夢への期限 〜40歳の壁って本当にあるの?〜
「海外に行く?今さら?」
数ヶ月前、わたしはこう言われた。
”彼女なら、きっと応援してくれる”
と大事な夢を伝えたつもりだった。
だけど、遠回しに年齢と共に
否定されたような気がして、その後
何を話したかよく覚えていない。
かつては夢を応援してくれた彼女。
時間のぶんだけ、
彼女が現実的になったのか。
それとも、
わたしが年齢不相応な夢を
持ち続けているだけなのか。
その時は、
わたしは夢を見るのに歳をとりすぎた
と感じ自分が恥ずかしくなった。
そして、「今さら?」と
わたし自身が冷めた問いを
続けてきたことにも気づいた。
夢を見るには、本当に遅すぎるのか
現在わたしは39歳。
数日後には40歳の誕生日を迎える。
世間的には ”いい歳をして…”
なんて言われる頃合いだ。
後に続く言葉もほとんど定形文。
--結婚しないのか。
--子供は持ちたくないのか。
--落ち着くべきではないのか。
耳にする度に、
反発したくなると同時に、
わたしもそうするべきではないのか
と "出来ていない" 自分を
責めたくなる気持ちも生まれた。
だけど、それ以上に
自分の奥底に見え隠れする夢に
背中を向けていることへの罪悪感が
どんどん大きくなっていた。
何度も何度も自分に問いかけてきた。
最後に残る答えは、いつも
わたしの場合は海外行きだったのだ。
一番にやりたいことを我慢してまで
誰かの決めた ”年齢相応の人” に
なることに何の魅力も感じない。
わたしにはわたしの
年の取り方があるはずなのだから。
不安がないわけではない。
「もっと若ければよかったのに」
なんて自分自身の言葉は
わたしの心を繰り返し繰り返し
引きとめようとした。
でも。
タイミングが今なのだ。
40歳になるわたしだからこそ、
できることがあるのだ。
今のわたしだから見られる夢があり
叶える力があることも知っている。
だから、遅すぎることなんてない。
夢の期限なんて、くそくらえだ。