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ちゃんと、“飽きるまで”休んでいますか?

はい、中国/韓国が先週まで大型連休で、だいたい仕事が進まなかった人です。

韓国ではこの大型連休に関連して、「休むとは」みたいな記事がちょいちょい出てたり、ドイツだと年間2週間休むのが義務、みたいな記事が私のタイムラインに流れてきていました。

そんな中でふと思ったのは、「休み」の中でも、”飽きるまで休む”ことが実はいまの生産性云々には一番必要だなぁということでした。というのも、休み明けのミーティングで韓国側のひとがみんな”休みの間いろいろ考えたんだけど~”という冠言葉と一緒にいろんなアイデアを出してくれて、結構自分が必要だなと思っていたことと一致してたり、「あ、そういうのありなのね」みたいなことがあったからです。

休みにも「攻め」と「守り」があって、いわゆる働き方改革みたいなのはどちらかというと「守り」の、休まないと死んじゃうで!!みたいな文脈が多いかなという感覚です(違ってたらすんませんw)。こっちが普通の”休む”こと。

でも、休みには「攻め」もあるはずで、これでもかーって休むといろいろ脳の無駄なディスク処理ができて、スペースが余ることで処理速度が上がったり、新しい回路ができたりするのかなぁと思います(SSDみたいにスゲー軽くて早くてハイスペック脳の方はいらんのかな ex.イーロン・マスク)。その”これでもかーっ”というレベルが、個人的には”飽きる”ことだと思います。”もう休むの飽きたから何かをやりたい”と思うようになって、わくわくして行動に移る。というのが理想。

でも「攻め」の休みって結構難しくて、投資のようにROI(これだけ休んだからその分以上を取り戻す)とか考えてやるとだいたい踏み切れないというかなんというか。多分休むことに集中しづらいんだろうなぁと(それは仮に休みが取れていても同じだと思います)。なのでこの辺は訓練しないといけないんでしょうね。「休みのフロー状態」とでも言いましょうか。

そう考えると、子どもの夏休みってやっぱり日常的にはインプットが多いから、それを整理するための時間でもあるわけだし、休みに飽きることが多かった自分は割と恵まれていたのかな、なんて思ったりします。なので、子どもにはちゃんと飽きさせる(過ぎてはいけないけど)ラインをうまく身につけさせたいですね。

まぁ、冒頭のは「いうても10連休もあったし、なんか考えたふりでもしなきゃ!」とかだったりする可能性もあるんですけどねw

ちょうど読んでいるのが『暇と退屈の倫理学』という本だったからというのもあるんですが、暇って大事だなぁてのがいま考えてることです。http://amzn.asia/ampzXU6

なのでだれか休み(とそうしても大丈夫なだけの財力)をください。

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