コーヒー裏方

明日、着く予定だった生豆が今日届かなかった。いいかえれば、今日着くはずだった生豆が届かないので明日焙煎ができなくなった。

ワニさんが、おもむろに私の方を向き、「時間ができたので、君（自分で）焙煎（の練習）する？」と聞くのでおもむろに今日の出来事を振り返った。9/16.17と長野在住の写真家さんの家に遊びに行く予定があってその時の電車のチケットを編集者の人に渡しに行っていた。銀座のユニクロの前で待ち合わせをしていたが、当日の予定を少し話そうかということで喫茶店に入ることになった。鎮座松屋の近くの地下に降りたところに、こんなところに、こんな喫茶店があるんだな…という感じの店があった。ほーと、思いながら私はアイスティー、編集者の人はミックスジュースを頼んだ。なかなか来ない飲み物を待ちながらこの10年ほどのコーヒー裏方に専念した私の労を労ってくださってびっくりした。

「よくぞここまで裏方に徹したね。もうそろそろ自分のことに専念したら？」

と言われて、コーヒー裏方に私は専念してたんだな…と改めて実感すると同時に「何も（自分の）形になってないよ」と伝えると、「だからすごいって言ってるんだよ徹底して裏方に専念した証拠でワニ珈琲はみごと今の軌道にのったってことだよ」にうーん果たしてそれが本当に良かったがが今の悩みの一つだから返答に困った。

続けるって大事でしょ？
続けるって大事だよ！
だから続けると裏方だよ
そういうことじゃなくて（笑）

と会話が進むようで進まない。「でも、あれだよコーヒーで名を出すなら自分で焼かなきゃね」と言われて最初の話に戻る。焙煎か…と思うのだが世の中に、焙煎人になりたい人が山ほどいる中で学ぶという環境に恵まれすぎてるが私は実のところ家族で同じ業種に被ることは勿体無い気がしている。コーヒーはワニさんができるんだから私はコーヒー以外の方がいいんじゃないの？ただ、本確的にコーヒーが焙煎できる技術を身につけることは悪くないと思う昨今、（練習）やりますと返事しようと思ったらもう予定は埋まったとのこと。

よって、空いた時間焙煎レシピを振り返り作ろうと思います。