喋れない子だと思ってた

お隣のおばちゃんが私のことを
すっと「喋れない子」だと思っていたって知ったのは
大人になってからのことでした

子どもの頃の私は
人からどう思われるのかいつも気にしていて
誰かに会うと

挨拶しなくちゃ
でも声がひっくりかえったらどうしよう
びっくりさせちゃったらどうしよう
あなた誰？って聞かれたらどうしよう
無視されちゃったらどうしよう
こわい
こわいこわい
そうだ！気づかないふりをしちゃおう

相手から見たらぷいっとそっぽをむいて
逃げてしまったように見えてたのでしょう

お隣のおばちゃんは
私の姿を見かけても
会話をする機会もなく
「あの子は喋れない子」って
思い込んでいたようです

その話を母から聞いた時は
私は人前で話す仕事をしていたし
学生時代は演劇部や軽音楽部で
舞台に立った経験もあり……
もはや笑い話になっていたのだけれど

幼い頃の私
闘っていたなぁ
良い子でいなくちゃって
頑張っていたなぁって

改めてしみじみと思うのです

あの頃の私に言ってあげたい

あなたはうまくやってても
うまくやれなくても
愛されてたんだよ

変な声が出ちゃっても
相手に気づいてもらえなくても
愛されてたんだよ

もう大丈夫だよ
頑張らなくても大丈夫だよ

今ではすっかり登壇中のネタになっています
信じられないでしょう？
「喋れない子」だと思われたくらい
コミュニケーション取れない子だったんです
変化できたコツはなんだと思いますか？？

大丈夫だよ♡って
自分を抱きしめてあげることです😊