文章で、遊ぶ。
満足の1日!
記事も書いたし、
読書もできたし、
勉強も大分はかどった。
大人になってから勉強できる時間があるって、
本当に幸せなことだと思います。
共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨
教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌
どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
noteというプラットフォーム。
Googleなどで検出されるブログと比べ、
蛍光カラーの背景や、
ポイントの浮きだたせなどの装飾はそこまでない。
それだけに、
「文章自体の表現力でどこまでやれるか」
という
フィールド感が漂っている気がする。
そして、
選択肢が限られるからといって、
工夫ができないわけではない。
遥か昔の時代につくられた万葉集。
その中に収められている
31音の歌にはあらゆる工夫が込められていた。
noteはそんな、
文章における表現力を
鍛えることができる場なのかもしれません。
表現力を生み出すためには、
様々な工夫が必要。
今回の記事では、そんな、
文章の工夫というテーマに絞り、
お送りさせていただこうと思います。
この記事は、メンバ―シップの
アフィにゃんさんとのコラボ記事です。
最後まで楽しんでいただけると
うれしいです。
まずは達意の文を!
「達意の文を書けるように」
小学校教員になって、
作文指導について学んでいた筆者は、
そのように教わりました。
達意の文とは、
意味・意図が明確で分かりやすく、
相手に伝わる文章のことです。
工夫を加える前に、
まずは「伝わりやすさ」が上位にきます。
一文が短いか。
主語述語が明確か。
一文一義か。
などなど。
そして、
この記事では大人相手なので、
もうちょっと突っ込んでみます。
『日本語の作文技術』(本田勝一 著)
という本があります。
シリーズ累計100万部突破の、
長きにわたって愛読されてきた
文章術のロングセラー。
本の中で著者が重要視しているのが、
「読点」
すなわち、
「テン(、)」
です。
このテンをどう打つかによって、
読みやすさが変わってきます。
そのテンを打つ場所には、
2つの原則があると述べています。
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一、長い修飾語が2つ以上あるとき、
その境界にテンを打つ。
二、原則的語順が逆順の場合にテンを打つ。
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今回の記事では1つ目の
「長い修飾語が2つ以上あるとき」を
考えてみます。
親しみやすい例になるよう、
「ごんぎつね」の文を、
テンを抜いてピックアップしてみますね。
述語は「住んでいました」です。
「住んでいました」に修飾するまとまりは・・・
つまりこれを踏まえてテンを打つと・・・
となります。
基本的なことかもしれませんが、
意外にテンを打つ場所は迷いますし、
過去記事を読み返すと「チーン」な文章が
たくさん目につきます。笑
著者の本田さんは、
テンというものの基本的な意味は、
「思想の最小単位を示すもの」
と述べています。
テンまでが1つの思想の最小単位。
テンまでを1つの細胞とするならば、
それの集合体が人体となる。
そう考えると、
文章というものが1つの生き物のように
感じますね。
ちなみに小学校にも、
「テンの打ち方」
を教える学習があります。
過去の授業コンテンツを漁ると、
こんな問題が出てきました。
あなたはこれを解けるでしょうか?笑
最後は難しい~ 笑
教科書を終えた後の発展問題として出題し、
解き終わった後は、
タブレットを使ってネタを探し、
『「、」クイズ』を出し合う活動にしていました。
文をおしゃれにしよう!
分かりやすい文章を書くために
必要なことを教える。
その後は、文のおしゃれを
小学生たちに教えていました。
いわゆるレトリックというやつです。
例えば・・・
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・倒置法
・比喩
・リフレイン(繰り返し)
・体言止め
・対句
・擬人法
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などの表現。
そういったテクニックを教えて、
使い慣らさせていくのも、
文章表現を楽しむためには必要です。
例えば、比喩。
比喩を教える授業はこのように始めていきます。
「『~』には何が入りますか」
と問いかけます。
すると元気のいい子どもたちがチャレンジ。
「キャンディーのようにあまいみかん!」
「いいね!めちゃくちゃ甘そう!」
そんなやり取りをしていると、
要領を得てきたのか次々と手が挙がるように。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・わたあめのようにあまいみかん。
・チョコレートのようにあまいみかん。
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など色々出てきます。
ここまでは挙手が中心。
ここからは自分が考えたものを
ノートに書かせていきます。
出てきたのは・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・夕焼け空のように赤いりんご。
・燃える火のように赤いりんご。
・トマトのように赤いりんご。
・ケチャップのように赤いりんご。
・赤えんぴつのように赤いりんご。
・ドラゴンフルーツのように赤いりんご。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こういう面白い意見は大好きなので、
素直に面白がっていると、
盛り上がってくる雰囲気になります。
「よ~し、やるな~!!じゃあレベル3だ!!」
そう言って、最後のお題を提示。
今度はまさかの前と後ろの両方!
子どもたちはどんな意見をもってきたのか!?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・マグマのようにあついなべ。
・辞書のように太い木。
・トマトのように顔が真っ赤。
・カメラのように光る太陽。
・隕石のようにでかい石。
・風のように速いウサインボルト。
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う~ん、面白いっ!!
子どもの想像力は本当に豊かです。
しかし、
ここで終わってしまっては、
「楽しかった」で終わり、身に付かない。
よって、日記であったり、
作文の学習であったり、
あらゆるところで使わせていきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・比喩
・体言止め
・擬人法
の3つのうち
1種類使っていてら10点プラス!
2種類で20点プラス!
3種類で30点プラス!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みたいな感じですね。
最初は、
表現が「ハマっていない」感じがあっても全然OK。
何度も何度も使っていくうちに、
自然に扱えるようになるので。
このような文章の遊び心を教えるから、
作文の中に工夫が生まれ、
文章を書くことを楽しむ子が増えていくのです。
アフィにゃんさん×文章術
数多くいるクリエイターの中で、
一際文章にこだわっているのが
アフィにゃんさんだと筆者は思っています。
アフィにゃんさんの文章は、
非常に理路整然としていて、
読みやすい。
この文章を読んで、
読みにくさを感じるでしょうか?
一文も短い。
一文の中にワンセンテンスが入っている。
歯切れとリズムもいい。
心から、そう思います。
それでもアフィにゃんさんは、
「文章を見てほしい」
と事前に何度か
筆者にチェックをお願いしていました。
「いやいや、ほとんど言えるところないぐらいきれいだけどなぁ~」
と思いながら、
文章とは関係のない、
行間の見やすさなどを指摘。
それでも、
「ありがとうございます!」
とひたむきにクオリティの向上を追求しています。
その姿に、素直に尊敬の念が湧いてきます。
ぜひ、一度、
「読みやすさ」という視点で、
アフィにゃんさんの記事を読んでみてほしいです。
きっと学びや気付きが、
溢れていることに気付くのではないかと思います。
アフィにゃんさんの記事は、
文章を書く上でのマインドを綴ったものも多い。
皆、同じnoteの書き手として、
共感できる部分が
たくさんあるのではないでしょうか。
まとめ
noteで記事をたくさん書けば書くほど、
自分の文章をチェックする習慣を
怠ってしまうときがあります。
筆者もそのような時があるので、
反省!
たまには、
「分かりやすいか」
という視点をもって、
自分の文章をチェックしてみるのも
いいかもしれません。
そして、分かりやすさを意識した後は、
楽しむこと!
文章をおしゃれにする。
文章で遊んでみる。
無限に生み出せるはずの工夫を、
これからも一緒に追究していきましょう!
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共育LIBRARY×メンバーシップの仲間のコラボ記事は、これからも発信していく予定ですので、楽しみにしてもらえるとうれしいです♪
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