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協会の作り方

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協会はどうやって作るのか、だれでも作れるのか、費用はかかるのか、どんなところに注意して作るのか、などを解説しています。
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イメトレで協会の未来を手に入れる

協会がうまく回っているイメージを思い浮かべてみよう。 イメージは、実現への第一歩となる。 うまく回っているイメージは、実際にうまく回す道筋を示すものとなりやすい。 「イメージできるなら実現できる。イメージできないものは実現できない」 と、よく言われる。 したがって、たまには 「イメージトレーニング」 するのもよいだろう。 イメージトレーニングによって、今後のアクションプランを明確にしてみよう。 協会を作れば、あなたは理事長だ。 理事長になり、協会が軌道に乗った状態を思い浮

汎用:団体の作り方

協会にかぎらず、一般的な団体の作りかたを解説します。 あたらしく団体を作ろうと思っている人は、参考にしてください。 【1】団体を作る前に1-1.すでにある団体をチェック あなたが始めたいと思っている活動は、 わざわざ自分が団体を立ち上げなくても、すでに活動をしている団体に参加して活動すれば済むこと かもしれません。 そういう団体があるかどうかを、いちど調べておきましょう。 この時代、ネットで調べるだけでもいろいろと情報が得られます。 むろん、そういう団体があったとしても

協会の理事の選びかたは何パターンかあるよ

はじめに会社に「社長」「役員」といったリーダーがいないと始まらないのと同様、協会にも「理事長」「理事」といったリーダーが必要です。 はじめから気の合う仲間数人で理事になり、ともに協会を運営していく、というのがもっともスムーズな姿ですが、そうもいかないケースはあります。 たとえば 「今のところ動ける人間が自分1人しかいない」 といった場合などです。 わかってはいるけれど…理事1人だけでも協会は作れますので、まず1人からスタートするのはダメではありません。 つまり「理事が

自転車に乗るように協会を作る

「起業」というとふつうは 個人事業主になる (小さくても)会社を作る をイメージするだろう。 しかし、それ以外にも 「協会を作るという形の起業」 が選択肢として存在する。 ▽ 起業願望を抱く人のほとんどは「何年か後」の起業を目標としている。 自分がやりたい事業が具体的に定まっているわけではないが、 「数年後までには何かが見つかるだろう」 という漠然とした考えを持っている。 そんな人達の9割以上は、その「何年か後」が経過しても起業することはない。 起業願望だけは持

協会の発想法

商品やサービスの開発を考える際、通常は市場のニーズに基づいた思考が中心となる。 つまり 「こういったニーズがあるからこんな商品を作ろう」 「こうしたニーズを想定したら、こうしたサービスが良いはずだ」 という考え方。 あるいは 「市場でこのポジションが空いているからそこを取りにいこう」 という戦略。 通常はそんなふうに考える。 しかし協会の場合は、この一般的な発想法とは一線を画している。 ▽ 協会の発想法は、より内発的だ。 「この協会とつきあえばもっと良い人生を送れる

変化したのはトリセツのほうだった

ナイフを刺すたびに緊張するオモチャ、「黒ひげ危機一発」。 海賊の親分を閉じこめた樽に刺していき、「当たり(ハズレ?)」を刺したときに親分がびゅーんと飛び出す。 ワーワーキャーキャーいいながらみんなで遊んだ経験のある人は多いだろう。 販売開始が1975年(昭和50年)なので、ロングセラーだ。 このオモチャ、発売当初は海賊を飛ばした人が「勝ち」とされていた。 なぜなら、閉じこめられた親分を助けるゲームだったからだ。 遊び方の説明書にもそう書いてあった。 しかし現在では、「海賊を

協会に養成講座があるべきなるほど理由

協会を作るとき、多くの協会は養成講座を一緒に作る。 むろん養成講座のない協会もあるが、可能であれば、養成講座はあるほうがよい。 なぜなら、1つには養成講座は協会の主な収益源になるからだし、また1つには、養成講座が 「協会に入るための儀式」 「会員どうしの共通体験」 という位置づけにもなるからだ。 養成講座の「ない」協会の事業モデルは 「会費さえ払えば会員になれる」 というものになる。 養成講座という「儀式」が介在しないため、雰囲気がどうしても表面的というかドライになりやすい

気難しい人もメロメロ、「設立趣意書」のパワー

題名は違いますが、今回はじつは の続きです。 今回は、ちょっと気難しい人に理事になってもらいたいケースについて。 セカンドベストの理事選び最初に強調しておきますが、理事の選び方は、理想をいえば 気心が知れている 協会の考え方に深く賛同してくれる この2条件を満たす人がベストです。 できるだけこうした人を選ぶことを優先してください。 でも、そういう人がいればよしですが、いないこともある。 いない場合は、また違った探し方をすることになります。 1つのパターンとして

協会総研について:「協会を作る」という起業の形

協会を作るという選択肢以前は、起業する方法といえば「個人事業主になる」「会社を作る」という発想しか世の中にありませんでした。 いまは「協会を作る」という選択肢もあります。 「生きるために仕事をする」 「自分(と家族が)食べていければいい」 という人には、個人事業主が向いています。 「儲かることをしたい」 「ビジネスになることをしたい」 という人には、会社を作るのが向いています。 しかし 「世の中の役に立ちたい」 「同じ思いの人たちとの良い関係を長く続け、一緒に発展したい

会員にお礼を言われる協会

協会は、ときには人に「新しい生き方」を提供することがあります。 会員になったことで、 今までの自分とは違う、新しい自分になれる ということがあるのです。 数年前、とある協会が、会員が交流する親睦会を立食パーティの形で開いたときの話です。 親睦会には当然、理事長や理事の方々も出席しています。 ある会員が協会の理事にこう言ったそうです。 「協会を作ってくださって、ありがとうございました」 協会を作ったことに対しお礼を言われたそうです。 「もしこの協会がなかったら今の私

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