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【詩】お守り

お母さんがくれたお守り

ずっと握りしめて

生きてきた

お母さんの

「あなたはいい子だね」

という言葉

わたしがずっと大切にしてきたこと

「いい子でいれば

わたしは大丈夫」

でも

あるとき

いい子でいることがつらくなった

自由に気持ちを表現したい

自由にどこかへ行きたい

自由に決めたい

お守りが「呪い」になった

いい子でなければ

いい子でなければいけないのに

本当のわたしは

自由を望んでいる

ねえ

お母さん

お守りを手放していいかな

お母さんは

お守りを大切にしてほしいと

思っているかもしれないけれど

わたし

新しいお守りを手に入れたんだよ

新しいお守り

自分で手に入れたお守り

「あなたは自由でいいんだよ」

これがあれば

もう

わたしは大丈夫なの

ありがとう

お母さん

わたしを守ってくれて

わたし

生きていくよ

「自由」というお守りを

大切にかかえて

そんなわたしを

お母さんが

いい子だって思ってくれたら

わたし

うれしいな

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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