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【学生企画:教探生にインタビュー #7】施設改善の提案「プレゼンルーム/畳スペース」

教育探究科学群では学生のアイデアを生かせるような環境づくりを大切にしています。
プラネット淵野辺キャンパス(PFC)には「謎部屋」と呼ばれる使用用途未定の部屋があり、学生の意見を反映させて作り上げていこうと計画しています。
今回は、PFCの施設改善アンケートでアイデアを出し空間づくりを提案した望月咲希さん、平塚蒼一朗さんにお話を聞きました。

望月さん・平塚さん

施設改善の提案
望月さんの提案▶プレゼンテーションルーム
プロジェクターとスクリーンを中心としてカラフルな座椅子やクッションを配置しています。森部屋と同様に靴を脱いで入る部屋となっており、明るい色のカーペットで過ごしやすい空間です。

カラフルなインテリアがかわいいお部屋です♪


平塚さんの提案▶畳スペース
落ち着いた色彩の畳の小上がりスペースです。い草のディフューザーや和テイストのプリザーブドフラワーが空間のポイントです。畳の香りは疲れたときにリラックス効果が期待できます。

気軽に腰かけられる小上がりのスペースです!

ーこの提案(プレゼンテーションルーム/畳スペース)を出した理由を聞かせてください!

畳スペース(平塚さん):
PFCには洋風の部屋(森部屋やラーニングコモンズ1など)が多いイメージがあるのですが、和風テイストの部屋やスペース、特にGDRの学修する場に畳があるスペースがあっても面白いんじゃないかと思って要望を出してみました。もともとは畳が好きで、畳に座ったり寝そべったりするときの居心地の良さが気に入っています。教探生の中には海外出身の留学生もいるので、多様性のあるキャンパスにしたかったという気持ちもあります!

プレゼンルーム(望月さん):
1Qのバイウィークに3階のGDRで友だちと話しているときに思いついたのですが、イベントなどの際にGDRのスクリーンで先生や学生がプレゼンしている様子を見ていて、大きな教室や会場以外の小さな部屋でプレゼンの練習などができる環境があればと思い提案してみました。GDR横にある謎部屋を活用したいという思いもありました。
教探学群は授業の中でプレゼンを行うことが多く、友だちの中にもプレゼンが苦手な人がいるので、人目を気にせずに練習できるスペースがあればと思っていました。プレゼンの練習やリフレッシュ、気分転換もかねて利用できる部屋があればと思い提案をさせてもらいました!


ー実現するにあたって大変だったことはありますか?

プレゼンルーム(望月さん):
同じことを考えているもいるかなと思っていましたが、誰もいなかったのでちょっと驚きました。実際に提案が通って、ゼロから準備をはじめるところは畳スペースと同じかもしれません。私の提案では謎部屋をレイアウトすることになったのですが、空間をどういう感じで作るのか、かなり悩みました。それ以外にも、例えばプロジェクターとスクリーンはPFCにあるものを使うことになるなど、何が購入できてできないのか、職員の方とやりとりをしながら詰めていくこともあって、椅子の発注など形状やサイズで希望通りにならないことなどもありました。
また、部屋のコンセプトやレイアウトを決めていくときに、いくつかのポイントを決めて検討をしていました。まず森部屋と同じように土足NGにするということ、次にスクリーンとプロジェクターがあるだけの無機質な部屋でなくその部屋にいて視覚でも楽しめる部屋にするなどです。実はあるドラマのシアタールームを参考にして謎部屋を作りたいと思っていて、友だちには映画館などに行ったときにどういう環境であればリラックスできるのかなど意見を聞いていました。

畳スペース(平塚さん):
まず、自分の提案が通るとは思っていませんでした。もちろん施設改善アンケートには目的などはきちんと書いていたつもりだったのですが、いざ提案が通って内容を見返すと、いぐさの匂いが良いなど具体性がなく、基本的にはゼロから畳スペースの企画内容を考え直すことになり大変でした。
企画内容を詰める際に職員の方と話す中で、提案当初はGDR横の謎部屋を想定していたのですが、GDRにある線路側のスペースに作ってねと言われてかなり戸惑いました(笑)ただ、どのタイプの畳を購入するかはあまり悩みませんでした。普通の1畳の形は想定しておらず、琉球畳のような正方形の畳ユニットをいくつか買って、基本は和室の小上がりのようなレイアウトで使い方次第で学生が自由に組み換えられるように考えていました。畳ユニットの組み立てるときに、他の学生と話しながら、どういう形だと使いやすいかを話しながら、今あるレイアウトに落ち着きました。
失敗したところとしては、畳スペースにあうようなちゃぶ台と小物も一緒に注文したんですが、いざちゃぶ台が届いて開けてみると思いのほか小さくて。。サイズを確認していなかったので完全に発注ミスです。4ー5人でちゃぶ台を囲むと、肩や足がぶつかってしまって、パーソナル・スペースを感じてしまうちゃぶ台でした。


ー学生にどういう形で使ってほしいですか?

プレゼンルーム(望月さん):
先ほど話したように、プレゼンの練習や少しリラックスしたいときに使ってもらいたいです。現在(取材時)はまだ使えないですが、10月中には使えるよう、お部屋の使い方などをルールとしてまとめて、節度を持ってメリハリのある使い方をしてもらうよう準備を進めています。ただ、そこまで厳しいルールでなく、飲食はOK、使用時間は13~17時の時間帯、事前申し込みの予約制などを考えています。多くの人から使ってもらえる部屋にしたいですね!


ー他の学生からの反響はありましたか?

畳スペース(平塚さん):
反響はとてもありました!夏休みの間に設置をしたので、3Qの授業が始まってから空きコマや授業の後に使ってもらっています。設置当初はきちんと使ってくれるかなと不安なところありましたが、みんな友だち同士で畳の上に座ってくつろいでいます。時々寝ている人もいますが、それだけ居心地がいいのかなと思ってうれしいです。ゆくゆくは畳を置いた効果検証を行っていきたいと思っています!

ー今後の展開について教えてください!

プレゼンルーム(望月さん):
例えば、部屋の壁に情報交換など色々と書き込みが行える「アクティブホワイトウォール」のようなものがあってもいいのかなと思います!そこに自分のお気に入りの映画や動画のタイトルを書き込んだりして、何らかのイベントをするなどできれば楽しいかもしれません。プレゼン練習用のマイクを追加したり扉を部屋の中の様子が見やすいように変えるのもいいなと思っています。最終的には教室とは違うリラックスして過ごせる第2の森部屋のような使い方もしてもらいたいです!

畳スペース(平塚さん):
GDR畳部屋計画!もしくは謎部屋Ⅱの畳化計画!冬に向けてこたつ部屋なんていいかもしれません。これからもみんなにとってPFCが使いやすくて、居心地のいい、そういった場所やスペースを作っていければと思ってます。



望月さん、平塚さん、ありがとうございました。
今後も教育探究科学群での活躍を期待しています!

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