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言葉と語感とラーメンズ#17 第13回公演『CLASSIC』前半

クラシックホテルを舞台とした公演。

『CLASSIC』全8作品中、前半4作品のお話。

1.ベルボーイのホテル旅館化計画

小林「そもそも露天風呂の定義ってなんだ?」
片桐「外風呂」
小林「ソトブロって言っちゃうと、四十代が読む素敵っぽい雑誌のタイトルみたいじゃないか?」

『SOTOBURO』1月号、好評発売中。
日本語をローマ字で表記すると、なぜかお洒落に見えませんか?
きっとアルファベットの文字デザインが美しいからなのでしょう。
言葉は、音の語感とともに、視覚の語感でも印象が変わってきます。
「GOMEN」「OYURUSHIWO」「MINOGASHITE」。
謝っているのに、ちょっとカッコよくすら見える。
個人的にアルファベットの「G」は、音・見た目ともにカッコ良さを感じます。
音楽的にも「G」は「ソ」の音ですし、「ソ」の音は爽やか。
外国人が「意味は知らないけど、見た目がカッコいいから」という理由で「四面楚歌」と書かれたTシャツを着ているのも、なんだか分かるような気がします。


2.マリコマリオ

妖精に出動命令を要請する?

どんな仕事も、いつの間にか妖精さんがやってくれていたら、それは嬉しい。
妖精と言えば、「ブラウニー(Brownie)」というお手伝い妖精がいます。スコットランド地方で伝承されている妖精です。
妖精(ブラウニー)に出動要請し、ブラウニー(妖精)を象ったお菓子のブラウニーを作ってもらう。
ブラウニーを缶詰にして、ホテルに缶詰めになっているマリコマリオに差し入れをしてあげたいですね。


3.受検

大東文化大学!

名前が一番強そうな大学は何処でしょう?
音の語感の場合、濁点が多いと強そうに聞こえます。
「デジタルハリウッド大学」も音的に好きなのですが、「ハリ」のところがちょっと弱い。
視覚語感では、「國學院大學」「慶応義塾大学」などが強そうに見える。
漢字の旧字体や、画数の多さがポイントです。


4.ダメ人間

片桐「ダメだよ!ダメ!」
小林「ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、、、お前はダメ人間か」
片桐「お前だろダメ人間は!!」

ダメ人間。
お金や時間にだらしないひと。自分勝手でどうしようもないひと。
あるいは、口癖が「ダメ」のひと。
ダメ人間は、反面教師です。
彼らの存在は、わたしたちに学びと教訓を与えてくれます。
一方で、自己肯定感が低くて自分をダメ人間だと思い込む人もいます。
心や体がダメになる前に、休みをとりましょう。
そして相手のことを思い、「ダメなものはダメ」と言える関係は、美しい。



後半へ続く。

ではまた。

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