冬のある日の景色
乾燥したアスファルト
転がる落ち葉
街路樹は冷たい風に晒されて
光の方へ手を伸ばす
カフェの前には
アオダモやソテツ
今の季節に居心地の悪さを感じ
強い光を待ち望んでいる
至る所で冬を感じる
山の頭に雪が積もり
海岸には人気もない
出会いは偶然であり奇跡
ただ気にも留めない
後になり気付くのだ
階段に躓いたときのように
冬が長いほど
冬が辛いほど
階段に躓いた事に気付けない
目の前の大切な事に
凍えてしまったこの心
長い時間を過ごしたから
でも諦めたくない
今も前に進みたい
強い光になりたい
目の前にあるアオダモやソテツが求めるような
凍える街路樹に
アオダモの葉が近づく
手を差し伸べるように
そして諦めないように
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