曲線

国道48号線沿いの小路を曲がると見える、紺色の建物の本屋〈曲線〉です。 https:…

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国道48号線沿いの小路を曲がると見える、紺色の建物の本屋〈曲線〉です。 https://kyoku-sen.com

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    〈コーヒー豆〉曲線ブレンド

    曲線オリジナルブレンドのコーヒー豆です。焙煎・ブレンドは、仙台のサイケデリックなコーヒーロースターDAMO kaffee hausさん。しずかな中にキラリと印象的な味わいのブレンドです。*100g*形状/豆*中煎りくらい
    ¥850
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    柳本史小版画集|UTOUTO

    ペンキ塗りの少年と雨の日に出会った犬の物語「雨犬」で、優しく静謐な世界観を現した柳本史さんの版画作品集が刊行されます。【版元紹介文より】<いつからわたしはうとうとしてるのだろう?>版画家・柳本 史は、ぬくもりとひだまりを記憶の中から拾いあつめて暮らす作家である。現実(うつつ)では時にうとうとしながら、記憶世界でのまなざしはきわめて覚醒している。本書は、家族やどうぶつたちとの生活と並行し、スケッチするように日々彫っては刷る小さな作品114点を採集した版画集。巻頭口絵には柳本作品を語る上で欠かせないアンティーク・フレームによって額装された作品を7点掲載。さらに、作家のアトリエや日常風景を写真家・清水はるみが収めたスナップショットや、自身による散文一編を添えた付録および詳細な作品リストを巻末に収録。小部数でひっそりと作品集を発行してきた柳本 史はこれまで〝知る人ぞ知る〟版画作家だったが、個展では作品が常に完売。昨年あたりからInstagramを中心にその作風が世界中に拡散され、国内外を問わずフォロワー数が6万人に届く勢い。こうした流れも受け、今回の版画集では作品名に英語を併記。ささやかな記憶とぬくもりの断片が、かなしみにあふれるこの世界を少しづつ温めてくれることを祈って綴じられた一冊となっている。発行:未明編集室発行年:2024年サイズ:130 × 180mmページ:256P
    ¥4,400
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    島田潤一郎|長い読書

    〈2024年4月16日発売予定〉吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業した著者が、これまでの読書体験、その忘れられない時間をありのままに語る。うまく本が読めなかったあの頃から、子育てをしながら本をつくり、毎日読書を続ける現在まで。忘れられない時の細部に彩られた、短編小説のようなエッセイ集。(版元サイトより)発行:みすず書房発行年:2024年サイズ:四六判ページ:256P
    ¥2,530
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    〈コーヒー豆〉曲線ブレンド

    曲線オリジナルブレンドのコーヒー豆です。焙煎・ブレンドは、仙台のサイケデリックなコーヒーロースターDAMO kaffee hausさん。しずかな中にキラリと印象的な味わいのブレンドです。*100g*形状/豆*中煎りくらい
    ¥850
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    柳本史小版画集|UTOUTO

    ペンキ塗りの少年と雨の日に出会った犬の物語「雨犬」で、優しく静謐な世界観を現した柳本史さんの版画作品集が刊行されます。【版元紹介文より】<いつからわたしはうとうとしてるのだろう?>版画家・柳本 史は、ぬくもりとひだまりを記憶の中から拾いあつめて暮らす作家である。現実(うつつ)では時にうとうとしながら、記憶世界でのまなざしはきわめて覚醒している。本書は、家族やどうぶつたちとの生活と並行し、スケッチするように日々彫っては刷る小さな作品114点を採集した版画集。巻頭口絵には柳本作品を語る上で欠かせないアンティーク・フレームによって額装された作品を7点掲載。さらに、作家のアトリエや日常風景を写真家・清水はるみが収めたスナップショットや、自身による散文一編を添えた付録および詳細な作品リストを巻末に収録。小部数でひっそりと作品集を発行してきた柳本 史はこれまで〝知る人ぞ知る〟版画作家だったが、個展では作品が常に完売。昨年あたりからInstagramを中心にその作風が世界中に拡散され、国内外を問わずフォロワー数が6万人に届く勢い。こうした流れも受け、今回の版画集では作品名に英語を併記。ささやかな記憶とぬくもりの断片が、かなしみにあふれるこの世界を少しづつ温めてくれることを祈って綴じられた一冊となっている。発行:未明編集室発行年:2024年サイズ:130 × 180mmページ:256P
    ¥4,400
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    島田潤一郎|長い読書

    〈2024年4月16日発売予定〉吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業した著者が、これまでの読書体験、その忘れられない時間をありのままに語る。うまく本が読めなかったあの頃から、子育てをしながら本をつくり、毎日読書を続ける現在まで。忘れられない時の細部に彩られた、短編小説のようなエッセイ集。(版元サイトより)発行:みすず書房発行年:2024年サイズ:四六判ページ:256P
    ¥2,530
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すべてをひっくり返すような、一目惚れのようにドラマチックな、そんな出会いではなかった。日常のなかにするりと入り込んできて、戸惑うわたしの中に当然のように居座っている。必然だったのだろう。その瞬間から、わたしはふたつの原理を行き来している。 逃避でしかないと思っていたファンタジーは、単に逃げ場所ではないことを知った。きみが生きるもうひとつの現実というファンタジーを体験することで、わたしもまた自分の現実をいっそう生きることができる。 眩しそうに、ほんとうに嬉しそうに客席を見渡すそ

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        彼岸のきみ