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バカのリトマス試験紙 その3 ~見聞きしたものをゆがめて理解する人々~

いやあ、世の中、養老先生が名著「バカの壁」を書いてからでも、バカはまだまだちっとも撲滅されておりません。

「バカのリトマス試験紙」とは、「このテーマでこういうことを言っている人がいたら、まあたぶんバカでしょうね」と判定できるものです。

今回はちょっと私が研究している脳科学について、愚か者がどのように物を見えているかをちょっと解説したいと思います。

人は普通は、目や耳から、視覚情報、音声情報を得ます。
ところが、実は気持ちが弱い人は、「怖いものは見たくない」「嫌いなものは見ようともしない」ことをします。これは、心理学でいうと「暗点化」と言いまして、一種の防御機構です。

「暗点化     【アンテンカ】
scotomization
 ある事柄や出来事が意識化されていながら,その存在を認めたり,それが知覚された時に葛藤や脅威等の心理的不安定がもたらされるとき,あたかも盲点が生じて意識化されなかったかのように事実を否定したり,注意をそらすことで自我の脅威を防衛する心的機制。ラフォーグ(Laforgue, R.)によって概念化された。盲点化ともいう。精神分析理論における自我の防衛機制で否認とよばれる概念に相当すると考えられる。」(広辞苑より引用)

普通の人は、たかだか「昨日、1人の男性が車で引かれて重症です」といったニュースや、「日本政府はXXという法律を策定中です」というニュースくらいだと、「あー、そうなんだー。大変だね」という程度だと思います。
しかし、世の中には「日本政府は俺の敵だ」と決めつけている人々がいます。彼らの頭の中には、日本政府というのは一応なりとも「国民の幸福のために努力する組織機構」ということがわかっておらず、「日本政府は俺から自由を奪い、俺から税金という名目で財産を取るあげる敵だ」と思っている人がいます。

こういう人は、「自分が気に食わないものは見ません、聞きません」ので、このようなステップで愚かな行動に出ます。
6段ほどあり、前半は3段あるので、普通はどこかで「中止」していいのに、右の3段まで行ってしまいます。

愚者の6段活用

ついでに、実は脳科学でいうと、海馬が弱い(MRIなどでサイズが小さいなどがわかるらしい)と、短期記憶が長期記憶に入っていきません。このため、一番下の「失敗を忘れる」ことで、何度でも失敗します。
たとえば、左翼の立憲民主党の有名議員などは、すぐブーメランを飛ばして、自分に戻ってきますが、この「失敗を忘れる」を何度でもするわけです。
こうなると、完全に「バカ」というレッテル貼りができるでしょう。

参考: 行動パターンをぜひ観察してみてください。脳科学研究としては、実に興味深い反応が見て取れます。

とまあ、主に「暗点化」をベースに愚かなことをする人を解説しましたが、最近、私はこの変形があるのかなと思うようになりました。
右の3段は同じなのですが、左側がちょっと違います。

愚者の6段活用の変形 ゆがみ認知

一応、何かを見るのですが、「逆張りで解釈する」とか、「ゆがんで見える、曲解する」とかだなと思います。

あまり正確でない比喩表現ですが、「ゆがんだレンズ」が目の中にあるというか、実際は脳の中に、「ゆがんだレンズ」が入っているのです。

気に食わないものを見るのは一応見ますが、ゆがみ認知・ゆがみ認識なので、結果とした頭の中の理解はおかしいです。

たとえば、グラフで右肩あがりなのに、それが気に食わないので、右下下がりのグラフを頭の中で、勝手に書くのです。音声の時も、おそらく同じで、自分の都合のいいように聞くのだと思います。
まあ、これは極端な説明ですが、数字を大きくしたり、小さくしたりするのは、ざらです。
(前に、円グラフをごまかしたTV局がありましたが、あそこまでいくとゆがんで見えているというよりも、「そのようにあってほしい」という願望がありすぎなのでしょう。

要するに、生物学的に弱いので、自分がいいように解釈することで、弱い気持ちに届かないようにブロックするのだと思います。

有名な実験で、赤ちゃんや猿に(見たことない)蛇を見せるとどうなるかというのがあります。ほとんどの実験結果では、サルも赤ちゃんも蛇を恐れます。(ちなみに、キリスト教では、サタンは蛇の形をしているとよく言われます。) 本能的に何万年も前から刻まれているのです(正確にいうと、おそらく、蛇を見たら、ぱーっと逃げる個体だけが子孫ができて、逃げなかった原始人や猿は、多くは死んだのでしょう。だからボトルネック効果だと思います)。

好き嫌い=好き(相手が味方)、嫌い(相手が敵) と本能的に脳が判定するので、理性で抑えられなければ、思い込みで誤爆して、何もしてこない相手も、びーびーと泣いて拒絶することになったり、「これは、蛇じゃない」と誤認識させるとか、要は弱者対応が出るのかなと思います。

そして、ゆがんだ認知のまま、2段目もチェックもしませんし、3段目の理解・推論でも、さらに過大にゆがんだイメージを作り上げるのです。
恐ろしいことです。フラットに、正しく見えません。セルフチェックもぜんぜんしません。

誰かが「それ、変だよ」といってくれればいいのですが、愚かな人は周囲の付き合う人も愚か者です。ですので、誰も「反対意見もチェックしなよ」といわれても、しないので、ずーっと思い込んだままなのです。

参考までに心理学の方の「認知のゆがみ」の説明をリンクしておきます。
日常の小さいこともそうですが、政治信条や経済の見方などもおきますね。

私が思うに、これってひどいケースは、XXX障害症候群といった病気認定すべきではないかなあと思います。
たとえば、100年前はADHDとか、発達障害という定義はなかったです。なんか、多動で、すぐ忘れっぽくて知的障害はないけど、仕事とか、一定の作業とかがうまくできないとかで、当人も周囲も困っている・・・というのが、だんだん研究で「ADHD」だという個性+精神障害だとわかりました。

ここまで、まともに物が見えず、ゆがんだことばかりしている人々は、当人が気づいていないだけで(だって生まれたときから、ゆがんで見えているわけで、自分がゆがんでるかわからないわけです)、何か検査システムを開発して、ここまでは日常生活できる、これ以上は誰かの援助がいる、これ以上は完全に精神障害であって、公的な仕事(つまり政治家や官僚、弁護士など)にはつけないか、補助者がいないと仕事してはいけない・・・といった支援法などを整備すべきかなと思います。当人気づかなくても、周囲が困りすぎると思います。
(もしかしたら、統合失調症の要因とかぶるとか、何かあるんじゃないかなとも思います。残念ながら、私は統合失調症の人と直接話をしたのは、1,2人しかなく、精神科医の先生たちのような臨床経験がありませんので、どの程度、似ているかわかりませんが。でも、研究すべきではないかなと思います。)
これ、おそらく放置すると、反社会性パーソナリティに進むと思いますし、また、新しく名付けますが、最近の弱者独身男性が狂暴化して、電車の中や町中でナイフを振り回すといった、ジョーカー症候群(私が仮に名付けました)に進む可能性があります。理性が切れたら、何をするかわからないのです。

ちなみに、アスペルガーの場合は、顔の表情そのものがうまく読み取れません。そのため、女性となかなか恋愛経験になれなかったり、空気を読めないといわれたり、大げさな表情をするアニメばかりを見る傾向がいくつかあるようです。見え方の違いがおかしいという意味では、このケースも似ていると思います。さらに研究が必要だと思います。

2022/8/20 追記
上記の認知・認識にゆがみ・さかさま眼鏡の人を、仮に「誤認知・さかさま認知症候群」と名付けることにしました。いったん、これで説明していきたいと思います。


以上です。

前回内容もぜひ、ご覧ください。

そういえば、こういう見方も興味深いですね。
こちらの場合は、韓国からの日本への劣等感ですね。まあ、いずれにしろ、弱いってことです。子供っぽいですね。


こちらもぜひご覧ください。


追記
2022/11/27
上記で、「XXX症候群」という名前で新しい病気を設定したほうがいいのではないかと提案しましたが、すでに似たものがあるようです。
複数の病因らしいのですが、「前頭葉機能障害」にあたるものです。


まさに左翼の人とぴったりな誤作動・誤認知なのに似ていますので、研究結果を追記します。

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