ロケンローな人だけで動くわけじゃない
こんばんナマステ💛Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
昨日、台風のなか矢沢永吉の福岡公演が決行されたことについて賛否両論があるんだけども、
自分は否定派だなぁ。
主催側の口上はこちら。
はっきり言って観客は自己責任でいいと思うんだよ。
台風のなか並ぶのがロックっていうような人達なんだと思う。
自分も割とそっちかな。
YAZAWA氏本人は当然そうだし、一緒に全国を回ってるツアークルーもそういう心意気を共有してると思う。
でもね、その人達だけで公演は完成しない。
まず、PayPayドームの職員さん。スタッフ用の仮眠設備などはありそうだけど、夜勤が前提でない人を泊まらせるのは違うよね。
それからコンサートにはツアー専属じゃないスタッフもたくさん来る。
彼らは別にYAZAWAの仕事だからそこに来ているわけじゃない。
日時と労働条件が折り合っているから労働力をYAZAWAに貸与しているわけでしょ。
その労働条件のなかには、コンサートが終われば安全に帰宅できる、ということが含まれてる前提なんだよ。
PayPayドームの職員やコンサートのスタッフはロックじゃないんだよ。
そしてロックじゃない人達の力を借りなければ、最高のロックの場は提供できないんだよ。
主催側の口上にはスタッフを慮る内容はひとつもない。
あるわけないよね、慮ってたら中止しかありえないんだから。
例えば舞台関係のスタッフは宿泊先や手当をあてがい、場内の誘導・警備のスタッフは早めに帰宅ないしそもそも来させない(来場者が減る分彼らも減らせる)という論理もあるのかと聞かれれば、ない。
なぜなら彼らは誘導、警備というより本来は消防法によって定められた避難誘導の要員だから。一定の人数はどうしてもいなきゃいけないのね。
そうはいっても客商売である以上はアルバイトだろうが何だろうがプロに徹しろ。お客様ファースト。
そんな意見もあるかもしれないけど、
来れない人は返金します、ってことは代替開催もないわけで。
本来なら延期して、かつスケジュールが合わない人は返金、であるべきだよ。
この日を楽しみにしていたのに、身の安全を優先して来れなかった人達はチケット代さえ帰ってくればそれでいいのか。
そんなわけないでしょ。
2018年に観客は入れる公演としては中止して、大半のスタッフも帰宅させ、そのうえで無観客LIVEを決行したX JAPANの方がロックだなぁって思うけどね。
同じ日に小田和正の福岡公演が中止されたことと比較されているけど、この両公演のイヴェンターが同じキョードー西日本だってのもなぁ。
同じイヴェンターが両公演で違う判断をした理由を問いたい。
それはPayPayドームの屋根が頑丈で、小田和正のマリンメッセは脆弱だったからなのかい❓
んなわけないでしょ。
演者やコアなクルー達と観客は想いを共有しており、自己責任のもとに自己満足が成り立つ。言ってしまえば彼らは音楽で繋がる家族。
ライヴハウスの公演なら「家族」だけでも成り立つかもだけど、ホール以上の規模では想いを共有しない(ゲゼルシャフト)のスタッフが必ず巻き込まれる。
演者や士気の高いツアークルー達はそこに想いを巡らせるには至らないだろうけれど、それが理解できなかったイヴェンターの罪は大きいと思う。
今回はある種の社会実験だったとして、今後このような場合にどーしていけばいいのか、イヴェンター業界でのガイドラインを定めていってほしい。
それじゃあバイバイナマステ💛暑寒煮切でしたっ✨
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