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【探究コンペ:採択者にインタビュー!#4】不登校探究隊〜調査!北星余市高校〜

探究コンペ採択者にインタビュー第4弾!
教育探究科学群では「探究コンペ」という授業外での探究活動を経済的に支援する制度を用意しています。探究コンペでは学生の作成した探究計画書を教職員が評価し、妥当性があり実現可能な計画であると認められた場合は、探究活動の補助となる資金を獲得できます。

今回は、2023年2Qのコンペにグループで採択された中島佳子さんにお話を聞きました。なお、今回インタビューには参加していませんが堀越彩寧さん・山本遥希さんを加えた3人グループでの応募でした。

中島さん

探究コンペのテーマ:
不登校探究隊〜調査!北星余市高校〜
<概要>
この活動では不登校生徒の支援方法や教育現場からのアプローチ方法についてより深く理解し、現代の日本における不登校問題に対する新たな知見を提供することを目指します。
具体的な内容として、まずは不登校経験者を受け入れている北星学園余市高等学校の取り組みを現地で教職員へのインタビューや、授業・イベント見学を通して調査します。その後、他の不登校支援施設を見学し、先に訪問した学校との相違点を調査します。
この調査をもとにZoomで調査結果についてのウェビナーを行い、不登校の支援に繋げていく計画です。


ー探究コンペに応募しようと思ったきっかけを教えてください!

探究を通して自分が見学に行きたいと思っている高校の取り組みをたくさんの人に知ってもらいと思いました。また、大学が関与していることで、信頼を得ることもできると思ったので、より自分が取り組みたいと思っていることができるのではないかと考えて応募しました。
春のオリエンテーションの際ににコンペのことを聞いて、その時から「やってみよう!」と思っていました。調査したいと思っていたのが北海道の高校なので、経済的な支援があるのが助かりました!


ーこのテーマに取り組もうと思ったきっかけはなんですか?

自分自身が不登校を経験したことで、不登校について調べてみたいと思ったことがきっかけです。まずは現場を知ることが、不登校の子どものために何よりも大切だと思い、以前関わったことのある高校へインタビューに行きたいと考えました。その高校の先生には、不登校支援の団体を通じてお会いすることがあり、良かったら来てみないかと声をかけていただいていたので、そこでぜひ実施したいと思いました。見学に行った後は、そこだけで現状を知ることはできないので、ほかの学校も見学したいと思っています。
その後、具体的な支援方法を考えてみたいと思っています。例えば、高校の先生はどのようにふるまうのか、保護者はどうふるまったらよいのか、なども含めて考えたいです。


ー今回は3名グループでの応募でしたね。どのようにメンバー集めをしましたか?

学内SNSのTUNAG(ツナグ)で募りました。1人でやる内容ではないと考え、分担しなければいけないなと思っていました。計画から実行するためには、最低でも今の人数が必要だと思っています。


ーコンペの提出書類を作成するのは大変でしたか?

文字数を調整することが一番大変でした。しかし、以前別のボランティアに所属していたときに、企画書を書いた経験があったので、その経験が役に立ちました。
書類自体はチームで書きましたが、自分がメインで書いていました。他のメンバーには添削してもらったり、アドバイスしてもらったりしました。


ー作成に要した期間はどのくらいですか?

書類を書くのに2週間ほど、書き終わってから内容の確認に1週間くらいの時間をかけて行いました。
特に大変だったのは、期待効果と測定方法の部分でした。どうやって効果を測定するのかという点は難しかったですね。


ーコンペの結果発表についてどう感じましたか?

コンペの結果発表の当日にコンサートのチケット抽選に外れて(笑)このまま落ちるんじゃないかと思ってました!
発表を聞いたときは率直に嬉しかったです。探究計画のタイトルが少し遊んでいた部分もあって(笑)そこは少し心配していました。


ーフィードバックの印象はいかがでしたか

着地点が明確になっていない点について指摘を受けてしまうのではないかと思っていたのですが、思ったより高評価いただいていたので安心しました。
フィードバックをいただくことができて、頑張れる気がしました!
先生とコミュニケーションをとりながら探究できるはすごくありがたいと思います。


ー最後に、将来の展望について教えてください!

将来は不登校支援にかかわる仕事に就きたいです。学校の先生という立場ではなく、周辺から支える人になりたいと思っています。自分でNPO法人を立ち上げることにも興味があります。
でも1番は現在不登校の学生たちに、何らかの支援が届くようにすることが最優先と考えています。


中島さん、ありがとうございました。
探究コンペ制度を活用した今回の探究活動の成果を期待しています!

■桜美林大学 教育探究科学群の情報はこちら


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