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「長い人生、焦らないで」? 人生が長いか短いかは死ぬ時にしかわからない。

「人生は長いんだから、
そんなに焦らなくてもいいですよ」

ずいぶん前のことだけど、体調を崩し
療養を余儀なくされたことがあった。
診察した医師はわたしにそう言った。

その時のわたしより20くらいは
年上だったろうか。
モヤっとしたが
自分より長く生きている人が
そう言うのならそうかもしれない
と自分に言い聞かせた。

その時の自分は、
それまでいた日常から離れて、
一人いろんなことに
出遅れてしまうのではと
具合も悪いのに気ばかり焦っていた。
したいことが山ほどあった。
それがおあずけになって、一回休み。
それで焦らない訳がない 笑

今なら、あの時のモヤモヤが
一体何だったのかはっきりわかる。

人生が長いか短いかなんて
死ぬ時にしかわからないんだよ
、と。

誰がいつ死ぬかなんて
誰にも予測がつかない。
いくら健康に気をつけていても
どれだけ何に気をつかっても
あとどれだけ生きれるかなんて
誰にも答えられないのだ。

もちろん、焦ってしまい
うまく行くことも行かないように
なるほどなら、落ち着く必要がある。
病気や怪我をしてしまったなら
治療に専念する時間ももちろん必要。
だけど、「人生は長いから」なんて
チャンスをみすみす先送りしたくない。
立ち止まることになっても、
そこで何ができるか探したり見つけたり
そういう押し問答も、後の突破口に
繋がるかもしれない。
だから焦ったり不安になることが
可能性を広げる原動力に変わることもある。

まー、でも、
具合悪い時は休んでしっかり治して
とも言いたいけど。
あれ!?
あの言葉は休んで治しなさいって
ことだったのか! 笑

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