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ガーデニングあれこれ

5月は薔薇の庭の季節。
ガーデニングを始めて7,8年になるが、実はこのコロナ禍で何本かバラを枯らしてしまった。
コロナ騒動や猫のお世話…と、言い訳はたくさんあるが、早い話が庭に飽きたのだと思う。
はじめは何がなんだかわからずに、所沢の西武球場で毎年開かれる国際バラのガーデニングショーに行って色や形や特徴もわからずに衝動買いしてきたツル薔薇の苗が、想像以上に育ってしまった。

所沢西武球場で買ってきたピエールドロンサールの苗はみるみる間に壁を覆うほどに育った


横浜の家では40株近いバラが咲くのだけれど、そこから余った苗をもらってきて植えたら、近所からクレームがくるほど大きくなってきまった。その割には自分で花を気に入って育て始めたレイニーブルーという薄紫のバラはあまり育たなかったり、、、と、なかなか思うようにいかないのである。

レイニーブルー
レイニーブルー

手入れの大変さとは別に、樹勢が良好なバラたちの、成長しようとする勢いは気味が悪いと感じるほど。ピンクはあんまり好きじゃないのにな…しかもピエールは香りも放たないし…と内心で思いながら水や肥料をあげている私の気持ちは無視して、近くの電線に絡まりながらぐんぐん育ち、いずれ庭をぐるりと囲んでしまうのではないかと心配になってきた。
それで去年の冬はあまり積極的に世話をしないで放置していたら、ついに枯れた。枯れたといっても全部ではなく、半分ぐらいの枝は残った。枯れた枝は切ってもらい、ついでにピエールの横で毎年小さく遠慮がちに咲いていた、ドクタージャメインという赤いビロードのバラをメインに壁に這わせてもらった。
今週になってピエールとドクタージャメインの両方が咲き、バランスを見てみた。
去年までの真っピンクな壁面に比べたらおとなしいけれど、ドクタージャメインの花のつき方には品があるし、葉と葉の隙間まで気品が漂い美しい。

ドクタージャメイン
ピエールとドクタージャメイン

こちらは惜しくも一昨年ダメにしてしまったジャクリーヌデュプレ。まるでチェリストのジャクリーヌデュプレのように可憐で、パッとどのバラよりも早く完璧な形に開いたと思ったら、あっという間に散ってしまうバラだった。

ジャクリーヌデュプレ
ほんの一瞬だけ満開になるジャクリーヌデュプレ

横浜からもらってきた群星という薔薇は、棘がないので扱いやすく、どんどん育って3年もしたらこんもりしたアーチになった。気に入っていたけれど隣のおばさんに文句を言われたので抜いた。

群星

現在はバロンジロードランという赤いカップ咲きのバラと、オルブライトンランブラーという、あまり育ち過ぎないツル薔薇2本を植えて綺麗に咲いている。

群星に代わって植え替えた玄関のバラ

都心の小さな庭で世話したりしなかったり、気分に任せて好き勝手にガーデニングをやってみて、バラや植物の生態が少しだけわかってきた部分がある。本を読んだり人に教えてもらうだけのガーデニングは、やっぱり面白くない。自分が好きな庭が出来上が諦めずに細々続けてみようかなと思っているところ。

冬のある日、作り直しの庭







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