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路傍に落ちた君の跡

路傍に落ちた君の跡
時々見付けて爪を噛む
後悔するのも温もりが
そこにあるから仕方ない

路傍に落ちた君の跡
風雨や照り付く太陽に
曝され色褪せ変わるのは
それを見つめる僕の方

路傍に落ちた君の跡
いつかは別れも来るのかな
出会えばそれも当たり前
生きていけない訳じゃない

路傍に落ちた君の跡
時々見付けて爪を切る
楽しくないけど微笑んで
隣に落とすよ僕の跡

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