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趣味で詩を書き始めました。
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2024年9月の記事一覧

心が荒むようなできごとがあっても

心が荒むようなできごとが 続く毎日でも 心が荒むようなできごとが なくなりそうにもなくても 明るいほうを見ていたい 明るい言葉を発していきたい 明るい気持ちで過ごしたい いつか きっといいことがあるから 明るい気持ちで蒔いた種は きっと 素敵な花を咲かせるから ーーーーーーーーーー 最後までお読みくださり、ありがとうございました。 ブログ『満たしのキョロ』を運営しています。よろしければ、こちらもどうぞ。  

【詩】お守り

お母さんがくれたお守り ずっと握りしめて 生きてきた お母さんの 「あなたはいい子だね」 という言葉 わたしがずっと大切にしてきたこと 「いい子でいれば わたしは大丈夫」 でも あるとき いい子でいることがつらくなった 自由に気持ちを表現したい 自由にどこかへ行きたい 自由に決めたい お守りが「呪い」になった いい子でなければ いい子でなければいけないのに 本当のわたしは 自由を望んでいる ねえ お母さん お守りを手放していいかな

【詩】仮面

彼氏といるとき 「かわいらしい自分」の仮面をかぶる 友達といるとき 「親切な自分」の仮面をかぶる 子どもといるとき 「包容量のある自分」の仮面をかぶる 見ず知らずの人が近くにいるとき 「笑顔が素敵な自分」の仮面をかぶる そして、 ひとりになると 仮面をはずす あまり かわいらしくもないし あまり 親切でもない 包容力もないかもしれない あまり 笑わない 仮面をはずすと 気持ちがすーっと楽になる どんなときも こんな自分でいられたらいいのに でも 仮面をは

【詩】価値

わたしには価値がない 物心ついたときには これが心に染み付いていた 価値がないから 努力しなきゃ 価値がないから 価値がある人みたいな成果を出せるように 誰よりも努力しなきゃ がんばって がんばって がんばって。 そしたら ちょっとだけ 成果が出たんだ でも わたしに価値がないことには 変わりがなかった もっとがんばりなさいと 親は言うし 先生も もっとこうしたほうがいいよ と言う いつになっても どんなにがんばっても 価値あるわたしには なれそうもない

【詩】個性

わたしらしさって なんだろう 「今までのわたし」の延長が わたしらしいのだろうか 今までのわたしは 控えめで ニコニコしていて 自分より周りを優先するわたし これが わたしらしさなのだろうか ある日 わたしが 言いたいことを言って 笑ったり怒ったり いろんな感情をあらわにして 周りよりも まず自分を大切にするようになったら みんなは 「あなたらしくない」 って言うのだろうか 「個性」って言葉は かっこいい気がしていたけれど 今はまるで「鎖」のように思える 「あ

【詩】買い物

買い物に行った ワンピースを買って バッグを買って ピアスも買って。 抱えきれないくらいの 大きな袋を持って 家に帰ってきた でも わたしの心は満たされない 本当は ほしかったものなんて なんにも手に入らなかった あの人の「心」 みんなからの「羨望の目」 お世辞じゃない「褒め言葉」 かわいい格好をして うらやましがられるような生活をして そしたら きっとほしいものが手に入ると思ったのに わたしが買おうとしたのは 「理想のわたし」だ 理

【詩】成長

「成長したね」 親や先生に言われる うれしい うれしいけれど 目に見える成長や 親や先生が認める成長だけが すばらしいわけではない まったく目に見えない成長もあるし 世間では評価されないけれど 本人にはとても大切な成長がある 評価される成長 評価されない成長 「評価」に縛られて 本当はどうでもいいようなことに 時間を割いて 本当は大切にしなければいないことを ないがしろにしてしまう 成長は自由であっていい 誰かと比較する必要もないし 周り