城際にハーモニーを🎶🇭🇰🇨🇳
晩上ナマステ🤍❤️💛Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
どこの国にも #並行在来線 問題というのはあるらしい。
いま #香港 🇭🇰と #中国 本土🇨🇳を結ぶ列車は在来線経由の #城際直通車 と
2018年に開業した #広深港高速鉄道 がある。
イミグレーションがあるけど「外国」ではないので国際ではなく都市間を意味する城際なのね。
んでこの度、城際直通車は廃止になるみたい。
しかしながら理由はリンクにあるダイヤの邪魔だからではないみたい。
そもそも城際直通車が東鉄線内でスピードを出せないのは東鉄線電車の合間を縫って走るからで、中央快速線における特急あずさや複々線になる前の小田急ロマンスカーのような状況だから。
それでも途中の沙田で城際直通車は東鉄線電車を追い越していた。
それがダイヤの制約になるというのなら、沙田での追い越しをやめてしまえばいい。そうすれば東鉄線電車は6分程度の運転間隔を確保できる。
確かに城際直通車を無くせば増発はできるかもしれないけど、たかが知れている。
本当の理由は今月15日に現在の東鉄線ターミナルである紅磡から香港島へ海底トンネルで結ぶ延長線ができたから。
これまで東鉄線は12両編成だったのが、この新規区間は9両編成分で造られ、紅磡はそれに合わせて地下化したため城際直通車が発着できないのだという。
だけども、紅磡における東鉄線電車と城際直通車のホームは分離されていて、しかも城際直通車の方は駅名が香港紅磡となっていた。京都河原町、神戸三宮みたいなノリでよそ者にとってわかりやすい駅名にしてるということ。
だったら城際直通車のホームは地上に残しておける気はするけども、恐らくは紅磡の地上駅跡地をそのまま再開発するんだと思う。
しかしながら広深港高速鉄道の方は香港側は九龍の西に香港西九龍駅(やはり「香港」がつく)ができて紅磡とそこまで立地的に差はないかもしれないけど、
広州側ターミナルである広州南駅のロケーションが悪く評判は良くない。
しかしながら来年には現在城際直通車が発着する広州東駅に広深港高速鉄道が乗り入れる予定で、これを以って城際直通車を代替できると考えている。それも城際直通車の廃止理由。
では、城際直通車は本当にもういらないのか❓と言われたらやっぱり必要だと思う。
しかし今のままならばいらない。ブラッシュ=アップが求められる。
何故必要なのかといえば、色々あるにしても年々香港と中国本土の交流が深まってるなかで、そのインフラは多数あってもいいというのがひとつ。
次に在来線の広深線と広深港高速鉄道では経路が異なっており、在来線の途中駅需要もあるから共存共栄が可能。広深線は200km/hが出せる中速鉄道なので尚更。
それに対して今の城際直通車のダメな点は途中の羅湖で出入境検査をやるのでオペレーション効率が悪いところがまずある。
広深港高速鉄道は香港西九龍駅の出入りがイミグレーションになるため列車のオペレーション自体はスムース。
これはユーロスターのロンドン・セント=パンクラス駅🇬🇧→🇫🇷とか少し前までのシンガポール・ダンジョン=パガー駅🇸🇬→🇲🇾でも行われていたこと。
香港の場合政治的にそれが許せない人も多いみたいだけど、これに関しては利便性を認めてほしいところ。
紅磡でも西九龍同様にそれをやれば、城際直通車はイミグレーション通過に煩わされることがなくなって定時性が向上、引いては東鉄線のオペレーションも安定する。
この時はイミグレーションのためにだけある羅湖駅を通過して深圳駅に停車した方がいい。
それさえできれば、広深線を走る #和諧号 のダイヤをそのまま紅磡まで持ってくることができるようになる。城際直通車は広深線で140km/hしか出さないから、200km/hで走れる広深線ではもったいないし、
広州駅まで延長運転もできるようになり、これもまた広深港高速鉄道にない価値になる。
香港区間でも城際直通車よりスピードを上げたい。
東鉄線電車の追い越しを沙田だけでなく大埔墟でも行うことでスピード=アップと東鉄線電車の運転間隔短縮を行えるはず。
それよりは現実的な案としてはやはり城際直通車は廃止するけれども、金鐘ー羅湖・落馬洲間に快速を頻繁に走らせるということになるだろうか。
それによって香港と中国本土の行き来を実質的に速達化するということ。
ジャンクション駅の上水で羅湖行きの快速と落馬洲行きの各停、あるいはその逆パターンが乗り換えられるようにしたらいいけど、それができるホーム構造にはなってないので拡幅する必要がある。
色々と揺れ動いているものに翻弄されながらも香港を巡る交通は確実に変化していっている。
それがいい方向に行くことを願うばかり。
それじゃあ再見ナマステ🤍❤️💛暑寒煮切でしたっ✨
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