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ザルでちゃんと手焙煎できる人は焙煎できるらしい…

今日は、焙煎お休み。私はひと足もふた足も早い春を探しに新宿伊勢丹に行く。お目当てはラファーで編まれたオレンジとバナナのポーチ。たまたまロンハーマンのSSコレクションで見つけたポシェット。ブランドが分かったので同じ買うならポイントの貯まる方の伊勢丹を選んだ。

店員さんにかくかくしかじかと特徴を伝え、ネットで発見したものと同じものを見つけたが実物は天然素材分色味が写真より淡かった。それととても小さいものなので本当に必要最低限のものしか入らないということ。悩んで悩んで友人も巻き込んで、結局予約をした。私のものになるのがバナナかオレンジかは3月になればわかる。

さて家に帰り先だって自分焙煎したグァテマラのピーベリーをドリップする。日が増すに連れて味わいが落ち着いてきた。

素人の私がなぜこんなに早く焙煎が理解できているかというと旦那様が中川ワニさんで10年焙煎を見守り続けていることもあるのだが、ザルで1人前用だけ手焙煎ができるのである。(詳しくは家で楽しむ手焙煎コーヒーの基本を読んでください)

ワニさん曰く、ザルの手焙煎でちゃんと焙煎できる人は大きな機械になっても焼けるようになるだけのコツが自然と身につくようなことを10年前に言っていた。よって私には変な自信という基礎ができているので実際、焙煎機を動かすと頭の中にハンドローストがシュミレートされる。

やっぱり小さいながらでも基本となる素があると何も知らぬとは全然違うと思います。そしてなによりそのもの自体が美味しいか美味しく無いか、コーヒーの味がちゃんとわかる舌があるかが肝心である。

私はもともとコーヒーよりお菓子が好きだが、それでも焙煎人の妻君としての役目としてはコーヒーを飲むということを真面目に10年積み重ねた。そのおかげで生焼け、焦げすぎ、なんとなく焼いた味と劣化したものはきっちりわかる。なんとなく焼いてなんとなく淹れられたコーヒーほど美味しく無いものはない。

下手なりでも、一生懸命は美味しいへの通過点である。

なんとなくに要注意ですよ。自分自身も他人に対しても。

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