう。
もちろん、クリエイター側は曲をアップロードすることができる。シングル単位でもアルバム単位でも可能。値段も、日本円だったりドルだったりを選べる。お好みのレートを選択できる、paypalが必要なので登録するといい。
私のページはこちら無料の音源もあるので、ダウンロードの練習に使ってみてほしい。

フリクル(Frekul)は、簡単に言うとオリジナル曲を持っているクリエイターが他社の音楽配信サービスに曲を配信するサイト。有名なところでいうと、SpotifyやAppleMusic等。課金すればカラオケにも自分の曲を配信できるらしい(私は歌なしなので使ったことはない)。最初の配信から半年後くらいに収益が入ってくる。取り分は6割くらいだ。
Spotifyに配信されている私のページはこちら。無料で聞けるのでぜひ聞いてみてほしい。

私は友達に教わるがままBandcampに曲をアップロードし、フリクルに登録等をした。誰かに聞かれたり買われたりしますように。
子離れの瞬間である。がんばれよ…。

暫くTwitterで宣伝をしたり、YouTubeにクロスフェードデモを載せたりした。その結果…。

Charing! 曲が、売れました。

Bandcampで曲が売れた瞬間、曲を作ってよかった、つたない曲だったけど気に入ってくれた人がいたんだ。そう思えた。
そして、同時に思った。

また、作ろう


最後に。

音楽を作ることが難しいと思うかもしれない。作ったことがないから、そんな力ないから、と思う人がいるかもしれない。そんな方に、私が尊敬している人の言葉を引用して締めくくりたいと思う。

やらなければ、始まらない!

自分のペースで、自分の思うように、型にはまることが音楽ではないと私は思っている。是非あなたの、あなただけの音を紡いでほしい。
体験版を初めて触ったときのあのときの興奮を、体験してほしい。

では、またTwitterで会いましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?