テオティワカン 「太陽と月の結婚」
旅のきっかけになった本
仕事をやめた後の旅先の一つにメキシコを選んだのはアンドリューワイル博士の「太陽と月の結婚」という本の影響が大きい。
太陽という「意識」の世界と月の支配する「変性意識」の世界をいかに十全に生きることができるのか。この問いに対する答えを探るために、博士は家財道具を一度片付け、一人車でメキシコへと旅する。
出発
この日は朝早くからメキシコ・シティの北方面バスターミナルから出ているAutobus san Juan Teotihuacanのバスに乗って約一時間。テオティワカンが最終でないので注意が必要。私が降りた時は一人で、少し不安になってしまったけれど、ただ単に朝早くてまだ観光客が多い時間でなかっただけのよう。遺跡は7:00~17:30まで開いているので朝早くに行くのがおすすめ。
朝一で遺跡についたため、人は少なく、静かにみて回ることができてよかった。
見学順序
色々なブログをみたりして、こんな順番で見学しました。
入り口→ケツァルコアトルの神殿→死者の道→(シティオ博物館)→太陽のピラミッド→月のピラミッド→ケツァルパパロトルの宮殿→ジャガーの宮殿→出口
テオティワカン
紀元前2世紀ごろに建造されたメキシコ最大の宗教都市国家。巨大なピラミッド都市を建設したのは、テオティワカン族と呼ばれる人々とされているが詳しいことはまだ解明されていない。
ケツァルコアトルの神殿
下の写真は昨日の国立人類学博物館。ケツァルコアトルとは羽毛の蛇という意味。ライオンのたてがみのような羽毛が表現されています。それにしてもなんてユーモラスな表情なんだろう。いいわ。
死者の道
太陽のピラミッド
高さ65メートルの巨大な神殿。テオティワカン内で最大のピラミッド。世界でも3番目に大きいピラミッド。年2回、太陽がこのピラミッドの真上に来るように計算されて建造されている。エジプトのアブシンベル宮殿、カンボジアのアンコールワットなどでも同じように巨大建造物が太陽の登る位置を計算して建てられている。ビルの中ですむ現代人とは違って古代の人々は直に太陽や月のエネルギーを感じて生活していたんだろうな。。
月のピラミッド
テオティワカンで一番大きいのは太陽のピラミッドだが、一番重要な建物は月のピラミッドとされている。この月のピラミッドに向かって死者の道がまっすぐに伸びている。ここで宗教儀式が行われ、すぐ横にあるケツァルパパロトルの宮殿は催事に関わる神官たちの住居であったと考えられている。夜の世界(無意識の世界)を司る『月』を太陽よりも重要に捉えていた宗教観が興味深い。
月のピラミッドからの眺め
ケツァルパパロトルの宮殿
聖なる鳥である「ケツァル」と蝶の「パパロトル」の合体した姿だとか。エジプトでみたホルスを少し思い出した。
おまけ ホルス君(確か香水に関する遺跡だったが名前が思い出せない)
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