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石焼きいも(リコドットコモさん)

小学校に入る前だから、5歳か6歳の頃だったかな~
私の家の前には車があまり通らない路地が続いていて、
近所の友達は毎日この路地に集まって遊んでいた。

誰がどこの家かもわからないくらい、
いろんな子が集まって、毎日遊んでいて、
ほんといろんな遊びをしてた。

中でも憶えているのは、石焼きいも屋さん。
何処から持ってきたのかわからないんだけど、
乗らなくなった三輪車を誰かが持ってきて、
それをサドルが下になるように逆さに地面に置くの。

そしたら、前輪のタイヤホイールの中に石を入れる。
それでペダルを手でくるくる回すと、タイヤがぐるぐる回って、
からから音がするの。

ペダルを手で回している男の子は
「い~しや~きいも~♪おいも~!あまくて~おいしい~おいも~♪」
って歌いながら、どんどん回す。

その時の顔ったら、本当にドヤ顔で(笑)

みんなも何が楽しかったのかわからないけど、
「お!焼き芋屋さんやってる!?」なんて言いながら集まってきて、
1つ下さい!とか、一緒に歌いだしたりとか。

近所の人はうるさかったと思うけど、
なんだか楽しかったな~。

※この内容はインタビューを元に加筆修正を加えたものになります。。


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