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ガラガラfesの正体

こんばんナマステ🩵Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ✨

12日月曜日にお台場で行なわれたCRASH CRISISというヘヴィメタルフェスに閑古鳥が鳴いていたことが注目されている。

結構錚々たるバンドが出ていて、好きな人なら行くだろうと思う反面、「知らなかった」「知ってたら行ってた」という声も多く、単なる周知不足ではないのかと。

暑い、日取り的に東京に人がいないというのはコアなファンにとって理由にならないし、ロッキン最終日と重なって云々って指摘もあったけど、タイムテイブル見てみても客層重なるとは思えないんだよね。

これについては日本人、ジャパメタだけだけど、昔サマーソニック系のLOUD PARKっていうメタルのフェスがあって洋楽中心とはいえ人は集まった。

若い人がメタルを聴かないのは事実であっても飽きられてるジャンルとは思えない。

実質的にこのフェスを動かしていたのは企画に名を連なる株式会社マスターワークスというSHOW-YAをマネジメントしてるとこだと思うのだけど、

NAONのYAONっていう日比谷野外音楽堂で女性アーティストだけ集めたフェスをずっとやってきてる実績はある。

でも今回はキャパも違えばジャンルも違うわけで、出演バンドを集められたところで満足してしまい、情報発信力は低かったと言われても仕方ないんじゃないかな。

計画赤字説も唱えられているけれど、流石にどーかなぁ。

自分の考えとしては、それほどまでのダメージではないんじゃないかと。

先日所用があってこっちの方行ったときに、ダイヴァーシティの向かい側、つまりガンダム像が見つめる先になんかフェスの会場があるなと思った。ULTRA JAPANはまだ先だしねぇ。

ダイヴァーシティの向かい側は青海R地区といって、臨海副都心は台場・青海・有明北・有明南それぞれでアルファベットで区画を割り振っているおり、ダイヴァーシティは青海Q地区になる。

通称お台場といわれる東京港埋立第13号地のうち北が港区台場、南が江東区青海、西の船の科学館周辺のみ品川区東八潮となっている。

3駅に近いR地区は本来なら商業施設でも、オフィスでも、テーマパークでもいいような好立地だけれど、未だ建物が建つことはなく実質東京都である第3セクターである株式会社東京テレポートセンターが運営する青海第二臨時駐車場となっている。

※7・8月の駐車場営業は休止致しますという文言を確認してほしい。

CRASH CRISISなどに貸していることがはっきりわかる。

東京オリパラでは青海アーバンスポーツパークとして3×3🏀とかブラインドサッカー⚽️とかやってて、

昨年はR地区でULTRA JAPANやってたけど、「9月」との記載はなく、実際今年はR地区を使わない様子。

では、2ヶ月ものあいだ一体ここで何をやっているのかといえば、CRASH CRISISの案内からこんなことが読みとれる。

まず会場として、「お台場青海R地区WATERRAND特設会場」。

次に主催として「CRASH CRISIS 実行委員会 with WATERRAND PROJECT」。

WATRERRANDないしWATERRAND PROJECTとはなんぞや。

これをここから掘り下げていくよ。

まず彼らはこのようなことをつぶやいていながら、その後各コンテンツについて一切発信がないのは謎過ぎるのだけど、それはさておき。

ひとまず7月27日から8月31日までR地区を使って何やらやるということはわかった。

これは7・8月は駐車場を休止するというのとも一致する。

では言う通りにR地区でどんなことをやるのか見てみると、こんなラインナップになる。

7月27〜28日

8月2〜4日

8月10〜11日

8月11日〜9月1日

8月12日

8月17〜18日

8月24〜25日

8月31日

一番最初のXD World Music FestivalについてはWATERRANDのクレジットが見当たらないけれど、7月27日から一連の流れであると公言されているのでWATERRAND PROJECTのひとつなんだろーね。

また、後述する理由でも関連性はあるだろうと。

音楽とテクノロジーの融合とか日本の祭りのアップデートとか言ってるけど、単純に若年層向けのフェスという感じかな。

翌週のS2O JAPANが最大の肝と見られる。

タイ🇹🇭の水かけ祭り、ソンクラーンってあるじゃん。

さっきの日本の祭りをアップデートする、みたいな感じでソンクラーンをベースにしたフェスとしてタイでS2Oが始まり、世界中から人が集まるようになった。

それの日本版ってことで初開催は2018年、続いて2019年にも開催され、おそらく毎年やるつもりがクラスターの最たるものという感じでしばらくできず今年復活したというところ。

ちなみに今は世界中でS2Oをやってるけど、2018年のそれはタイから見て海外初輸出だったらしい。

S2Oの日本ライセンスを得ているのが株式会社RANDという会社。

実はS2O JAPANが始まる前から本家やソンクラーンに興味を持っていたらしく、元々水かけフェスとしてWater Runというのをやっていた。

S2O JAPANを始めてもWater Runは並行して行われていて、前者は海外からDJを色々呼び、後者は日本のアーティスト中心という棲み分けもあった。

どちらにせよパンデミックで曲がり角に入るも、それで他のフェスが止まってしまったところ逆に積極策を打ち出し、2022年にR地区でWater Randに進化させた。

ここでやっと名前が出てきたね。

そしてLandじゃなくてRandになってるのは株式会社RANDからきてるのね。

昨年もやると言っていたのに、

蓋を開けたらなぜかアイドルフェスに。

どゆこと❓❓❓

ただ、WATERRANDプロデュースとはなっている。

また、企画に入っている株式会社DAYSという会社が実権を握っているように見える。

この会社は松戸を拠点にイヴェントを仕切ってきた会社のようで、RANDと組んでS2O JAPANやWater Run、Water Randの運営をしてきた様子。

S2O JAPANの初回は大手イヴェンターのソーゴー東京と組んでいたけど、2度目はDAYSに乗り換えたようで。

これは想像でしかないけれど、RANDもDAYSも最初は昨年もWater Randをやるつもりでいたけど、なんらかの事情で頓挫してしまう。運営を担っていたDAYSは場を埋めるためにアイドルを持ってきたのではないかな。

なお、8月頭にはお台場で毎年TOKYO IDOL FESTIVALというのをやってるので、丸パクリではないにしても二番煎じ感はあった。

ここでDAYSは思いついたのではないか。

兎にも角にもアイドルフェスができたんだから、ここを長く借りていろーんなフェスやったらいいんじゃないのって。

恐らく、RANDはWATERRAND PROJECTにおいてS2O JAPAN以外には関わってないと思うけど、XGフェスには水かけ演出があるためここには関わってる可能性がある。そして放水装置は両フェスで共用しているとみて間違いない。

またXGフェスとS2O JAPANはR地区を全面使うけれど、その次のIDOL SUMMER JUNGLE(これは誰が見てもアイドルのフェスであり前年フェスの後継と思われる)以降は部分使用になる。

なぜなら区画の一部にGLAMSA PARKが常駐するから。こちらはサウナを基軸にした野外イヴェントというところで、日本各地での実績がある様子。また、このなかにもライヴステージがある。

ということはそもそもにおいてIDOL SUMMER JUNGLE以降のフェスはキャパが小さく、最初の2つほどの集客を見込んでないということになる。

とくにCRASH CRISISはIDOL SUMMER JUNGLEの翌日であり、看板の付け替え程度しかしてないはず。

スポンサー収入を考えれば黒字ではないにしても、WATERRAND全体から見ればそこまでの損失は出してないだろうと。

むしろ今後の展開を考えたらニッチな層へのアプローチも決して悪いことじゃない。

翌週、つまり今度の土日に行なわれるPEACE STOCK 79'は平和をテーマにしたフェスなんだそーで、終戦記念日に合わせたのかなと。既に広島で行われたものの横展開で実績もある。手堅い集客が見込めそう。

ちなみにこのフェスにもSHOW-YAがブッキングされており、CRASH CRISISはなにかのバーターだった可能性もある。

IDOL SUMMER JUNGLEからPEACE STOCK 79'までが恐らく同じステージを使っており、SHOW-YAは2度立つ。

24・25日のNEXT 2024はヒップホップのフェスで、その名の通り新進アーティストの集まり。

これはGLAMSA PARK内のステージを使い、メタルで閑古鳥を鳴かせたステージは使わない。駐車場への現状復帰に向けて解体モードに入ってきている。

31日はふたつのイヴェントがあり、GLAMSA PARK内で行なわれるINTER TOKYOは渋谷WOMB TOKYOでやってるテクノパーティーの横展開。

独立したイヴェントというよりは、GLAMSA PARKの後夜祭というイメージなのかな。

並行してDEEPサマーフェスティバルというのも行なわれるけど、こちらは格闘技なのでPEACE STOCK 79'のステージを解体したところにちょこんとリングを置くくらいなので、撤去も早い。

こちらの興行はDAYSが主催となっている。DAYSは格闘家のマネジメントもしているようなので。

なお、雨天の場合9月1日に順延とも謳っており、どーしてもやりたいし、潰しもききやすい様子。

というところで9月の上旬には全部片付けて駐車場として明け渡すということ。

ここまで書いてきて段階的な縮小フロウも含めてスペースの使い方が上手いし、資材を通しで使っているためコストもだいぶ抑えられている。

ということなので、CRASH CRISISはそこまで足を引っ張ってもないのかなと。

恐らくDAYSの考え方はいろんなパリピがいていーじゃないかということ。

イカつい金属をジャラジャラぶら下げてヘッドバンキングかますのも、それはそれでパリピじゃんって。

メタラーにしてみたらふざけるなと思うかもだけど。

本当はCRASH CRISISのマーケティングのまずさとか書こうと思ってたんだけど、想像以上に深遠な世界が拡がってたなぁと。

自分はというと、もし来年CRASH CRISISやるならぶっちゃけ行ってみたいのと、

音楽的には対極な気がするけど、何気にこんなこと書いてた。

もしかして自分、DAYSの潜在顧客なんじゃないかって💦

それじゃあバイバイナマステ🩵暑寒煮切でしたっ✨




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