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【詩】親

両親は

わたしが期待するような親ではなかった

好き勝手に行動して

好き勝手なことを言う

親ってそういうものなんだっけ

親って

子どもを想って行動して

子どもにあたたかい言葉をかけて

もっと愛情を注いでくれるのだと

思っていた

なんで自分の親は

こんなにわたしにつらく当たるんだろう

わたしは愛されていないのではないか

もっとがんばらなきゃいけないのかな

そんなことが頭をもたげるけれど

あの子は何にもしていなくても

愛されている

わたしだけ

なんでなんだろう

親に愛されるために

がんばってみた

いい子になったら

きっと愛してくれるって

でも違ったんだ

がんばればがんばるほど

「もっとがんばれ」って言われて

強くなればなるほど

「もっと強くなれるよね」って

言われてしまう

愛されないのは

わたしのせいじゃない

愛そうとしていないのは

親なんだ

愛せない理由を

子どものせいにして

「もっといい子だったら

愛せるんだけど」

って条件をつけている

「そんなことしないで」

って思うけど、

どうやら、わたしの親には

変わる意志がないみたい

だったら

わたしが、

わたしの親になる

ほしい言葉を

わたしが、わたしにあげる

してほしいことを

わたしが、わたしにする

たとえ親に愛されなくても

わたしが、わたしを愛する

愛情深い親がほしかった

でも、いいの

わたしはちゃんと愛を感じられたから

大丈夫

わたしはちゃんと

わたしの道を生きていけるから

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