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オンライン酒蔵イベント(丸世酒造店)

こんばんは。

2/20 (日)午後5時より「オンライン酒蔵イベント 長野県の丸世酒造店さんと!Online sake tasting event with Maruse Shuzoten」を開催しました。

長野県で「勢正宗」を醸す丸世酒造店の蔵元杜氏の関 晋司さんをお迎えして開催しました。イベント開催の10日前にドイツメディアSUMIKAIのためにインタビューをしたものも参加者に公開。

 https://sumikai.com/japan-erleben/sake-ein-stueck-japanische-tradition-die-brauerei-maruse-shuzoten-288385/

https://youtu.be/u8v1f5STD_U (こちらは英語字幕あり)

参加者の多くが海外からで、ドイツ、スペイン、イギリス、アメリカ、シンガポール、オーストラリアなどから参加。海外からの参加者にもお酒を送付し、同じお酒を味わいながら蔵元にお話ししていただきました。

蔵元がオンラインイベントがスムーズに開催できるように蔵内にもWifiがキャッチできるようにしてくれていたので画像がはっきりしていたのはよかったのですが、歩いているので動きをみていたら少し酔ったみたいな(お酒のせい?それとも画面酔い?)感じでしたが、参加者の人たちからは全体像も見れてすごくよかったと好評でした。

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[イベント]

名称:オンライン酒蔵イベント長野の丸世酒造店さんと!Online sake tasting event with Maruse Shuzoten」

▼日時:2021年2月20日(日)17:00-18:30<実際は19時近くに終了>

▼参加方法:上記Peatixページから申し込み、料金は別途ECサイトで支払い。

▼人数:約20名

▼お酒:300ml x 4種類(海外は生酒が送れないため4種類)

以下の写真は3本ですが日本国内は4本送っております。海外のみ3本で送っています。

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(1)シルバーカープ  長野県産の酒造好適米で三段仕込を行い、四段目にもち米を入れて造り上げた純米吟醸酒。
酒造好適米のふくよかな味わいを活かしつつ、もち米のスッキリとした甘みを加えた呑み飽きしないお酒。食べ物のペアリングとしては、ちょっと酸味のあるタイプが良い。トマト系の料理と合わせるとシルバーの甘味とトマトの酸味がバランス良い。酒造好適米90%、もちひかり10%、精米具合59%、長野R酵母使用、 アルコール度数15

(2) ゴールドカープ  純米大吟醸。長野県が生んだ酒米・金紋錦と中野市産のもち米を使用し、長野県で開発した酵母で地元の人たちで造り上げた純米大吟醸。よりお米の旨みを出すタイプにすることで、他の純米大吟醸では作り出せない味わいになっているとのこと。中華系の料理と相性が良く、脂が程よくある感じで、豚バラの角煮や餃子など(杜氏の晋司さんはこのお酒が一番押しだそうでした。)

(3) 秘密の純米大吟醸  長野県産酒米金門錦を9割、もち米(ひめのもち)1割で作っている。ゴールドカープとの違いは、もち米を35%まで削った世界唯一無二の秘密の純米大吟醸。長野D酵母使用。甘味がありながら、さっぱりしているので、鶏肉を使用した料理が良いて。焼き鳥や唐揚げ等 アルコール度数:16.0%(投票結果ではこのお酒が一番人気でした。)

(4)グリーンカープ  長野Ⅾ酵母を使用されたことにより旨味に厚みが出て、餅コメの特徴である「スッキリとした甘さ」を加えられた濃醇タイプの一本。米の甘味と旨味が凝縮された純米酒。ちょっと苦みのある料理(春の食べ物)との相性が良い。具体的には、ゴーヤチャンプルとか山菜の天ぷらなど。 (海外には生酒・新酒のため送られておりません)(原料米:信濃町産ひとごこち(9割) 信濃町産もちひかり(1割)精米歩合:70% 使用酵母:長野D酵母 アルコール度:16)

<印象に残ったこと>

1870年創業の丸世酒造店はもち米を入れるのが特徴。晋司さんが戻ってきてからは、基本的に長野酵母を使うようにかえた。それまでは協会9号など一般的なものを使っていたが長野独自のものにかえていった。酵母を変えると発酵力が変わり、長野酵母に合わせたお酒の造り方に変え、いろいろトライしながらいいものを作っていくよう取り組んだので、昔よりも軽くライトな味わいにかわったと思う、とのこと。

晋司さんいわく、もち米は温めると旨味が増すので、40度ー50度に温めるとおいしくてとまらなくなるよ、とのこと。ほんとにそうだった!

水を濾過する特別な装置をつけたりSDGsを意識して地域に貢献できるような取り組みをしたりとこれからも応援したくなる酒蔵だった。

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