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揺るぎないもの削ぎ落とし 夜のしじまに火を点す 消えないように隠し持ち 氷の中に閉じ込めて…
誰も知らない傷跡を 胸に携え生きている それをおくびにも出さないで 素知らぬ顔で笑ってる そ…
ラッパを鳴らして行進だ 悲観楽観アルミ缶 大量消費のリサイクル 空は血迷い地は腐れ 予言書…
あっさり人って 死んじまうもんなんだな 別れをちゃんと伝えるなんて 実際無理な話しなんだけ…
いつも何かに追われてる 仕事の合間の昼食も 欠伸の振りして休むだけ だからと言ってこの日々…
頭からっぽ そんなわけない 横断歩道渡らずに 立って座って 赤を待つ 心ばらばら そんなはず…
闇を被った街灯が 途切れ途切れで結ぶ道 誰も居るはず無かろうと 腑抜けた面を引き摺って 月まで伸ばした影法師 梢の隙間にスクロール 毎夜爪弾く足音は 棚引く季節を携えて 旅を重ねる往来に 愚痴でも落として音を聴く 気紛れ詰め込む風船を 破裂するまで膨らませ 見果てた事もないくせに 取っ替え引っ替え夢を見る 夜道の背中に手を添えて 沈まぬ星まで歩けたら
いつも決まって通る道 町の外れの曲がり角 似た者同士の交錯に 他人のまんまでやり過ごす 中…
夏には用無し忘れ物 オレンジ色の団子面 寒くなったと名を呼べば 狸寝入りの不貞腐れ たんま…