記録2

子宮筋腫体験記録2 (診察、検査/大病院)

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2019.10.30 手術病院にて診察(1)、MRI撮影

仕事:1日休み
初めて赤十字病院へ。大きな病院にはお見舞いでしか行ったことがなく(しかも20年近く前)、患者として訪れるのは初めて。紹介状(※メモ)がないと診察は受け付けてもらえないという。精算機や、受付マシンなどがあり、システム化されていることに驚く。

■メモ:紹介状
紹介状には何が書いてあるの?レディースクリニックで撮影したエコー写真も共有されるの?友人医師Yちゃんにに聞いてみた。

まず、紹介状は万国共通で極めて客観的に書く必要があるので、科が違っても形式はほぼ一緒だよ。
病名、氏名、生年月日、既往歴、手術歴、経過、治療薬です。
診断(病名)は必須だけど、検査所見は参考までだから、付けても付けなくてもいいとされてるよ。

エコーは紹介先でも必ず再検査するものだし、要は影絵みたいなものだから、描出の仕方によって過大or過小に映ることやアーチファクトもあるから添付することは少ないかな。造影CT MR Iは検査の予約がとりにくいから、急ぎの場合添付することもあるって感じ。

診療情報の提供はなかなか難しく
て、前医の検査所見を鵜呑みにして何か見落とし等の問題が起きたらトラブルになるので、実際は自分の施設でやり直すことがほとんどなの。

蛇足になったり、検査所見を添付すると教示されたと捉えて気分を害する先生もいるから、よほど捉えにくい結果を捉えた時以外は、検査所見は提供しないんだ。


担当してくれたのはおじさん先生。話しやすい。「(筋腫は)はやく取っちゃう方がいいよね」ということで、エコー診断を行った後、手術日について話す。手術は約3か月後、最短の空きとなる翌年2/4に決定。(仕事の都合などで冬休みや夏休みに合わせたいなどがあれば、ここで調整できるかも)

状況を詳しく知るためにMRI検査が必要とのこと。病院で撮影してもよいが何時になるかわからないらしく、撮影専門のセンターでの撮影を勧められる。会社は1日休をとっているため、センターでの撮影予約を取ってもらう。

手術まで、子宮筋腫の成長を防ぐため、毎月、女性ホルモンの分泌を抑える注射(リュープロレリン)を打つらしい。(ホルモンの影響で子宮筋腫が大きくなる)第1回は次の生理後。MRIの結果を見つつ診断する際に行う。その後の注射は「近所のレディスクリニックで打ってもいいですよ。近所の方が便利だし、土曜もやってるし会社を休まなくていいんじゃない?」とのこと。(私の筋腫が大きいためか、結局私はその後の診察・注射も大病院で行うことになった。)その後、血液検査で採血をして診察終了。

■メモ:病診連携 (病院―診療所やクリニック)
友人医師Yちゃんに、異なる病院で診察の分担ができるの?と聞いてみた。

大きな病院と、街中の診療所やクリニックで診察を分担することを「病診連携」というんだよ。大学や公的病院は混雑緩和が出来るし、開業医は収益を上げる(注射患者ゲット)ことが出来るし、何より患者さんも近場で待たずに治療出来るから、全ての理に適ったシステムなんだ😉

午後は、予約してもらったMRI撮影へ。説明を受けて撮影。タトゥーがあると発熱することがあるという説明があり、眉毛にアートメイクを入れている私はおびえていたが、何の問題もなく撮影終了。撮影中の音が気になるかも、という説明もあったが、私は撮影中気にならず、寝た。

撮影データは撮影センターから病院に直接郵送されるとのこと。自分でもデータが欲しいので後日CD-R(2200円)を購入した。私の場合、撮影データを大病院で読み込み後にもらえたので、自分で購入する必要はなかった。

2019.11.13 手術病院にて診察(2)

仕事:午前休

MRIのデータを見ながら診察。最大8cmの筋腫がある。診断名が「巨大子宮筋腫」になる。さらに複数あるので、「腹腔鏡でとってあげたいけど難しいかな~切開かな」という診断。

例の注射を打ってもらう。おなかか腕に打つらしいので、腕を選ぶ。
「もしかしたら副作用で、更年期のような症状が出るかも、若いと1回の注射では生理がとまらないかも」と説明を受ける。

2019.12.11 手術病院にて診察(3)

仕事:午前休
生理が来たので、薬は効いているのか、自分は大丈夫なのかと心配になる。副作用はなし。「若いと1回じゃとまらないことがある」と説明される。前回その説明があったけれど、すっかり忘れていた。また注射を打って終了。午後出社。

2020.1.8 手術病院にて診察(4)

仕事:午前休
今回は生理がこなかった。入院前の検査や入院の説明が2回にわたって行われるとのこと。そのうち、医師による手術の説明には家族などが同席する必要があるとのこと。(私は母に依頼)会社の休みについて、検査を想定していなかったのであせる。でも体が第一なので仕方ない。

2020.1.17 手術前検査(1)

仕事:午後休
検査は採血、尿、心電図。薬やサプリメントを飲んでいる人は薬剤師さんとの面談があるらしい。私は飲んでいないので、面談なし。
入院について、看護師さんとの面談。持ち物や限度額適用認定など入院について準備など説明をうける。また不安に思っていることはないか聞いてくれる。せっかくなので、全身麻酔で喉にどのように管を入れるか(機械があるらしい)、尿管をどのように入れるのかなどを聞く。面白い。

その後先生の診察。これまでのおじさん先生ではなく、若い年下の女医さんになり、びっくりする。いい人そうだけど、いきなり先生が変わったことにびっくりする。(大学病院だと、先生が毎回変わったりするらしい。)この後、私はこれまでのおじさん先生に二度と会うことはなく、手術や術後診察共にこの女医先生にお世話になる。

2020.1.24 手術前検査(2)

仕事:午後休
呼吸器の検査。麻酔に関わることらしい。その後、麻酔について。オペ室にはいる時の動画を見た後、麻酔科の先生による手術前診察。普通にお話をした。

家族同席の上での、女医先生の診察。母と合流して手術の説明をうける。母が「子供は産めるんですか?その場合帝王切開ですか?」という質問をする。私は目の前のことしか考えていなかったので、ナイス質問。子供は帝王切開で産めるらしい。術後半年は回復のため、避妊するように、とのこと。自然分娩を体験してみたくはあったけれど、痛いのも嫌なので帝王切開でいいじゃないか、という気分になった。

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