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「気付きを話してください」とかいう講師やコンサルの自己満足について

講師、コンサル、ファシリテーター、コーチなどが「気付きを話してください」と言うのは、自己満足なところがあるんじゃないかとおもってきて、自戒しているのでまとめました。

キッカケ

例えばアジャイル開発の研修であったりとか、具体的なプラクティスの研修であったりとか、なにかの勉強会であったりとか、具体的なトピックをもったふりかえりであるとか、価値観共有のワークショップであったりとか。いろんな場面で、いわゆる「講師的な人」と「参加者的な人」ができる構図というのはあります。

そのときに、「では、この時間で気付いたことを各自であげて、共有してみましょう」ということがありました。こういってきたことの背景としては、「みんなの学びを共有することで、自分が気付かなかったところを気付けて、複数人でやっている効果を最大化したい」という思いがあったからです。

この数年、私は大学生への教育、子育てなどのいわゆる教育現場といわれるような場面がふえてきて、教育や発達心理学、ワークショップ自体についてを勉強してきました。その過程で、上述のような願いというか思いというのはかなり「講師的な人」のわがままでしかないなとおもうようになりました。

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