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ルグランでアペリティフ


 広尾にオープンしたルグランというワイン屋さんに行ってきた。このお店はパリ2区のrue de la banqueにある老舗のワインショップLegrand Filles et Filsの初の海外店舗だそう。パリのお店には時々買いに行っていて、素晴らしいワインとの出会いに感激したことが良い思い出として記憶に残っている。当時22、23歳だったと思うけれど、フランス語は下手だしワインの知識もそれほどないのに、店員さんはとても熱心に説明しながら一緒に選んでくれた。日本円にして6,000円から7,000円ぐらい出すと、それまで飲んだことがないほど素晴らしいワインを買うことができて、大事にラベルやコルクをコレクションしていたけれど、引っ越しの時に全て捨ててきてしまったな。


 毎年11月の第3木曜日に解禁になるボージョレヌーヴォーは、昔はその年のブドウの出来が味を左右していたそうだけれど、近年は均一化されてしまい、なぜか毎年調整されて同じような味になっていた。もはやボジョレーに期待している人は誰もいなかったし、「ハリボー味のワイン」とか、どうしようもない言われようだったけれど、ルグランのオリジナルのボージョレは他と少し違って美味しかったような気がする。そんな経験もあって、ルグランがセレクトして置いているワインはコスパが良く信頼がおける、と勝手に思っていた。

 さて広尾店はぐるっとワインの瓶に囲まれた店内に、カウンター席とカフェテーブルの席があった。今回は友人たちとワイワイ賑やかに行ったのでテーブルだったけれど、カウンターには一人でフラッと飲みに行っても大丈夫そう。一緒に行ったメンバーはワインが好きな友人二人と、お酒が全く飲めない友人一人。お酒が飲めない友人はカフェを飲んでいたけれど、後で聞いたらまた飲みに行きたいほど美味しかったそう。チーズやサラミのおつまみセットと一緒にグラスワインを2杯飲み、夕方5時から食前のアペリティフタイムを満喫した。日本にいることを忘れるね、この雰囲気は。そういえば1リットルの瓶も置いてあったので、次回はボトルで頼みたい。


 


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