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祝福
長かった
本当長かった
北かぜにさらされて
時に冷たい雨にうちつけられ
わずかな温もりを感じる日差し
冷たい中にも温もりを感じる綿雪に
こころ踊らせながらも
身は凍えていた
そんな少しの温もりしかない
きびしい季節を過ごした今
頭上に広がる
薄紅色の花びらたちが目に映る
きびしい季節を終えたこと
しずかに祝福するように
足元に
薄紅色の花びらたちは
舞い降りている
そして
舞い降りた花びらたちが無数に広がり
薄紅色のじゅうたんを作り
道行く人のこころに
春の彩りを添えていく
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