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鬱のわたしが生きるためにしたこと〈休養編〉
今朝、半年ほど前のツイートに「いいね」がつきました。
これはちょうど「鬱を克服できてきたな〜」って時期に自分のことわからなくなって深夜のマクドナルドでアイスティーすすりながら書いた自己図解。つづけて10枚くらい書くはずだったけど衝動的なものは翌日どうでもよくなっているよね。人生とか生き方がわたしにとって一生の課題な気がするね〜〜 pic.twitter.com/jrPHij6CCq
— こいずみきょん (@___kkk0518) April 21, 2019
鬱の休養中に描いたらしい自己図解。
ひさびさに見返して「こんな時期もあったな〜」となつかしくなると同時に、自分の回復を実感でき、うれしくもありました。
当時、心療内科にも通っていましたが、担当医の「薬は依存が怖いから、最終手段にしよう」という心遣いのもと、なにより休養を最優先にしていました。そして薬の服用無く、今に至っています。
せっかくなので、今日は「鬱のわたしが生きるためにしたこと〈休養編〉」をちょっぴりお話しします。
※薬は手段のひとつ
最初にひとつだけ、誤解の無いようにしておきます。
わたしは必ずしも「薬を服用しないのがいいこと」と言いたいわけではありません。薬を服用することは、治療のなかのひとつの手段です。処方された薬を、適切な判断のもとで服用することは、悪いことではないと思います。
では、わたしはなぜ薬を服用しなかったのか?
それは、わたしが「摂食障害」で、市販の薬を乱用していたりサプリメントに執拗に頼っているという経緯があったからです。
薬やサプリメントの効用を求めるあまり、完全に依存してしまい「これを飲めば大丈夫だから」と自分に言い聞かせては、過食→薬乱用を繰り返していました。根本的なところは、なにも解決しないんです。
そういった依存の恐れもあり、わたしは精神疾患の薬を服用しませんでした。
そしてこれは、鬱を加速してしまう可能性がある"わたし"が薬を服用しなかったというだけであり、薬を服用している人を非難するつもりはありません。
この点、前置きしておきます。服用している人ももちろん気にする必要はないです。適切に服用できていることは、わたしにとっては尊いので。
〈休養編〉
さてさて、半年前にツイートした画像の一部が、こちら。
そして今回の〈休養編〉では…
ここ。
病院へ行って「休むぞ〜〜!」と決めた最初の時期のことをお話しします。
お金の節約
休養中、一番困ったのはやっぱりお金です。かくかくしかじか、自分で貯めたお金で実家を出たので、生きるのに必要なお金はすべて自分で稼いでいました。
しかし、専門を中退した直後のわたしは、ただのフリーター。
そこへ、突然の休養宣告。
(オワタ~)
貯金はありましたがそれだけでは頼りないので、学生のころからお世話になっていた親切な和食屋でのんびりバイトしつつ、その月暮らすためのお金を工面していました。
もちろん、「お金に余裕がない」という状況はしんどいものでしたが、休養していたので時間はたっぷりありまして。
そこでまず、鬱のわたしは生きるために節約を覚えました。
意識していたのはこの3つ。
・簡単な料理をする
・ついで買いをやめる
・安物買いをやめる
そう、自宅にひきこもっていることが多かったので、「簡単な料理」をたくさんしていました。例えば、魚を焼くだけ、とか、スーパーの味付き肉を焼くだけ、とか、卵焼きつくるだけ、とか。焼いてしかないけど、それでいい。一品でいい。
お惣菜やコンビニ弁当ではなく自分で作ることで、食べることの充足感を得ることができるし、おかげでドカ食いもしなくなりました。あと料理してると頭スッキリするし、健康のためにもおすすめ。
また、なにか目的があって買い物に行かなくてはいけないとき、ついつい余計なものを買ってしまうことがありますよね。
わたしは特に「これも必要かも…」といってダブらせてしまうことが本当に多かったので、買い物に行くまえに冷蔵庫や家中の消耗品をチェックして、買うものをリストアップしてから出かけていました。(それ以外は買わない)
安物買いは、「安いから今買っとかなくちゃ」と「安いからいっか」という風に買ってしまうものです。
「ついで買い」とはまたすこし違って、たいてい無駄になってしまったり、本質的には別に必要なかったり、なにかで代用できるものだったりするもの。チリツモなので、やめました。
そしてこれらを意識して生活したことで、節約を苦にすることなく、いまでも駆け出しフリーランスのお財布は守られています。
本当に必要なところへ、ペイする意識が大事よ。
なにもしない日
ところで、あなたのスケジュールには「なにもしない日」がありますか?
「なにもしない日」は、ある意味「なにをやってもいい日」です。本当に「なにもしない」わけではありません。
では、これのなにが大事なのか?と言われれば、それは「自分のためにスケジュールを空けること」だと思います。
友達と遊ぶ約束するみたいなノリで、自分との約束を入れるのです。そして、約束は約束なので、緊急性を要する以外の予定は絶対にいれてはいけません。バイトもなけりゃ、急な飲みの予定もいれない。
当時のわたしは、週2日、この「なにもしない日」を決めていました。
その日、わたしがなにをやっていたのかというと、
眠れるだけ眠って、Netflixで映画を観ながら、ミサンガ編む
といったこと。(本当)
ちなみに、ミサンガ編むのはとてもいい。材料も百均で揃うし、無心でやりこめるし、努力が目に見える。
その他は、気になったところを掃除してみたり、元気だったら散歩してみたり、といった具合。
気の向くままに過ごすことで、ふだんは考えないようなことを思いつくし、自分のやりたいこと・やりたくないことの本質が見えてきたりもするので、おすすめです。
そして、今でこそ活動的になったものの、まだ、週1日はこの「なにもしない日」がほしいな〜と思っています。というよりは、忙しければ忙しくなるほど、そういう日が必要なのかもしれないですね…。
ぜひ、月1回やってみてください。自分との約束。
休むを知る
休養中に意識していたことのほんの一部を書いてみました。
ものすごくライトに話してますが、実際は鬱の波がひどく、ずっとひきこもりが続いていました。鬱は、少しずつ少しずつ、向き合っていくしかない。
でも、休養を通して「休むことを知った」からこそ、今の生活にも活かせていると思っています。
特に、フリーランスは24時間365日が仕事になってしまいがち。これからはそのなかでどうやって休んでいくかが大きな課題だと思う…。とはいえ、いまはとっても元気なので、この調子崩さずにがんばりたいです。
さて、じょうずに休んで、いい仕事して、おいしい酒のも〜ね
ふつうの暮らしを愛しながら、 東京のすみっこで猫たちと生活してます。 おいしいごはんとお酒が好きで、映画をたくさん観る🎥 年内に登山と釣りがしたい。