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よい著者と売れる著者は違う。ただ、インチキ知識著者は、いつか消える(けど、新手のインチキ著者がでてくる。困るなあ・・・)。

いつまでも、けっこう「インチキ本」「とんでもニュース」が出ますから、ちょっと整理してみました。
そのわりに、エビデンスとか理論を説明しないとわからないので、偉く長くなってしまいました。とほほ・・・。

いつもの2X2分析ですよね。
横列の左が、知名度が低いで、右に行くと高くなります。
縦列は、上が内容的に正しい、正確で、下が間違い、ただのホラ発信です。


(A)は、知名度が低いが、内容が正しい著者です。これは、本来、出版業やニュース配信業の立場で言えば、積極的に紹介すべき著者です。
もちろん、運よくなにかデビューされる方もいますし、ある程度インフルエンサーになっている人もいます。
(私も前に出版社さんにスカウトされたのは、日経産業新聞に掲載されたのを知られたみたいです。調査力すごいと思います。)
この著者は、右の(B)に移るはずなので、応援するのがいいでしょう。もちろん、当人の努力が必要ですが。
まれにですが、欧米で有名な研究者だが、日本では知られていない場合はここに入ります。

(B) これはすでに有名な作家で、ちゃんと調べている方です。これはまあ、当然、売れるでしょう。ほおっておいても、本なら平積みにしてくれるでしょう。出版社は広告費もあまりいりません。
具体的には、たとえば百田尚樹先生や門田先生あたりです。亡くなられた立花先生などもそうでしょう。がんばれば、知の巨人コースです。
 ここゾーンの本は、もうどんどん出してもらいたいです。ジャンルによって、いい先生が違うからです。発掘しないといけませんが、それは最初は無名なのでAゾーンになってしまいます。

(C) これはもう読まないでもいいし、出すのもいらんし、内容も担保されないし・・・まあ、出したい人の同人誌ってことかもです。ブログでいい気がしますね。

(D) これはやっかいです。なぜなら、(B)からさぼってきたので、名前は有名ですが、時代が変わって、その人の持っている情報は時代遅れです。遅れているだけでなく、だんだん間違っているかもしれないです。ここは、老害だったり、左翼学者・左翼ジャーナリストなどがそうです(20世紀前半だと正しかったのかもしれないです)。
名前はいうとやばいので控えますが、池●氏、野●悠●雄氏、筑●哲●氏、田●陽●氏あたりです。→ネットで保守系の論客とかの評判コメントなどを読むとなぜかわかると思います。
やっかいなのは、4-7割くらいは正しいことをいうから、騙されてしまうのです。それにいかにも自慢げに、結論ありきのインチキ説法をとうとうと語りますので騙されやすいです。
なぜ、前はBだったのに、Dに落ちるかというと、当人が驕ってしまって勉強をサボっているとか、前にいい本を出していたときは周囲にいい助言スタッフがいたのに、今は誰もいないからだと思います。あと、用済み、オワコンなのに、時代が変わっているのに、しがみついているからだと思います。いさぎよく、70歳以上なら引退すればいいのにと思います。
このへんが、「元気で価値のある老人」と「ただの老害」の違いだと思います。


少し、変わった例では、有名教授だけど、畑違いの内容の本を書かせるときが心配です。よくやらかすんだと思います。内容がぽこぽこ間違いがあるってことです。 → 別のその畑の専門の方と、共著にしたらいいんだと思います。

あとは、ひろゆき氏みたいな、炎上系とかだと思います。でもひろゆき氏はいいこともいうけど、あってないこともいうので、うーんとDゾーンかもです。内容によります。得意で正確な内容だとBで、いんちきつり本とかだとDとみていいでしょう。
タイトル詐欺とかもありますよね。雑誌で扇情的なタイトルつける雑誌がありますが、そういうのです。えーとSPA編集部とか? 内容はわりといいものが多いですけど、好き嫌いはあります。「週刊誌風」だとちょっと高級臭が消えてしまうから・・・。まあ、それはどっちでもいいんだと思います。A級グルメとB級グルメ、食べたいときのTPOがあるので、どっちも食べればおいしいです!! 本も一緒です!!


(D)チームの人は、もうオワコンなのですが、当人とバカな人にはわからない。
そのバカな人には、勉強不足の編集者も入るのでやっかいです。こういう人が「あの先生、有名だから、新刊も大丈夫だろ」といって出すと、炎上したり、批評にぼろくそいわれたりします。
日本の読者の多くは賢いのです。なんたって、平均IQ107で世界一です。教育もかなりいいです。著者より、読者のほうが賢いときもよくありますwww
もちろん、「売れない人の本なんて出すもんか! 金だ金だ!」という出版社さんは、このDの作者をあてにしてしまいます。

というわけで、Dゾーンから、今日も「いまひとつバカ本」が出版されてしまうのです。ああ、頭が痛い。

たぶん、それにあたった担当編集者さんにはわからないと思います。
「あれ? あの有名大学教授に書いてもらったのに、いうほど売れないし、Amazonの批評もけっこうひどい書かれっぷりだ。なんでだろう?」
と嘆くことになるかなと思います。
(ただまあ、Aよりは有名なので、1-3万部は売れるかなとは思います。だって、バカにはバカのファンがつくんです。

この場合、どうなっているかよく見てみましょう。
まあ、普通は最低でも、「出身大学」「今の職業や過去の職業とポジション」はチェックされると思います。しかし、もう1つ、深くチェックいただきたいのです。

(A) その大学、左翼で有名じゃない? (もちろん、その大学卒や大学教授でも、中道や右派の人はいます。) ハーバードと早稲田、東大、京大、立命館はまあ、一般に左だっていわれますよね。「リアリズム」をきちんと教えている先生が多い大学がいいと思います。うちの母校も、左巻き教授が多いんですよ。紫ババアとか紫ババアとかwww(共産党党員ですしね!)

(B) TVで有名だけど、使ってるTV局の番組、左翼系強いといわれてない?
(C) よく出てくるメディアって、ここのメディアバイアスチャートでいうと、極左や左翼じゃない? できるだけ、真ん中かちょっと右を選ぶと「事実」「科学的」見解が得られます。
(D) 変な思想バックがないか? 洗脳されていないか? →一番多いのは、共産党員、中国政府、カルト宗教、チュチェ思想などです。これが危険です。

(この中のCNNの社長の、フェイクニュースばらまき指示がすごいから、絶対に読んでね!! トランプさんのイメージがすっごい変わるし、以下に私たちがCNNに騙されていたか、わかりますよ!)

伝統的有名出版社が、知らぬうちに、親中スパイにまるめこまれているとかってあるのです。
なぜなら、中国バックで、広告費とかかなり出してくれるからです。実は、あの中道で、わりとましな、ウォールストリートでさえ、やられました。

(あと、やばいところに潜入ドキュメンタリー本などは、実態がやばいので、こういう説明の範囲外なので、ご注意ください。一定数は読むと思います。すごく売れるネタもあるかもです。いまだと、ウクライナや中国への潜入ドキュメンタリー本などでしょうか?)

テーマ系でいうと、共産主義の皮をかぶった、なんか新しく見えるものが、やばいのが集中しています。それにだますのが巧妙なんだな・・・。
今だと、こういうのです。あ、個人名だしちゃった! ごめんなさい。謝っておこう。

人新世系 →★1のコメント見てみるといいよ。

Amzonでのレビューで、この星のバラツキも実に怪しい。「売れてるけど、怪しいやばい本」だってたぶんわかるはず。
本当の名著は、5に8割くらい固まって、4が2割近くて、それ以外がもう1割未満、3%とかなんだよね。→ それは販売直後だけかもです。売れて2年くらいたつと、読者レベルが落ちるので価値を理解してない読者がだんだん増えてきて、たとえ、名著であっても、星5 率がちょっとずつ落ちていくみたいです。なので、2年以上たっていて 5が6割に落ちていても名著のものはあります。(なおこの本はごく最近発売ですので、星5の比率はやっぱり低いです。)



たとえば、この人なんか、頭いいコメントです。
「この手の本は用心して読まないことにしているが、ベストセラーということで読んでみた。マルクスに対する理解の視野は少し広がったようにも思うが、内容は繰り返しが多く、一見、多くの文献を参照しているように見えて、実は思い込み、押し付けがあまりに多い。もうひとつ。哲学は人間を見つめる学問だと思うが、人への洞察や理解が全く不足している。社会経験のない、お勉強のできる恵まれたお坊ちゃまが、机の前で考えたことに過ぎない。優れた哲学書から伝わる気迫が全く感じられない。著者のいう世界を実現したいなら、オーガニック繊維のシャツを着て、高価な食べ物を食べて、世の中で一番のんきな大学の教師などやめて、まず持論を実現すべく活動でも始めたらどうか。著者自身が資本主義を不可視化するための免罪符と糾弾する行為をオーガニンク繊維のシャツを着て体現している。とんだ欺瞞だ。冷暖房が効いたところで理想を語るだけなら誰にでもできる。加えて、自分の空論を実現するための処方箋が全く示されていない。人間の観察から始めて、専門の哲学をもう少し真剣に探求しては?
「何故このような本が50万部も売れてるのか、拙者には理解不能。
マルキシズムという「巨大な災厄。数千万もの人殺しを行った終わったイデオロギー」で、どうやって気候を変えるって言うの⁈ 「寝言は寝て言え」
だいいち、人為的気候変動なんて、あるのか?斉藤幸平氏は「ある」と科学的に説明しきれていますか?まさか。
遅れた旧東ドイツ圏から生まれたヨタ話にしか思えませんでした。星はゼロ。」

環境系、フェミニズム、BLMあたりが、21世紀の新しい顔をしたマルクス主義者で、ルサンチマン(ひがみ妬み嫉み嫉妬)の匂いがプンプンするwwww ああ、腹痛いwww

これ絶対読むべき。大紀元さん、渾身の共産主義に対するオピニオンだ。
たぶん人類史上、最悪の思想が共産主義なのだ。しかも、マルクスはおそらく善意で考えたのだろうが、結果としては悪魔に使われているという悲劇!!

https://www.epochtimes.jp/category/393

というわけで、出版社はいいかげん、騙されないでもらいたいなあ。
いや、良心を捨てて、金もうけだけに徹するっていうのもありと思うけど、一流出版社っていうのが、二流、三流に落ちていくのだと思いますな。
でも金もうけだけだったら、「パンとサーカス」系本を出してりゃいいでしょって思いますよ。無害ですもん!!


脳科学とAIを研究している私からいえば、こんなかんじです。

バカにならないこつは、
(1) あまり知らないことは、とりあえず黙っている。「知らない」と素直に言うか、あとでまじめに調べることがいいです。
 (へんにプライド高いとか、敵意むき出しにならないように注意すべきかなと思います。)

(2) 知っていることは丁寧に調べて、わかっているところだけを説明する。わからないところは無理に情報埋めはしない。する場合は「推測ですが・・・」「仮説ですが・・・」という前置きで自分の意見を言う。あるいは「XXかもしれしれないのでは?」などと疑問で終わることです。事実と意見は別にして分けておく。

(3) 自分でうまく説明できない場合は、一番正しい専門家の意見を引用したり、リンクして、あるがままを相手に提供しておく。

(4) 論理的に正しいかどうかは、自分でもチェックして、できれば有識者の人にチェックしてもらう。そのために、できるだけ自分より賢い優秀人材と友達になっておくことです。1人だけで相手にチェックしてもらえない場合は、近い意見を持っている、まともな専門家の意見を探します。そして(3)のように提示して、相手に理解してもらうようにします。

(5) 常にいったん頭をリセットして、できる限り、左右、自分と違う意見も一応拾って比較する癖をつける。結論ありきや、好き嫌いでは絶対に考えない。

(6) バカとは近づかない。まともでない、インチキ専門家は無視する。(騙してくる人もインチキ専門家の親せきです。)

(7) 100%正しい人は非常に少ないので、まちがったときは、反省して、次は間違わないようにすることだと思います。これができないと「また、バカをやってる」と言われてしまい、「本物のバカ確定」になってしまいます。


というわけで、年中、Dゾーンのバカ本を出している編集者や出版社が、目覚めてくれることを祈るばかりです。

※ なぜ、左翼が左巻きかは、私が脳科学をもとに現在執筆中です。出版社はまだ決まっておりませんので、ご指名をお待ちしております。
 連絡先はプロフィール蘭にメールアドレスを記載しております。

おまけ:

今まで、こっそりごまかしていたのに、事実があきらかになると「正論」と認めざるを得ない人がだんだん出てきます。

たとえば、直近のだとこれじゃないでしょうか?

 あと、左翼いわく
「嘘はつきつづけたら、真実になる」
だそうですよ。本気で信じてるらしいので、怖いったら、ありゃしない!!


物の見方のゆがみについては、まあ、どなたか脳科学者でちゃんとしている先生の「脳内バイアス」とかの説明を読んでもらうといいと思います。
ちょっと説明が違いますが、私も似たようなことと、もうちょっと新しい研究を説明しています。


大変長くなりましたが、ぜひ、お読みください。
ちゃんと素直に読んでもらったら、目からうろこ だと思いますよ!!

AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!