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函館新幹線、実現の鍵はルックノース

こんばんナマステ💚Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

有名俳優の兄ということもあり全国的な注目を浴びている新函館市長の公約、新幹線の函館駅乗り入れが注目を浴びている。

ってか似てるなぁ。

弟も歳を重ねればほぼこうなる気がする。

閑話休題、函館の新幹線の玄関口、新函館北斗駅は本州から札幌方面への直行性を重視したため、函館駅から17.9km離れていて地元民も観光客も不満が募っている。

Welcome to my hometownなんてはしゃいでたのはこの人達だけで、

こんなところに駅ができたって、生まれた街のあの白さをあなたにも見せることはできない。

ちなみに「あなた」はこの人のことだって知ってた❓

ということで、新幹線が衰退を招いているのかどうかはわからないけれど、函館市の人口は減り続けていて新幹線は人口減に歯止めをかけられるインパクトを与えられていない。

そんなこともあり、2010年代から新幹線の函館駅乗り入れを主張する声はあったものの、

市当局はそんな金はないと突っぱねていたところを、乗り入れを掲げる新市長の登場で事態が動き始めた。

技術的には何にも難しいことはなく、在来線のレールを新幹線が通せるように弄ることと、在来線のサイズでも走ることができるミニ新幹線車両を用意することで、もう30年も前に山形や秋田で実現済みの話。

函館から新函館北斗のひとつ手前七飯までは複線だし、北海道新幹線の函館総合車両基地も至近で、そこへアプローチする線路の用地も難しくない。

新幹線は1,435㎜のスタンダードゲージ、在来線は1,067㎜のケープゲージで線路の幅が異なるため、函館ー七飯間ではそれぞれを単線ずつで並べるか、レールを3本にして両方の列車が走れるデュアルゲージによる複線にするか。

これはそれぞれにメリット、デメリットがある。

まず単線並列について。

メリットはレールを弄るのが半分でよくなりイニシャルコストを抑えられること。

しかし単線なので在来線、新幹線ともにダイヤに制約が出てしまうことは容易に想像がつく。

とはいうものの、函館ー新函館北斗間は現在五稜郭のみの停車で15分で結んでいるため、新幹線は1時間に1往復は余裕だし、2往復も工夫次第でできる。

むしろ厄介なのは信号機を全部付け替えなきゃいけないこと。

複線より単線の方が高度なオペレーションが要求されるためで、これが結構費用を蝕む可能性がある。

デュアルゲージで複線にする場合は、イニシャルコストが単線並列案より高いのとともに、メンテナンスも面倒でランニングコストも跳ね上がる。

それでもダイヤは柔軟に組めるし、信号機をそのまま使える。

ここは要比較検討。

車両については秋田新幹線こまちの車両が320km/hかつ寒冷地に対応してるから、北海道の雪や寒さはまた違うとはいえ、ほぼそのまま使えるはず。

とはいえ今ない車両を用意するのはお金がかかる。

この観点からひとつ重要なことがある。

それは函館発着の列車はすべて札幌に向かわせるべきであるということ。

つまり東京を目指さないということ。

それは何故かといえば、東京は遠いのでたくさんの車両が必要になるのに対し、札幌は近いのでそんなに車両がいらない。

函館ー札幌間はノンストップなら70分程度、五稜郭プラスすべての新幹線駅に停車して2時間程度だろうか。

基本は各駅停車と考え、折り返し時間を含めて函館と札幌の往復を1周5時間とすれば、1時間に1本走るなら5ユニット必要になる。予備を含めて8ユニットくらいあればいい。

これが東京となると1周9時間になるよね。必要なユニット数は1.5倍になるし、東京便と札幌便を両立させたら札幌便オンリーの2.5倍。

きっついわ〜😭

将来的には東京便も欲しいけど、それは札幌便が定着したあとの話だね。

時間的にも東京ー函館4時間以内に納められないと費用対効果が低いので、360km/h運転が実現しないと。

よくよく考えてみれば、青函トンネルが開通して以降東京ー函館間は夜行列車は別にして、ずーっと乗り換えだったのね。それが盛岡➡️八戸➡️新青森➡️新函館北斗と移ってきただけの話。

それに対して対札幌では現在は乗り換えなしだけど、新幹線が札幌までできたら乗り換えになってしまう。

所要時間は半分以下になるとはいえ、乗り換えは間違いなく嫌われる。

ここぞとばかり、空路や高速バスが攻勢をかけるだろうね。

函館空港は湯の川温泉の裏にあり、新函館北斗よりずーっと街のなかにある。

だからここをケアして、函館駅乗り入れとスピードアップを両立したら無敵なわけよ。空路は絶滅だろうね。

見過ごされているものとして、新幹線開通による青森駅への直通の廃止は痛い。

2016年当時と比較しても、米中航路にあたる津軽海峡の重要性は高まってきていて、

札幌ー東京ー福岡ー鹿児島を結ぶ日本の既存の軸と、現在重要性が増している日本海ー津軽海峡ー苫小牧のもうひとつの軸が交差する青函両市は国家戦略上極めて重要。

前者の軸しか見れていない政府が青函の連携を無碍にしている、ということに気がついた方がいい。函館や青森の衰退もそこに起因している。

したがって、米中と繋がる青函圏の確立を期して函館ー青森間の在来線特急も復活させる必要がある。

フェリーがあるじゃないかって❓所要時間が倍違うんだってば。

それとそのフェリーの一部が今秋から函館ではなく室蘭に向かうようになり、函館の斜陽化の象徴的出来事ともいえる。

ということで、函館にとって必要なのは札幌行き新幹線と青森行き特急であり、東京へはひとまずは新函館北斗または木古内で乗り換えになるのは仕方がないところ。

新市長には今述べたような青函圏、将来の青函州の確立というところまで視野を広げて市政を担ってもらいたい。

カウンターパートはこの人ってことになるのか‼️

これからの国家戦略がどーあるべきか、って話はまたおいおいやるとして。

北海道新幹線絡みは書きたい話がいくらでもあるので、それもまた今後の進捗も見つつやっていくね。

それじゃあバイバイナマステ💚暑寒煮切でしたっ✨


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