見出し画像

京王多摩動物公園駅、無人化の前にやるべきこと

こんばんナマステ💙🤍❤️Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

京王電車の多摩動物公園駅で一部時間帯の無人化報道。

京王電車は最遠でも高尾山口、橋本に収まっていて、八王子市、多摩市、日野市では人口が減少しているとはいえ、沿線の過疎化はまだ深刻とはいえないため、無人駅は存在しなかった。

しかしながら、コロナ禍を受けて一昨年に新宿をはじめとした主要駅での一部改札の無人化を断行しており、

さらなるダウンサイジングを検討し始めたということ。

それにしても一昨日話題にしたJR九州と比較したら随分と手厚いよね。

これはJR九州と比較したら経営上の余裕がまだあるということに加えて、お客様一人ひとりに支えられているという民間企業として当たり前の矜持を京王が持ち合わせていることも間違いないけれど、

それと同時にかなり綿密なシミュレーションを行なっており、そしてそれは今後は多摩川を越えた先の急行通過駅すべてへの波及も視野に入っているのだろうことが予測できる。

ただ、目先の課題をひとつずつ潰しながら、ゆっくり丁寧に仕上げていくだろうね。

長期的に見れば、東京23区の都市圏は府中までに縮小していくことは目に見えているわけで、この流れ自体を本質的には止められないのだけど、

ただ、少しでもそれを遅らせることができれば、ロボットの普及などソリューションを増やすことでソフトランディングすることができる。

件の多摩動物公園については、特にまだまだやれることがあるんじゃないかと思う駅。

この駅はその名の通り、多摩動物公園の最寄り駅で、高幡不動からこの駅のためにだけ支線である動物園線が伸びている。

多摩動物公園はインドサイが人気で、

インドクジャクもいるので覚えておこう。

帰りに高幡不動でインド料理食べたら1日インドに浸れるぞ❗️ここはガチおすすめ。

それだけじゃなく、中央大学や

明星大学も徒歩圏内。

関係者の前で「みょうじょうだいがく」と読んで恥をかいたことある💦

周辺は結構宅地化されているし、少し離れたところに帝京大学や2006年まで多摩テックもあり、1998年までは1日3万人以上の乗降があった。

しかし、1999年に多摩都市モノレールが開業すると、高幡不動から多摩動物公園まで完全に並走、京王は約2kmの間に途中駅を設けていないけれどモノレールは程久保駅を設置して住宅地からの需要を促した。

さらに、中央大学と明星大学の前に中央大学・明星大学駅ができ、帝京大学の近くには大塚・帝京大学ができたため、学生がごっそりと持っていかれてしまった。

コロナ前で乗降客数は6千人台、つまり往時の5分の1にまで減ってしまっている。

とはいえ多摩動物公園へ向かう土日の利用は多く、乗客減に対応すべくモノレール開業の翌年に京王れーるらんどをオーペンしたりもした。

平日は20分に1本と投げ槍で、休日は12分に1本と増発している。

しかしモノレールは平日10分、休日9分の間隔で走っているから競争力は低い。

いっそのこと平日の日中は運休にしてもいいんじゃないかとも思ったけど、それは違う。

住宅がこれだけあり、中大・明星大にだって歩いていける。大学はみんなが朝来て夕方帰るわけじゃない。少なからず動物園やれーるらんどに平日も人は来る。

今や京王電車で下から2番目に利用の少ない駅だけだも、下から3番目の百草園とそんなに変わるわけでもなく、その百草園は10分に1本電車が来る。

多摩動物公園も10分に1本来れば、高幡不動まではモノレールより安いし、新宿や八王子に向かう人にとっても便利。

動物園線自体はそれほどの利用でなくても、その人たちが中央線や小田急ではなく京王電車で都心へ向かってくれることの利益ははかり知れない。

現在の4両編成が過大なら、2両編成にして休日は2ユニットを連結したらどうか。

接客姿勢に転じれば、利用は増えて無人化も見直されるんじゃないかな。

なお、高尾線も以前は20分に1本で不便だったけど、10分に1本になってコロナ禍での減便もしていない。当然の措置だろうと思う。

多摩動物公園を下回るぶっちぎりの最下位は府中競馬正門前で、ここも専用の支線である競馬場線が東府中からひと駅だけ伸びている。

こちらは競馬やらない日は素直に運休していい。

結構宅地もあるけれど、府中や東府中から徒歩圏内なので沿線住民や東京競馬場への通勤者とかそこまで気にしなくてもいいからね。

香港の近郊電車MRTの東鐵綫には馬場(マーチョン)というよく似た駅がある。

馬場というのが競馬場を指すことは何となくわかると思うし、英語ではRacecourse Stationと呼ばれる。

インドではRailway Stationって言わないと通じないのに、香港ではStationだけでも駅になるんだなぁ。

それはそれとして、この駅は沙田(シャティン)競馬場でレースなどのイヴェントをやる時にしかオーペンしない。

近くにある火炭(フォータン)駅から歩けるから、馬場駅の周りの住民や競馬場職員の通勤はカヴァーできている。

なお、火炭から馬場まで歩くのは、東府中や府中から府中競馬正門前まで歩くのとほぼ変わらない所要時間。

京王電車と違い、馬場からは香港島方面だけでなく、中国とのイミグレ方面へも線路が伸びている。

競馬やる時は、火炭を通らず馬場を経由してイミグレ方面へ向かう系統ができるのがユニーク。

競馬場がオーペンしない日は駅もオーペンさせないというオペレーションは他先進地域でもやられているのだから、京王電車も臆せず府中競馬正門前を休止すればいい。

なお、京王電車では以前こんなダイヤを提案した。

急行は笹塚・明大前・調布・府中・分倍河原・高幡不動・北野・高尾、

準急は笹塚・明大前・八幡山・つつじヶ丘・調布から各駅に停車させ、

急行新宿発八王子行き、準急本八幡発橋本行き、普通新宿発高尾山口行きを1時間を7で割った8分34秒強に1本ずつ走らせるというもの。

井の頭線もこれに合わせたダイヤにする。

このとき、動物園線も当然1時間に7本にする必要がある。

動物園線には明らかに過剰だけど、全体最適を追求してもらいたい。

少しでも間引いてごらんなさい。

みんなスマホで乗換案内やナヴィタイムを見て、指示された通りにモノレールに乗り換えちゃうんだから。

本線にダイヤのアルゴリズムを合わせなかったら意味がないってこと。バスのネットワークにしてもね。

それじゃあバイバイナマステ💙🤍❤️暑寒煮切でしたっ✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?