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藤田真央 モーツァルトピアノソナタ全曲演奏会第1回

2021年 3月29日(日)14時開演

王子ホール
〜清らかな始まり〜
ピアノ・ソナタ 第7番 ハ長調 K.309
フランスの歌「ねえ、ママ、あなたに言うわ」による12の変奏曲 ハ長調 K.265
ピアノ・ソナタ 第16番 ハ長調 K.545
6つのウィーン・ソナチネ 第1番 K.439b
休憩
ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 K.279
ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330

3月29日は藤田真央さんのモーツァルトソナタ全曲シリーズの第一回を聴きに王子ホールに行ってきました。熾烈なチケット争奪戦をクリアして、ほぼホールの中央のお席に座り、素晴らしい響きを聴きました。すべてハ長調 の曲で構成されたプログラムでしたが、10本の指から紡ぎ出される美しい音と豊かな表現に、ただただ感動しました。
その代償として、今日は一日自分の下手なモーツァルトと向き合うことになりました。明日は合わせがあるのです💦
・・・
ところで、評論家の小林秀雄は昭和21年に発表した「モオツァルト」で


“モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない”

と書いて大きな反響を呼び、一世を風靡したそうです。有名な本のようですが、私は最近になってそれを知り、モオツァルトの古本を取り寄せて読んでみました。知らない方は写真をご参照ください。有名な弦楽5重奏曲ト短調の冒頭です。

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tristesse allante...モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。涙の裡に玩弄するには美しすぎる。
さて『マオツァルト』の短調はと言うと、また違った魅力があると思います。昨日、ハ長調から時折り短調にうつろっている間にふっと見つけました。
秘密です(笑。
次回10月に開かれる第2回は、全て短調の曲で構成されたプログラムだそうです。と言っても短調のソナタは2曲しかないので、ロンドやファンタジーなどが入っていたと記憶しています。
王子ホールで2日間、またチケット争奪戦が大変になるのでお日にちはご興味あればご自身でお調べください(笑)
とっても楽しみなので、その日まで元気にがんばります。

(facebookから転載)




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