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おおざっぱなコラム まとめ~考古学編~

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考古学に関する自筆コンテンツと関連コンテンツをまとめました。 お楽しみください。
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2024年7月の記事一覧

プレ皇室研究: 朝鮮半島の鉱山を調べる。「魏志韓人伝」も調べる。

伊弉諾の職業がどうも農民ではないという話をしました。 https://note.com/kyokannazuki21/n/n7c17ce71fab6 じゃあ、なにかというと鉄素材とかを運ぶ船頭さんぽいです。あるいは運んで来て、そのまま売る金属専門商社ってかんじでしょうか? 弥生時代はまだたたら製鉄はなくて、朝鮮半島からインゴッドみたいなの(ただ、もうちょっと平でして、うーんうーん、鍬の板のはしっこが広くなっているやつです。下に写真を引用します。こういうのですね)を輸入して

日本の宝!! 篠田謙一 先生(国立科学博物館館長)

おおー、篠田先生 登場だぞ!! 日本人は全員見るべき!! 前もDNA分析はできたのですが、どっちかというと染色体の分析であって、核ゲノムまでわかるようになったという話です。 つまり、もっと丁寧に分析できるようになったのです。 もちろん、本も出されているのでAmazonででも探すとよろしいです。 しかし、これ、MCと茂木はいらん。邪魔。 素直に、篠田先生がすーっと頭から、基本編、最新編みたいに1-2時間の講義で1人で説明してくれるほうがいいです。 最後に、事前に想定問答集

これ、ちょっと面白い。ヒンドゥー教の神様の彫像。

正直、アジアにはそれほど興味がないのであるが、仏教とヒンドゥー教には、多少興味がある。 美術品がすごいのだ。気合が入りまくりで、宗教心がわかる。 これ、なんか久々に感動したのだ。 動画で、発掘から出てくるのも面白いが、静止画で見たい人もいると思うので、切り取って引用する。 シヴァだろうか。破壊神だ。 横になっているが、左の頭の後ろはたぶんナーガである。頭の数がいっぱいある龍神である。 へそから、蓮の花が出ていて、その上に別の神様がのっている。 あー、なんかあったが、忘

古代史研究: 宇美八幡宮

宇佐八幡じゃなくて、宇美八幡なんだな。 そして、宇美は、不弥国の比定地なんですな。 あー、支石墓が神社の近くにあるんだ。それはりっぱだ。ほんものだ。 24基も、木棺があるって大変ですね。 だって、そんなのすぐ用意できません。甕棺なら、作り置きがあったかもしれないけど・・・。樹を削るのしんどい。2,3人分なら、急死した1家族用にあったのかもしれないけど。死ぬ前から、棺桶の在庫があるって、厳しいですなあ・・・。 しかも、石鏃って・・・・。石の道具で削るのしんどいです。 まあ

プレ皇室研究: 伊弉諾、伊邪那美は何を仕事にしていたのか?

天照大神の時代になると、田んぼの記述がでてくるので、メインはなんだか稲作農耕のようです。 しかし、伊弉諾、伊邪那美夫婦ってあまり稲作してないんですよね。そういう記述がなく、沼島から、淡路島、四国、瀬戸内海、山陰地方をふらふらしている。 最初、「ああ、移民してきたばっかりで土地勘がないから、定住地を探していたんだろうなあ」と思ったのですが、どうも違うようです。 なぜかというと、伊弉諾は船の操舵が上手で、剣も持っています。つまり、誰かと戦うときが多かったのかなと思います。矛も持

古代史研究: INRIについて調べてみた。

INRIって、キリストの磔のときにラベル(罪状板っていうんだそうだ)に書いてあったもので、「ユダヤ人の王 ナザレのイエス」っていう意味である。ちなみに当然というか、ラテン語記述である。 (すいません。今回、長文になりそうです。うざくってすいません。) こういうやつです。西洋絵画にはだいたいお決まりで出てきます。 あ、INBIてのもあった。 「INRI は、イエス・キリストの磔刑においてその十字架の上に掲げられた罪状書きの頭字語(ラテン語:IESVS NAZARENVS

徐福伝説を調べてみた

なんか、調べるまでもなく、この人のがなんとなくまとまっているきがするwww らくちん。 https://nihonkodaishi.net/info-research/pdf/kaimei/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E5%A4%A7%E9%99%B8%E3%81%A8%E3%81%AE%E4%BA%A4%E6%B5%81-%E5%BE%90%E7%A6%8F%E8%AB%96.pdf ど

惜しい!! 神武天皇即位121年説。

別の人が、「神武天皇即位は121年」っていうのをいっていて、これはけっこういいのですが、惜しい。60年早すぎなのだ。 (私と宝賀先生の仮説は、181年だ。) この人はちゃんと干支をカウントしてまして、干支は60年ごとに回ってきます。 121年、181年、241年・・・という3つの候補があるのだ。 一般的なプロ学者さんの見解だと (1) たぶん150-250年の間のどこかだろう。 (2) 大和王権の確立は、だいたい3世紀前半。つまり201-250年の間。 っていうのが、わりと

これ、面白かった。古代 貝の道

鉄の道と、塩の道は、だんだんわかってきましたが、南のほうからの、貝の道っていうのがあって、この動画が面白かったです。 ここにも、貝の腕輪がみつかってます。 ゴホウラ貝以外に、イモ貝っていうのもあるんだ。 あたしゃ、貝のアクセサリーなんていらんけどwww ちょっときれいでも、ガラスのアクセサリーもらうほうがいいなあ。半透明できれいだし。 (とはいえ、和風の髪飾りで、着物を着た時につけるのは、白蝶貝のアクセサリーみたいなのをつけることもあります。) 友達が昔、沖縄に住んでい

ホケノ山古墳の被葬者は???

これは、立派な鏡です。 あまり興味がなかったが、うーん、これはちょっと推論する価値があるかもです。 例によって、Wikiを見ます。 時期と場所を確認します。あと、墓の形状と出土品を確認します。 「副葬品・出土遺物 大型壺(瀬戸内系、高さ77センチメートル・最大径65センチメートル) 中型壺(東海系、高さ26センチメートル・最大径24センチメートル) 銅鏃 約60本 鉄鏃 約60本 素環頭大刀 1口 鉄製刀剣類 10口 加飾壺 画紋帯同向式神獣鏡(がもんたいどうこうしきし

小泉Jrの暗愚さは、平安時代の皇子にもいた。永平親王の話。

アホのメディアが、小石川を押していますが、バカすぎると思います。その1人、小泉Jrについては、「もしかして、境界知能?」といいたいほどです。 もちろん、東大卒ってことはないです。(OBの人には申し訳ないが、Fランク大学です。アメリカ留学していますが、アメリカの大学は多額の寄付をすると入れてくれたりします。いや、まじに。) さて、実は平安時代にも、「血筋はサラブレッド、見た目はイケメン、でもバカで使えない」人がいましたので、1つ、ご紹介します。 その名は、永平親王といいます

古代 イスラエルの十支族は、「本当は」どこにいったか?

よく、インチキ古代情報で、「日本に来たのだー。徳島に来たのだー」という話が、いわれますが、まったく非科学的です。 科学的に否定しても、何度も何度も湧いてでるので、この集団記憶障害といった珍現象も出ています。 教えてやっても、すぐ忘れるのです。果ては、屁理屈を言い出して、「僕はやっぱり絶対、古代ユダヤ人が徳島に来たと思います」としつこくいっている人もいました。いや、0人じゃないかもしれないけど、1-2人来たって、それで野垂れ死にしたら、「イスラエル人は、日本の先祖」じゃないんで

伊都国の長官、奴国の長官。

伊都国と奴国には、長官と副官がいるのだ。 変な名前であるw でも、「卑弥呼」(日御子)のように、蔑称で記録されてある可能性が高い。 「「(末廬國から)東南へ陸を500里行くと、伊都國に到る。そこの長官を爾支(にし、じき)といい、副官は泄謨觚(せつもこ、せつぼこ、せもこ)・柄渠觚(ひょうごこ、へいきょこ、へくこ)という。1000余戸の家がある。代々の王が居た[1]。みな[2]女王国に従属している。帯方郡(たいほうぐん)の使者が往来して、足を止める所である。」となる。」 「

プレ皇室研究: 三種の神器の飾り方。

皇室のミームは、三種の神器を祭器として持っていることです。2つめは、太陽神信仰、先祖信仰です。 平原遺跡は、原田大六先生の見解では、玉依姫の墓なのですが、その理由が、三種の神器を持っていることと、ポールの穴があって、それが高千穂(高祖山)、日向峠にむかって、農耕カレンダー(太陽の位置を図って、稲作の重要タイミングをはかる。それで稲作の収穫率が変わる)をもっていることです。女王は、この日向峠のあるほうこうに向かって、埋葬されていました。 三種の神器+太陽信仰+稲作 で、これがミ