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夜更かし
秋の夜長に嵌められて
半袖シャツじゃ肌寒い
虫の響きも一入で
頃良く情緒を慰める
このまま眠りに落ちたいと
山々ながらも目を開き
暫く今日に縋り付く
さらば季節の素っ気無さ
暮らしに胡座の鈍感さ
どちらに理由が有るにせよ
巡る思いがチープなら
不良品でも支障無し
ケチを付ければ跳ね返る
鳴らない羽に跳ね返る
夜更かし事無し訝しむ
天賦の無能と閃きを
闇に沈めたカプセルに
手当たり次第詰め込んで
花が散ったら掘り起こす
夜は私の身代わりに
朝に背を向け手を振った
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やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール