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【揺れるものが怖い】揺れ恐怖症とは一体どういうものなのか?

この記事では、私が幼少期から悩んできた「揺れ恐怖症」についてお話ししていこうと思います。
同じ悩みを抱えられている方にとって、ほんの少しでも力になれることがあれば幸いです。

揺れ恐怖症とはどういうものなのか?

まずは「揺れ恐怖症」とはどういうものなのかを、私の体験を含めながら簡単にご説明しようと思います。

揺れ恐怖症は一般的に聞くような「高所恐怖症」や「閉所恐怖症」などに比べると、あまり馴染みのない恐怖症だと思います。
字の通り、揺れるものが怖いという症状です。

私は物心がついた頃から揺れるものに対して恐怖心を抱いていました。
揺れるもの以外に、回るものや大きな音に対しても、同じ症状が起きることもありました。

揺れるものや回るものといっても、該当するものはさまざまでした。
あれは怖いけど、これは大丈夫というものがあったり、ネットで書かれているものと私が怖いと感じるものが同じというわけではなかったり、かなり個人差があるものなんです。

今はほとんどのものが平気になっていますが、これまでに私が怖いと感じていたものを、思いつく限りまとめてみようと思います。

怖いと感じたもの

【揺れるもの】
・電気の傘、紐
・ブランコ
・振り子時計
・メトロノーム
・大きな鐘
・遊園地のアトラクション(空中ブランコやバイキングなど)
・お風呂や水槽の水(時々)

【回るもの】
・自分自身が回転すること(前転やその場でくるくる回ること)
・輪になって回ること、それを見ること
・目が回ること
・コーヒーカップ(見るもの乗るもの✖️)
・メリーゴーランド(時々)
・ゆっくり回る乗り物

【音・その他】
・ブランコのキーキーという音
・ボールが跳ねる音
・バイクのマフラー
・鐘の音
・サイレン
・一定のリズムでなる不快な音
・隙間風の音(ブランコの音を連想させる)
・大きすぎる重低音
・高く跳ね上がるボール

怖いと感じなかったもの

【揺れるもの】
・風鈴
・風で揺れる植物
・カーテン
・コップの中の水
・車
・飛行機
・船
・電車
・ジェットコースター

【回るもの】
・洗濯機の水
・観覧車

【音・その他】
・楽器
・映画館
・ライブ
・カラオケ

これらは思い出せる中の一部ですが、その都度怖いと感じたり、そうでなかったりするものはたくさんありました。

揺れ恐怖症について発信しようと思った理由

私が高校生になった頃ぐらいに、初めて自分の症状について調べてみたんです。
この頃は症状が落ち着いていた時期でもあったので、少しずつですが揺れ恐怖症に向き合うことができたんだと思います。

調べてみた結果、揺れ恐怖症に悩む人は自分以外にも存在するということを知ったものの、情報発信をされている人は圧倒的に少ない印象を受けました。

単純に揺れ恐怖症を抱えている人が少ないということもあると思いますが、そもそも記事にできる人がそんなにいないのではないかと思ったんです。

記事にできないというのは、自分の経験をうまく書けないからとか、ブログをやっていないからとか、そういうことではなく、書くことによって揺れ恐怖症を発症してしまう恐れがあるから書けないんじゃないかなと思いました。

  ですが、私と同じように「揺れ恐怖症」で悩んでいる方や、身近な人のために情報を集めている方がいるはずです。
そんな方たちにとって少しでも役に立てるならと思い、私が経験してきた「揺れ恐怖症」について書こうと思いました。 

と言っても私自身100%克服できたわけではありません。
もしかしたら書いている途中に怖くなってしまうかも知れない。
それは書いてみないとわからないことです。  

そんなリスクを背負ってでも情報を発信しようと決めたのは、今の私なら書けると思ったからです。
逆に言えば、今の私にしか書けないかもしれないからなんです。
この先またぶり返す可能性だってゼロではありません。 
比較的克服できている今にのうちに、揺れ恐怖症についての情報を求められている方に役立つ記事を書こうと決めました。  

実体験は有料記事で公開しています

本記事では揺れ恐怖症についてさらっとお伝えしましたが、有料記事の方では、約20年間揺れ恐怖症に悩まされた私の実体験を綴っています。

  人の役に立ちたいというなら無料にするべき という意見もあると思いますし、私自身も無料にするべきではないかと考えました。
そのほうが揺れ恐怖症についていろんな人に知ってもらえるはずだから。 

それでも有料にしたのは何故なのか。
理由は3つありますので、順番に述べさせていただきます。  

本当に知りたい人だけに知ってもらいたい内容だから

有料記事にした1つ目の理由は、本当に知りたい人にだけ知ってもらいたい内容だからです。 

私は揺れ恐怖症という珍しい恐怖症があることや、今も悩んでいる人がいるということは、多くの方に知ってもらえたらいいと思っています。
なのでおおまかな症状や私がどんなものに対して怖いと感じていたのかなどは、無料公開にして誰にでも見ていただけるようにしています。
この記事を見て、「揺れ恐怖症に悩んでいたのは自分だけじゃなかったんだ」と思ってもらえたり、私の存在や共感が励みになればいいなと思ったからです。

ですが、そこをさらに掘り下げた私個人の感情や生き方、苦しみや克服の方法などの経験については、「みなさん!知ってください!」と言える内容ではありません。
揺れ恐怖症を抱えていた私がどのように苦しんで、どんな風に戦ってきたかということは、

  • 揺れ恐怖症に悩んでいる

  • 相談する人がいなくて一人で抱え込んでいる

  • 身近な人のために情報を集めている

  • 揺れ恐怖症について知りたい

  • 私の経験を知りたい

という方たちに届けたい内容だからです。  

自己防衛のため

2つ目の理由は、私自身を守るためです。

現時点では全くありませんが、もしかしたら今後この珍しい症状について、心ない言葉を投げられる可能性もないとは言い切れません。
そんな人はいない!と言いたい気持ちではありますが、綺麗事なんて言ってられないのがネットの嫌なところです。

自分の身は自分で守らなければいけないのが現状なので、自己防衛のため有料にしました。  

私自身がリスクを背負って書いた記事だから

3つ目の理由は、私自身がまた揺れ恐怖症を発症してしまうかもしれないというリスクを背負って書いたものだからです。

私はこれまで避けれるものをできる限り避けて生きてきました。
だからこそ克服に近づけたんだと思っていますが、こうして記事にすることは自ら怖いものに近づきに行っているようなものです。

今の私は昔に比べると、揺れるものに対して怖いと感じにくくなっています。
ですが、それでもいまだに怖くなるときの感覚は残っています。
この感覚は大人になるにつれて制御できるようになっていきましたが、制御しているのはもちろん私自身です。
つまり、私の意思でいつでも怖いと感じる状態にできてしまうわけです。

この記事を書いている途中に怖くなってしまうかもしれない どんどん制御できなくなっていくかもしれない そんな可能性が少し残った状態、リスクを背負った状態で書いた記事だからこそ、より現実的で価値があるものだと思っているからです。

以上3つが有料記事にした理由ですので、ご理解いただけますと幸いです。

今回は揺れ恐怖症を抱えて生きてきた私の経験を記事にしました。
この記事が、同じ悩みを持つ方にとって少しでもお役に立てれば幸いです。


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