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なぜアジャイル開発はソフトウェア以外から生まれなかったのか? vol.1

なぜアジャイル開発はソフトウェア開発以外から生まれなかったのか不思議だったので考察してみた。間違いがあると思われるので、「考慮不足」「勉強不足」などの類はコメントいただいたり、Twitterでリンク付きで書いてもらえると助かります。

全3回の予定です。

アジャイル開発


アジャイルソフトウェア開発は1980年代からのソフトウェア開発の軽量化とチーム開発のムーブメントから生まれた概念であると自分は思っている。

2001年にはアジャイルソフトウェア開発宣言という形でまとまり、多くの人に参照されていると思いる。例えばGoogle Scholarでは引用数が1700を超えているそうだ。(引用先がこれでいいのかはだいぶ怪しいと思っているが)


Google Scholarでの検索結果画面

このなかでもスクラムは顕著だが、チームであること、短期間で計画からフィードバックまで含むことを重要視している。いずれの手法(XP, Scrum, Crystal)も全体を小さく保つことと発展性を考えていることは見て取れる。

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