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国道48号線沿いの小路を曲がると見える、紺色の建物の本屋〈曲線〉です。 もっとみる

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国道48号線沿いの小路を曲がると見える、紺色の建物の本屋〈曲線〉です。 https://kyoku-sen.com

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    〈コーヒー豆〉曲線ブレンド

    曲線オリジナルブレンドのコーヒー豆です。焙煎・ブレンドは、仙台のサイケデリックなコーヒーロースターDAMO kaffee hausさん。しずかな中にキラリと印象的な味わいのブレンドです。*100g*形状/豆*中煎りくらい
    ¥850
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    牧口英樹|場所 A Place

    14年にわたり世界各地のさまざまな「場所」を撮影した、牧口英樹さんの初写真集。空間という存在そのものに焦点をあてたこれらの写真には、時間から取り残されたような不思議な空気が漂っている。 沈黙と光の残響、影の湿度。息をのむような静けさの内にある、微かな存在の気配を捉えています。 発行年:2023年サイズ:201×254 mmページ:88p
    ¥6,600
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    Wolfgang Tillmans|CONOR DONLON

    インスタレーション、舞台美術、アブストラクトなファイン・アートなど、領域を拡げて活躍を続ける写真家、ヴォルフガング・ティルマンスの作品集。 自身の元アシスタントであり、ロンドンを拠点にするDonlon Booksの店主であるConor Donlonを15年に渡り撮影しています。時系列に並べられたConorのまなざしやライフスタイルを通じて、ロンドンの街の変遷と二者の関係性を写し出していく様に、まるで長い映画を見ているような切なさと安堵が込み上げます。 作者自らがエディトリアル・デザインを手掛けるシリーズからの一冊。 発行:WALTHER KÖNIG発行年:2016年サイズ:160 x 240 mmページ:192p
    ¥4,400
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    〈コーヒー豆〉曲線ブレンド

    曲線オリジナルブレンドのコーヒー豆です。焙煎・ブレンドは、仙台のサイケデリックなコーヒーロースターDAMO kaffee hausさん。しずかな中にキラリと印象的な味わいのブレンドです。*100g*形状/豆*中煎りくらい
    ¥850
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    牧口英樹|場所 A Place

    14年にわたり世界各地のさまざまな「場所」を撮影した、牧口英樹さんの初写真集。空間という存在そのものに焦点をあてたこれらの写真には、時間から取り残されたような不思議な空気が漂っている。 沈黙と光の残響、影の湿度。息をのむような静けさの内にある、微かな存在の気配を捉えています。 発行年:2023年サイズ:201×254 mmページ:88p
    ¥6,600
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    Wolfgang Tillmans|CONOR DONLON

    インスタレーション、舞台美術、アブストラクトなファイン・アートなど、領域を拡げて活躍を続ける写真家、ヴォルフガング・ティルマンスの作品集。 自身の元アシスタントであり、ロンドンを拠点にするDonlon Booksの店主であるConor Donlonを15年に渡り撮影しています。時系列に並べられたConorのまなざしやライフスタイルを通じて、ロンドンの街の変遷と二者の関係性を写し出していく様に、まるで長い映画を見ているような切なさと安堵が込み上げます。 作者自らがエディトリアル・デザインを手掛けるシリーズからの一冊。 発行:WALTHER KÖNIG発行年:2016年サイズ:160 x 240 mmページ:192p
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すべてをひっくり返すような、一目惚れのようにドラマチックな、そんな出会いではなかった。日常のなかにするりと入り込んできて、戸惑うわたしの中に当然のように居座っている。必然だったのだろう。その瞬間から、わたしはふたつの原理を行き来している。 逃避でしかないと思っていたファンタジーは、単に逃げ場所ではないことを知った。きみが生きるもうひとつの現実というファンタジーを体験することで、わたしもまた自分の現実をいっそう生きることができる。 眩しそうに、ほんとうに嬉しそうに客席を見渡すそ

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      いいお天気の休日だった。 あまりお客さんが来ない日が続いていて、この時世には仕方ないことではあるけれど、わたしは少し不安でしょんぼりしていた。店の棚に並んでいるたくさんの本もしーんと静まり返っていた。 閉店時間も過ぎて、今日はそろそろ終わりにしようかと思った時、ひとりの初老の男性が入ってきた。ここの場所がわからなくてウロウロしていたら、小さな女の子が「本屋さんまでご案内します」と言っていっしょに来てくれたという。もう夕食の時刻、すでに薄暗くなっていた春の夜に不思議な感じがした

      • 孤独の来客

        曲線は、孤独なときに思い出される場所であるように思う。元気で楽しいときにはすっかりその存在を忘れているのに、たとえば雨が降っていて、沈んでいくような心持ちのときにふと足が向かう場所。そうであれば嬉しい。さみしさや悲しみは決してネガティブなだけの感情ではない。深い悲しみや孤独の中にいて、それを誰にも咎められないことが必要だといつも感じている。 曲線を "アジールのような場" と言ってくれた人がいたことについては、エッセイ『茂りゆく場所 (文藝誌「群像」2021年6月号)』の中

        • 本屋、変身する

          去年、秋の入口の風が吹く9月に『曲線』という本屋をオープンした。 3年にも5年にも感じるほど、ハードモードな一年であった。 わたしの顔もずいぶん渋くなったかもしれない。 ジョセフ・コーネルの展覧会を見に行った時のこと。 緑豊かなその美術館の庭園でひと休みしていると、手のひらほどもある極彩色のムカデのような虫がカサカサと歩いている。 しばらく見ていると、少しずつ、でもずんずん進んでいく。 野原の端っこまでいくのだろうか。丸一日かけて? 端っこまでついたら次は何をするのだろうか

        彼岸のきみ