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「書く習慣」という本を読みました。

「書く習慣」(著者 いしかわゆき)という本を読みました。
良い内容でしたので紹介したいと思います。

内容は表紙の通り、書き続けるコツをいろんな角度から教えてもらえるものとなっています。

私自身この本に感化された一人で、今こうしてnoteに文章を書いています。
今はこのnoteをなんとか習慣にしようと絶妙なバランスで葛藤&奮闘しているところです。

この本のポイントを以下の通り勝手に3つにまとめました。

  • 書くことに特別なスキルはいらない

  • 書くことで世界が変わる

  • 書くことで自分と自分の周りが変わる

以下、印象に残った個所を、中身を引用しながら紹介したいと思います。

※目次の文章にも本の引用があります

「書く習慣」を読んで印象に残った箇所

 わたしたちの毎日にはなにに使っているのかわからない「謎の時間」が溢れています

「時間がない」と嘆いていた人も、「おや?」となるぐらい、わたしたちの毎日にはなにに使っているのかわからない「謎の時間」が溢れています。  この、ヘタをすると自己肯定感が下がりかねない事実から、目をそらしてはいけません。

『書く習慣』いしかわゆき著

何かを始めたい、習慣化したいと思うときには、平等で有限な時間の棚卸が必要となります。大谷翔平選手のように徹底した時間管理をしていない限りは、この謎の時間が浮き彫りになると自己肯定感は一旦下がるものです。辛いですが必要な過程と思ってまずは取り組むしかないですね。

ちなみに謎の無駄時間を認識できたからと言ってそれ以降は「やるべきことだけに100%集中」、とはならないのが普通の人間です。時間管理して目標決めてもついつい2chやyoutubeを見てしまうのが人間です(私です)。
それがやばいと思えていられることがまずは大事じゃないかと思います。(これくらい自分を甘やかさないと私のメンタルは持ちません)

「日記」のような文章なら、「身近なひとり」に向けて書く。「ノウハウ(知識)」なら、それを知らなかったころの「過去の自分」に向けて書く。

むしろ「日記」のような文章なら、「身近なひとり」に向けて書く。「ノウハウ(知識)」なら、それを知らなかったころの「過去の自分」に向けて書く。

『書く習慣』いしかわゆき著

ブログのノウハウについて調べると大体誰に向けて書くかイメージすることが重要と書いてあります。書き物でなくても何か物を売る商売であればターゲット層を意識するのは重要とよく言われます。

ただ私のような初心者にとっては、それだとそもそも始められないのです。
「過去の自分」に向けて、くらいの心持ちであればハードルはぐっと下がり挫折もしづらくなるかなと思いました。
この著者は基本的に文章から優しさがにじみでていて読みやすいです。

「いかがでしたか?」は死んでも使っちゃダメだと思います。

「インターネットにある「いかがでしたか?」でおわる記事のまぁ多いこと。 なにが「いかがでしたか?」だよ。知らんがな。」

『書く習慣』いしかわゆき著

「だからこそ、「いかがでしたか?」は死んでも使っちゃダメだと思います。」

『書く習慣』いしかわゆき著

共感できるし、面白いあるあるだと思いました。
ただ「わかる~」だけだとこの「いかがでしたか?」を普段使っている方に申し訳ないので、この言葉を見た時に私が受けた嫌な印象を表現してみます。

  • 自分で作った文章であるはずにも関わらずまるで他人の文章を丸々コピーして書いたような責任感のない印象

  • 視点が視聴者側にあり、その文章をただ見ているだけの立場で喋っている印象

例えば旅行ツアーの案内人がツアーの最後に言う言葉として「いかがでしたか?」は良いと思います。
旅行者は旅先の観光スポットや食べ物を楽しむために来ているわけで、案内人はあくまでその場所まで安全に誘導し、旅行者の楽しみな気持をより盛り上げるサポートをするのが主な役割だと私は思っているからです。

ですが、自分で作った文章に対して「いかがでしたか?」は上記の印象からせっかくそれ以外が良い文章でも興ざめしてしまう言葉だと個人的には思います。
ただ、使いたくなる気持ちも大変よくわかる(何かしっくり締まらないから常套句を使いたくなる気持ち、会話でいう間を埋めたくなる気持ち)ので、私自身も今後気を付けたいと思います。

「書くか、書かないか、ただそれだけ」だと思う。

ちょっとマッチョなことを言ってしまえば、「書くか、書かないか、ただそれだけ」だと思う。

『書く習慣』いしかわゆき著

傷つくくらい正論です。
話はそれますが、こういう「マッチョ」というような面白い表現が散りばめられており、そこから著者の人柄が垣間見えます。
「ストイック」の言い換えでしょうか(著者はアニメや漫画が好きみたいなので元ネタがあるかもしれません)、一見意味のないような表現が人の心に残ったりする、という意味で価値があるのだと最近感じるようになりました。

反応がなくても、みんな「ひっそり読んでいる」よ

反応がなくても、みんな「ひっそり読んでいる」よ

『書く習慣』いしかわゆき著

自分ごとに置き換えれば皆が確信できる主張ではないかと思います。
「読んでくれる人がきっといる」ではなく、「100%読んでいる」です。
毎回毎回グッドボタン押したりコメント押したりしないですからね。
(残念ながら最近は視聴者数がわかる分析ツールがあるので数値が定量的にわかってしまうのですが)

人の心を動かすのは人の心だから

何度も繰り返しお伝えしていたのが、「自分の思いを大切にする方法」です。 それは、あなたの体験はあなただけの特別なものだし、人の心を動かすのは人の心だから。

『書く習慣』いしかわゆき著

この本含め、自己啓発系の本って昔からあるらしいし、内容は大体似通っているのですが、なぜ私はこの系統の本を好んで読むのか自分の心を分析しました。

その理由は、著者一人一人のストーリーを鮮度よく知ることができるからだと思います。ノウハウではなく、著者の生い立ちや、人生の分岐点で芽生えた感情を知りたいのです。それが自分自身と全く異なる環境であればそれはそれで面白く教養となるし、似通った環境であればためになるのでなお良しです。

仕事の戦略は時代によって微妙に変化するから本も頻繁に出るというのもあるかと思いますが、いろんな人の人生やストーリーが知りたいのがメインです。
私以外の人もそういう人は多いのではないかと私は思っています。正直確信しています。

だから身を切り売りしている芸能人にファンがつき、人気が出るのだと思います。(彼らは身を切る思いでリスクを冒しながらも、高い価値を生み出していると私はテレビを見るたびに感じます。)

身も蓋もないことを言ってしまえばこの本だって同様な本は探せばあるだろうし、もっと書き方(ノウハウ)に特化したためになる良本もあると思います。

だけど、「この著者はどういう経緯でこの本を書くに至ったのだろう。どういった経緯でこの仕事をしているのだろう」というのが知りたくてこの本を読んでみた(ついでに書き方や習慣化についてためになる情報も知りたい)、というのが私の本音です。

私はこれまで様々なことに挑戦し、その多くは中途半端に終わり、そのごく一部は続いていたり長い空白期間を経て再開したりしています。
だから私にとっては読む本のジャンルや習慣化したいことは、なんでもいいです。

実際筋トレ、絵、音楽それぞれに同様な本(ノウハウよりむしろ習慣化するためのコツが書かれた自己啓発よりな本)があり、読みました。
根っこの部分は同じです。好きな気持があるか、始める目的は何か、最終的にどうなりたいのか。
そしてそれらの本はどれも著者のストーリーがふんだんに語られています。

そもそもこの記事だってはっきり言ってしまえばだれでも思ったことがあるようなことばかり書いてあり、「新たな知見が得られますよ」なんておこがましいことこの上ないです。
でも上記の考えを私は持っているので、一応公開する価値はあるかなと思っています。(まさにこの本の受け売りです)

最後に

いかがでしたか?
もしもこの記事が少しでもあなたのお役に立てたなら幸いです。

コロナ禍の収束による需要供給の不透明さや、世界の戦争による経済の影響など、大きな変化が強いられるこの令和の時代において、個人個人もまた変化を求められています。

そんな中で重要なことは学び続け、挑戦し続ける姿勢。
読書はそれらを実現するための、誰にでもできる最高のツールだと思いませんか?
賛同いただける方はぜひ今回紹介した本をこのページから購入お願いします!

↑下のリンクの記事を見ながら常套句を書いてみました。
それっぽくできてますかね?書いていて恥ずかしいです。
「本音ではなく常套句をそれっぽく書いてみたこと」を気づかれるように保険をかけて太字で強調しないと安心できない肝の小ささが見透かされているようで恥ずかしいです。
「政治も経済も興味ないくせに何様だよ!」ってツッコまれそうです笑
「お前ごときがマクロな視点で社会を語るなよ!」笑
「お前に言われたくねーよ!」悲
「本は買わねーけど記事は良かったよ!」糧


以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました。(これも常套句か。言い出したら何もかけないですね。自分で自分の首絞めました)

この本の最後に『「書く習慣」1か月チャレンジ』というのが載っていて、せっかくなのでいくつかチャレンジしたいのですが、文字数がnoteで推奨する文字数2500~3000字を超えたので次回とします。
ではまた。

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