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家事育児における「当番制」はないほうがいい

15秒で分かる今日のポイント
●夫婦で分担や担当は決めずに家事育児が回るのがベストの形
●当番制は縄張り意識に繋がりやすい
●いざというときに備え、どちらもがどんな役割もこなせるようにする
●明確に役割を分けないことがチームワークを生んでいく

子供って親をよく見ていますよね。今日はそんな事例を1つ。

うちの娘は現在6歳。お手紙ブームで毎日のように手紙を書いてきてくれます。今日の手紙はこれ!「ママ、パパ、いつもごはんつくってくれてありがと」

以前「ママ、パパ、いつもお仕事してくれてありがと」なんてのもありました。

そうです、我が家には私と夫の間にしていることの違いはほとんどないのです。正確に言うと、家事分担はありません。どの家事についても、どちらもが行います。

料理は妻、掃除は夫なんて区別はなく、その時できる方ができることを行うという感じです。家事の内容(やり方、結果)の違いはあります。

夫のほうがご飯を作るのはうまい気がします。私のほうが家の掃除は丁寧で隅々まできれいにするかなーと思います。

よく夫婦で家事を分業するとか、当番制にしている、担当日を決める、とか言う話がありますが、最初はそれでもいいんですが、最終的にはそういう「分担」とか「担当」とかいうのもとっぱらってしまって、それでも回るのがベストな形ではないかと思います。

家事育児の担当者制や当番制をお勧めしない理由

私はあまり担当者制や当番制をおススメしていません。最初はそれでもいいのですが、最終的には特に担当も当番も決めることなく、一緒に何でも行うようになるのがベストだと思っています。

その理由は、当番制は縄張り意識に繋がりやすいから。

当番を作ると「今日はあなたが当番だったでしょ!」という意識が働くようになります。例えば、今日自分の仕事がたまたま早く終わって帰ってきたけれど、今日の夕飯つくりは夫の当番だから何もしない…とかです。

そんな風にならなければいいのですが、担当や当番があるといつの間にかそんな風になってしまったりもします。

子供がいると特に、何が起こるかわかりませんよね。突然病気になったりします。そんな時一人が子供に付き添って病院に行ったりすると、もう一人が全てにおいて対応しなくてはいけなくなります。

普段ご飯を作ったことのない夫が、もう一人の子供にご飯を作ったり…できないですよね。保育園の準備の仕方も分からない…なんてことにもなります。

その点、特に担当を決めていなければ、しなくてはいけない家事の全体像が分かる。手が空いているほうがどんどん先に進めることができる。相手が家事をどこまでしたのか、など状況を確認しながら家事を行うようになるため、チームワークが生まれる。

「これまだしてないから先にしておいてあげよう!」など気遣いも生まれます。

最初は難しいかもしれませんが、毎日繰り返すことで、相手の動きがだんだん把握できるようになり、驚くほどの速さとスムーズさでやるべきことが進む感動を味わえます。

我が家で言うと、いつも朝起きてからの洗濯物干しや朝食作り、皿洗い、子供の送迎などが、まるでバスケットのパスを回しながらゴールに進むようなスピード感で進みます。

それを完璧にこなして一緒に家を出るときは、「私たちもここまできたか!」とちょっと感慨深い気持ちになったりします。



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