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今年も黒平いなか味噌づくりに参加してきました。老若男女みんなで作るみその味わい。

気が付けば12月も折り返し地点ですね。あっという間に過ぎていきます早えぇ~。そんな師走に我々家族の恒例行事、味噌づくりに行ってきましてね。今回はそちらのレポをお送りいたします。Let's MI-SO!

今年も師走がやって来た。我が家の年末恒例行事として大掃除、年賀状作り、そして味噌づくりが待っている。

山梨県甲府市のキャンプ場・マウントピア黒平では毎年12月と3月に”黒平いなか味噌づくり”を開催している。管理人の藤原さんと縁があり今年で5回目の参加だ。地元の方が多いが、東京からくる私たちも優しく受け入れてくれる。

空気が澄んでいて、水もおいしくて、私の大好きなキャンプ場。

朝9時。例年よりも暖かな青空のもとで会はスタート。湯気の立ち上ったドラム缶の中にはいっぱいの豆が入っている。手始めにこれを煮て柔らかくし、ひき肉を作る要領でミンサーにかける。

グツグツの鍋で大量の豆を煮る

ペースト状になった豆に塩を加えさらに混ぜる。素手で行うのでこれがまた熱い。うちわで扇いでもらいなんとか作業を進めていく。

お次は麹の投入だ。麹は40度以上だと死んでしまうので人肌程度の温度になってからざばーっと投入する。

ミンサーでペーストされた豆を混ぜる。あちちっ。

混ぜるのは基本的には素手。人の手には常在菌というものがあり、手で混ぜることによっておいしい味噌になるそうだ。免疫力もアップするらしい。

混ぜ終わったあと、手を洗う前に味噌(になる前の何か)をペロッと試食…すげーしょっぱい。これがあの味わい深い味噌になるのか? と毎回思ってしまう。

豆、塩、麹が充分に混ざったものを別の容器に移すのだが、その際空気を抜くために小さな玉にして投入。仕込み終わった後に気泡が残っているとそこからカビが発生してしまうからだ。大人も子供も楽しそうに投げ入れる。

豆を投げ入れて空気を抜く!ストレス発散!

重たい容器を3人がかりで蔵の中に運ぶと本日の工程は終了。私たちの出番はここまでだが、地元の方によってこのあと天地返し(一度空気に触れさせて発酵を活発にすること)や出来上がった味噌を小分けにしたりと、いろいろな作業が行われる。会の準備しかり、皆さんのサポートにはただ感謝だ。

味噌づくりの終了とともにマウントピア黒平自慢の田舎ほうとうがふるまわれる。味噌はもちろん、野菜もこの地区で獲れたものでこれがまたうまい。私はほうとうメインで参加…と言っても言い過ぎではない。

むちゃくちゃ美味しいマウントピア黒平のほうとう。

そして一年後、おいしい味噌が出来上がるというわけだ。

出来上がった味噌は優しい味がして大変おいしい。味噌汁や鍋はもちろん生野菜に直接つけてもイケる。

あんなにしょっぱかったものがこんなにまろやかに!? と毎回唸ってしまう。1人3キロのお持ち帰りになる。我が家は2人分頼むのがデフォルトとなってしまった。

これで1家族分の味噌。重いねぇ。

参加者は例年よりも少なかったが小学生の娘たちは先輩方の指導のもと、立派な?戦力となっていた。老若男女が一緒になって何かを作ることはかけがえのないことだ。多様性や寛容さ、その場でしか伝わらないライブ感などを吸収する絶好の機会だと思う。

いろいろな世代で混ざり合って作り出す黒平の味噌。そのおいしさには参加者の優しい想いが隠し味で入っているのかもしれない。

また来年皆さんとお会いすることを楽しみにしています。

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